死人が歩いていれば、それはゾンビってヤツですね。
映画のゾンビには昔は色々とルールがあったそうです。
一番大きなルールはユックリしか歩けないことだそうです。ユックリ
歩いて近付けば、当然、相手に逃げられてしまいます。
（ユックリ近付いてくる方が恐怖感がありますが）
逃げ切れると話にならないので、作り手はあの手この手を考えます。
① 悲鳴を上げて振り向きつつ逃げるので、つまづいて転びます。
② 行き止まりに逃げ込んでしまいます。ビルなど屋上まで逃げると
それ以上行き場が無くなりますし、列車の中とか、船の中とか囲まれ
た場所でゾンビに追いかけられるパターンもあります。
最近はルールを破って「走るゾンビ」が現れたりしていて、ちょっと
面白さが半減しています。
・・そう言えば、日本はいずれゾンビに滅ぼされてしまうかも
知れないそうです。
日本人の平均寿命は伸び続けていて、このまま行けば平均90歳を
超える可能性もありますね。
50年ほど前は100歳を超えている人は全国で150人くらいだったそう
です。
それが30年ほど前は1700人。20年ほど前は15000人。2年前の2015
年は60,000人。
このまま行けば2050年には700,000の人が100歳以上になるそうです。
この70万の100歳以上が、全員、家で寝ていたら大変なことになるで
しょうね。
元気で仕事をしているとは考え難いです。おそらく半分は寝たきりで
しょう。
そうなると生きているのか死んでいるのかゾンビのような状態
です。
現在は100歳以上の人は60,000人以上いますが、110歳の人はほぼ
いません。
つまり100歳～110歳の間に、ほとんどの人が亡くなっていることにな
ります。
2050年に100歳以上の人が700,000人を超えた時も、110歳以上の人
はほとんどいないなら良いですが、110歳を超えてもゴロゴロいるよう
なら日本はゾンビに支配されてしまうと言うか、医療費で滅ぼされてし
まうかも知れませんね。
・・・・・・・・・・。
さて、別のブログで小説を書いているのですが、今までに妖怪やら、
怪物やら、人魚が登場したり、神様仏様、天国へ行く方法などの話を
書いて来ました。
今後は「幽霊」やら、「鬼」の話を書くつもりですが、死人が蘇る話。
つまり「ゾンビ」の話も書くつもりです。
誰が書いた話か忘れましたが、（多分、夢枕獏さんの本で見たような
記憶があるのですが）冬山の山小屋で、蘇って来る死者の話があり
ました。
・・・ウロ覚えなのですが、こんな風な話でした。
冬山で猛吹雪に会った二人の登山者が、山小屋にたどり着きます。
小さな一部屋しか無い山小屋で、火を起こして二人は天候の回復を
待ちます。（確か焚き木はあったような・・・）
数日が過ぎ、食料が無くなっても吹雪は止みません。
二人（ＡとＢとします）は焚き火をはさんで向かい会って座っています。
実はＡは去年もこの小屋に来ていて、その時に小屋の中に【食料】を
隠していました。（缶詰とかなにか）
食料は多く無くて、二人で食べるとスグに無くなってしまうので、Ａは
黙っていました。
その内、ＡはＢが座ったまま死んでいることに気が付きます。
空腹と疲労と寒さの為に、Ｂは死んでしまったようです。
ＡはＢの死体を小屋の外に引きずり出して、吹雪の中で苦労して雪
に穴を掘って埋めます。
Ａは小屋に戻って食料を取り出し、罪悪感にさいなまれながらも、
食べます。
腹が良くなって、Ａはやがて眠くなり、座ったまま寝てしまいます。
そして目を覚まして驚愕の為に飛び上がります。
雪の中に埋めたはずのＢが、焚き火をはさんだ向こう側に座って
いたからです。
ゆっくり近付いて調べて見ると、間違いなくＢは死んでいました。
Ａは、もう一度Ｂを外に引きずり出して雪に埋めます。そして疲れて
小屋に返ると、又、うとうとし出します。
そして眠ってしまって、又、目を覚ますと焚き火の反対側にＢが座っ
ているのです。
Ａは半狂乱になりながらも、その度に死体を外に引きずり出して雪に
埋めることを繰り返します。
・・・やがて天候が回復し、二人を探して救助隊が来るのですが、救
助隊の人たちは、雪の中からＢの死体を掘り出して、小屋に持ち込
もうとしているＡを発見します。
ＡはＢを死なせてしまった自責の念から、眠っている時に無意識で
Ｂの死体を掘り出して、焚き火の反対側に座らせていたのです。
正体はゾンビでは無いのですが、そんな怖い話がありました。
なんとか、そう言う風な話が書いて見たいと思っています。
・・・そう言えば、アメリカのトランプ大統領が、エルサレムをイスラエ
ルの首都に認定しましたね。昨日の大ニュースです。
イスラエルとパレスチナの二国間の交渉に任せておけば良いのに、
寝た子をわざわざ起こすと言うか、ゾンビを掘り出してしまったと
言うか・・・。
とばっちりが来ないことを願ってやみません。
本日は、これまで！
以下に小説ブログの、まとめのページへのリンクを貼っておきます。
今年になって第十話を追加しましたので、読んで無い方は読んで見
て下さいね。
おわり。
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