「他に書くことが無いの?」と言われそうな気もしますが、「そうです。
他に無いのです」と答えておきます。
今回も、またしても「貴族探偵」の話です。
昨夜も、トリックの根本が間違っている設定でした。
いくつでも突っ込める部分はあるのですが、もっともおかしい部分を
二つ上げておきます。
まず、容疑者が数人いるのですが、容疑者はタマタマ建物内にいた
人なのですが、殺人現場自体が密室でも無く、誰でも部外者が入れ
る場所でした。
つまり、容疑者以外の、全く違う人物が犯人でもおかしくない状況
だったのです。
なぜ、この数人だけを容疑者とするのか理解できない話の流れ
でした。
次に、トリックの根本の間違いは、死体が見つかって
大勢の人が現場に集まった時に、急に水道の水が出る場面です。
その日は、水道工事の日だったそうで、14:30~15:30まで水道が使
えない「お知らせ」の紙が張り出されていました。(ウロ覚えです)
犯人は殺人を行った後、自分の使ったカップを洗おうとして、工事の
為、水が出ないことに気が付きます。
そこで、とっさに「ため置きの水」が張ってあった桶の中に、自分の
カップと一緒に、他の人のカップも入れてごまかそうとします。
(この時に、水道の蛇口を閉めておけば、殺人の時間の特定が、
難しくなったのですが、ナゼか閉めなかったので、水道工事が復旧
した時に、水が出ることになりました)
もう、この辺りで、建築関係・設備関係の仕事をしている人ならば、
【ありえない設定】ということが分かるはずです。
水道工事のお知らせの告知の紙が貼られていたということは、緊急
の工事では無い ことになります。
「そうです!」緊急工事でも無く、水を止める工事を真昼間に
やることはありません。
しかも、たった一時間でできるような工事なら、迷惑が掛からないよ
うに、仕事の終わる時間以降に行います。
これは工事屋とすれば常識です。
14:30~15:30に行われた水道を止める工事をトリックの根本に置い
ている今回の話は、最初から間違っていると言えるでしょう。
完全に素人が考えたトリックです。恥ずかしいレベルです。と・・・
あえて厳しく言っておきます。
昨夜はベロベロに酔っ払ってテレビを見ていたので、忘れないように
メモしておいたのですが、そのメモをどこかにやってしまいました。
「間違っている部分があったらすみません」とりあえず、あやまって
おきます。
今夜も酔っ払いつつ、本日は、これまで!