何か面白いブログネタは無いものかとさがしていたのですが、
昨日のYahoo!ニュースにアメリカ航空宇宙局NASAの【驚くべき
発表】の話が載っていたので、その話を書くことにします。
アメリカ時間では9/26日。日本時間では9/27日の未明に発表された
内容は、木星の衛星の一つである「エウロパ」の表面に置いて水の
噴出の証拠を発見したと言うものでした。
別に驚くほどの発表でも無いと思うのですが・・・。エウロパの表面の
氷の下には、1900年代から海(水)が存在すると予測されていました。
今回の発表はハッブル宇宙望遠鏡で、2013年からエウロパを観測し、
南極付近で三回に渡って水分の噴出と思われる現象の観測に成功
し、氷の下に海があるとの確証が高まったそうです。
以前からエウロパの南極付近ではオーロラが観測されていて、その
原因が「水素と酸素」によるものと予測されていたのですが、今回、
証拠を確認したと言ったところでしょうか。
エウロパの海は、地球の海と似た成分であるとNASAは予測して
いて、「地球外生命体」の探査が出来ると期待されています。
・・・別のブログでエウロパの話を書いたことがあるのですが、それは
2014年の11月のYahoo!ニュースに載っていた「深海エビが地球外
生命体のカギを握る」の記事からでした。
その記事には、カリブ海の2,300mの深海で、摂氏400℃の高温熱水
が噴出する噴射口があって、その付近にエビが生息しているそうで
す。
記事には、木星のエウロパは同じような環境で、生命がいる可能性
が高いと出ていました。
別のブログと同じ話になってしまうのですが、このエウロパは地球の
【月】と、ほとんど同じ大きさだそうです。
2004年初版で、【ムーン・ロスト】と言うマンガがあり
ます。作者は【星野之宣】さんです。
日本のSFマンガの第一人者で、自分の好きな漫画家です。
そのムーン・ロストの中で、エウロパが描かれています。
近未来の、ある日、小惑星が地球への衝突軌道にあることが分かり
ます。
小惑星は、かつて恐竜を全滅させたと言われる隕石の100倍の大き
さであり、このままでは人類滅亡の危機がやって来ると知ります。
(実際に毎年数個の小惑星が地球付近を通過していて、現在は
NASAとヨーロッパで、小惑星の観察は行われていて宇宙船をぶつ
けたりして、小惑星と地球との衝突を避ける研究が行われています)
(このムーン・ロストに出て来る小惑星は、そんなことではどうにもなら
ないサイズです)
科学者たちは、衝突を回避する為に、すでに月面に建設中の実験
施設の量子加速器を利用することを思い付きます。
量子加速器で、ナノサイズのブラックホールを多数生成し、小惑星に
ぶつけて、消滅させる計画でした。
実験する間もなく、一発勝負でブラックホールは射出されましたが、
小惑星はブラックホールに飲み込まれて消滅しつつ、軌道をズレて
月に向かい、月を道連れに飲み込んで消滅しました。
地球は小惑星の激突をまぬがれましたが、完全に消滅しきれなかっ
た砕けた月の破片が落ちて来たり、月の引力が無くなって潮汐効果が
消滅し、地軸が狂って津波、暴風、気候の大変動が起きて、膨大な
死者も出ます。
アメリカは地軸の狂いで、極地になってしまい大勢の凍死者が出ます。
事態を打開する為に、月とほとんど大きさの変わらない木星の衛星
「エウロパ」を、木星の周回軌道から離脱させて、地球の月があった
軌道に持ってくる計画が実行されることになります。
この壮大な計画の中で、エウロパの氷の下の海に住んでいる生物が
描かれて、それを心配する人が現れたり、プロジェクトのメンバーの
中には、極地化したアメリカが現状のまま安定しないように、数十年
待って、アメリカが極地から離れたタイミングまで待たせる為に計画
を阻止し、失敗させようとする者も現れます。
(作中では、誰が裏切り者か分からないサスペンス味も出て来ます)
そして…感動のラストへと続くのですが、最後は自分で調べて見て
下さいね。
この本は「お気に入り」で、自分の本箱に入っています。
2020年頃には、エウロパの表面探査の宇宙船が飛ぶらしいですが、
25kmも厚みのある氷の層を、どうやって抜けて、中の海を探査する
のでしょうかね。
水の噴出を観測しているので、どこかに穴が開いているのでしょうか。
いずれにしろ、まずは表面探査を行ってからのことなので、氷の下の
海を調べるのは、その後の後継機になるワケで、首をキリンのように
して待つしかないようですね。
おわり。
追記:1
全然、関係の無い話なのですが、今頃になってNHKでやっていた
【朝が来た】の小説を読んでいます。
(ブームの時に、嫁さんが買って読んでいたものです)
めちゃくちゃ面白いです。
追記:2
ついでなので告白しますが、、つい先日、スターウォーズの
最新作の「フォースの覚醒」を観ました。(レンタルでね)
映画館で封切られたのは去年の暮のことですから、ずいぶん前です。
(自分は年に数回は、必ず映画館で映画を見ますが、この映画は
DVDで見る予定でした)
なぜか数十年前に始まった第一作目(エピソード4でしたっけ)と、
同じニオイがしました。
特に最後の方で、敵の基地内での戦いなどは、まだCGが荒かった
ころの学芸会(失礼とは思いますが)のような雰囲気で、いったい
どこに製作費をかけたのかな?・・・と疑ってしまうような出来でした。
(学芸会の鉄砲の撃ち合い見たいなカンジでしたよ~・・・悲しいな)
まあ、ルーカスさんが、ちゃんと関わっていないので、こんな風に
なってしまったのかなあ。
DVDを一人で見終わってから、嫁さんに「見る?」と聞いたのですが、
「見ない!」と、すがすがしいほど、キッパリ断られました。
・・・それでも、次の作品も見るつもりです。
・・・多分。今回と同じく、一年たってレンタルでね。