知り合いの社長さんは屋久島に別荘を持っていて、しょ
っちゅう遊びに行っています。
もう、二十年以上前から通っているそうなんですがね。
それで、たまに、お土産をいただきます。
南国で栽培されているフルーツで、たんかんとか、パッ
ションフルーツとかね。
で、嫁さんに食べさせると「メッチャ美味い」と言いま
す。
で、ネットで買おうって話になって、買う話を社長さん
にすると……。
「やめとけ」と言われました。
理由は、フルーツを栽培している山（場所）によって、
美味い山と、美味しくない山があるそうです。
社長さんは、美味しい山から直接買って来るそうなので
、それで美味しいそうです。
顔見知りになった生産者は、やはり美味しい物を渡して
くれるそうです。
「ネット」で買っても、まず、美味くない奴が来るよ。
と言われました。
なるほど！ と納得しました。
ニュースを見ていると、二十世紀梨の出荷が始まったと
報じていました。
次々と生産者から、ＪＡに梨が持ち込まれている様子が
流れていて、ＪＡの係員が「今年の梨は天候がナンタラ
で、甘くて美味しいナンタラカンタラ」とインタビュー
で話していました。
まあ、マズくても、絶対に「マズイ！」なんて言いませ
んよね。
でね。
思ったのですが、その続々と入荷される梨って……。
ホントに美味しいの？
って、言うかさ。
先に書いた屋久島のフルーツと同じですわ。生産者は
ＪＡには「キロナンボ」で納めているはずです。
キロナンボとは、一キロ当たり、いくらと値段が決ま
っているってことです。
美味しい梨を納めても、不味い梨を納めても、同じ
「キロナンボ」なのです。
……ならば不味い梨はＪＡの「キロナンボ」に出荷し
ておいて、美味しい梨は、お得意さんやら店に直接買
いに来る客に、売った方が良いはずです。
「メッチャ美味いわぁ。また、来年も買いに来るわ」
って、喜んでくれる上に、「キロナンボ」じゃなくて
市場に出てる金額で売れるのです。
「どうせ食うなら美味いものを食いたいです」
ウチの近くに、「フルーツ街道」って道があって、時
期になれば直接果物が買える場所があります。
「そこで買わなきゃアカンな」と、思いましたわ。
で、次は米の話なんですがね。
米不足の話では無いです。先の話と同じ、米の闇の話
です。
果物もですが、米って全国各地で植える時期が違いま
す。
暖かい気候の土地や、寒い気候の土地がありますから
ね。
で、ウチの地域は、美味い米を作るには、五月の中頃
に植えるのが良いってＪＡが指導しています。
でもね。
言うこと聞く奴はオランですわ。（オラン→いない）
みんな、会社や学校が休みの四月末～五月初のＧＷに
植えますわ。
農作業を手伝う手があるからです。
美味い米を作ったとしても、一袋ナンボでＪＡに買い
取られるのなら、自分らの食べる米だけ良い時期に作
って、一袋ナンボ売る米は、手がある時に作る訳です。
世の食い物は、このような生産状態になっているので
す。
ああ。
どうせ食うなら、美味いものが食いたいですわ。
買う場所を考えないとダメですねえ。
はい。
本日は、これまで！
追記：
話はぜんぜん違うのですが、テレビのＣＭで、中条
あやみさんが出ている奴で「転職して良かった！」
ってやってるインディードのＣＭがあります。
「ホンマかいな？」と思って、ちょっとググって見
ました。
厚生省が発表している、転職して良かったと感じた
人の統計が出ていました。
それによると。
良かったと感じた人は、満足と、やや満足を合わせ
て53.4%でした。
何だ。半分じゃん。
ネットで買った果物と一緒ですね。
……つまり、「甘くない」
チャンチャン！