顛末書(てんまつしょ)とは、
経緯(けいい)書とも呼ばれ、事件や事故、仕事上のトラブルが生じ
たり、または商品やサービスに不備が発生したり、問題が起きた
場合に、上司や会社に対して、状況や経緯の一部始終を報告する
為の文章のことを言います。
(始末書は、その後、どのように納めたかを報告する物で、顛末書
とは性格が違うモノです)
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モバゲー単車の虎。昨日よりイベント「ステッカー争奪!狂人たちの
夜」が始まっています。
(狂人・・・ちょっとドキッとする言葉ですね。アホウの方がカワイイ)
久しぶりに仕事が忙しくて、イベントもあまり出来ていません。
ブログも書けないくらい疲れてしまっています。身体の疲れならば、
何とかブログの更新はできるのですが、精神的に疲れていると
書く気力を奮い立たせるのも大変です。
本日は、たまたまテレビにフリーアナウンサーの古館伊知郎さんが
出ていたので、「よし!奮い立ち(古館)、いっちょやろう(伊知郎)か」
と、思っての更新です。 (あ~。苦し過ぎるダジャレですね~)
イベントの方は、まあ、一万円くらい課金するつもりです。あとは状況
次第で考えることにします。
そんなこんなで、本日は、以下「たわごと」です。
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たわごとです。
皆さんは顛末書って書いたことはありますか?冒頭で書いた
通り、【不始末の経緯】を報告する書類です。
自分は何度か書いたことがあるのですが、全て役所に提出したモノ
です。
仕事で、市の仕事をすることが多いのですが、「顛末書を書け」と
言われて、書き上がると。まず担当者へ持って行きます。
次の日には取りに来るように言われて、赤ペンで訂正された顛末書
を返されます。
スグに直して提出します。
次の日に、また取りに来るように言われて行きます。前日と同じく、
赤ペンで訂正された顛末書を受け取って、直して提出します。
つまり最初の日は担当者が訂正し、次の日は、その上司が、さらに
訂正して、業者に書き直させるのです。
当然ながら、最初に提出した顛末書とは、似ても似つかぬ
別モノの顛末書になっています。
(要するに、業者が提出した顛末書じゃなくて、役所の担当者が自分
の都合の良いように書かせたモノです)
何が訂正されているかと言うと、業者のみが悪くて、役所の担当課は
一切の落ち度が無い書類に代わってしまっているのです。
逆らおうものなら「入札停止になるで!」と
脅されます。(ハッキリ口に出して言われたことがあります)
これって本当のことです。顛末書を訂正しなかったことが無いです。
必ず業者だけに責任を取らせます。
(役所はイチミリも責任を取りません)
役所はそういうものです。
業者は「いつか」仕返しのチャンスが無いものかと、思っている人は
多いと思います。(自分も、必ず、やったろう!と、思っています)
・・・さて、ここからが本文です。
実は、結末が出てから書こうと思っていたのですが、いつまでもダラ
ダラ長引きそうなので、ここらで書いてしまうことにします。
Yahooニュースに出ているので、知っている方も多いと思いますが、
千葉県の印○市の「花火大会中止」の話です。
この後の展開を考えると・・・楽しくなって来て思わず笑みが浮かび
ます。
当事者のことを思うと不謹慎だと思いつつ、どうしても笑って
しまいます。
印○市が8/27に開催予定だった花火大会が、開始時間から40分も
過ぎてから、中止が発表されたそうです。
見に来ていた大勢の観客は、当然ながら「中止するにしても、なぜ、
発表がこんなに遅いのか?」と怒りますよね。
市民からの中止の理由を問われた市は『調査中』ということで、中止
の理由を四日後に発表するのですが、まず「何で調査に四日も
かかるの」・・・。
事業費四千万を使って、8,800発を上げる市の大事業が、なぜ中止
されたのか・・・。天候はあまり良く無かったそうですが、すぐ近くの
市では、同じ日に花火大会が行われていたそうです。
8/31に発表された中止理由は【花火業者の作業遅延】【点火装置の
異常】を上げていたのですが。(要するに責任は業者にあるってこと)
花火業者が「点火装置の異常の報告をしていない」と言ったことから、
虚偽説明だったことが発覚。その後、市は「思い違いだった」と釈明し
ました。
(多分、業者は「もう何を言っても来年から指名停止だ」と腹をくくった
ので、怖いもの無しだと思います。業者を悪者にして自分らに批判が
来なくする戦法が使えなくなったことが分かります)
市は業者に【顛末書】の提出を求めるそうですが、これって
完全に『ヤブヘビ』です。間違いなく【役所の不始末】が明るみに出る
と思われます。
何せ【担当者が訂正していない】本当の顛末書が
出ることになるからです。
顛末書の提出を求められた業者は、取材に対してこう言っています。
中止理由を一方的に業者のせいにしようとする市に、「打ち上げ
場所が最悪な状況だった。場所をきちんと整備しようとする姿勢が
市に欠けていた」
通常は打ち上げる日に花火を設置することが当たり前ですが業者は
足場が悪いことから、前日から設置を開始。
ぬかるみでトラックが使えず、設置場所まで50m~100mを、重量が
最大25kgの花火を二つ抱えて、足場の悪い中を何度も往復。
全部で千個設置の計画だったそうですが、前日は夜22時まで作業
して、約3割しか設置できなかったそうです。
(大変やね~。市の担当者は、まかせっ放しで、見にも来なかった
のかな。・・・まあ、見に来たら、明日ヤバいかも~って、思うよね。
あ~・・・絶対見に来てないなあ)
大会当日は早朝5時から作業開始。スタッフも増員して必死に頑張っ
たそうです。(市の人は、当日なのに、誰も見にも来なかったのかな)
(失敗しても自分は腹が痛くない、どうせ税金の四千万円だからね)
作業の遅れが確実となった午後18時15分頃に、市に「定刻に打ち上
げるのは不可能」と連絡。
しかし市は「定刻」を譲らなかったそうです。
(それまでに見に来てたら、ヤバイって、思うだろう。もう役所も閉まる
時間なんだから、定刻を譲れんなら手伝いに来いよ。どこの市の事業
なの?)
業者は作業を続け、開始時刻の19時半から20分遅れた19時50分頃
に、設置が整い、最終点検に入ったそうです。
(業者は疲労困憊・・・フラフラでしょうねえ。もはや使命感のみ)
それが【あと数分で打ち上げられる状況】の20時10分に、相談も無く
市から突然中止を告げられたそうです。
業者は「主催者が設置場所を整えるのが、通常の花火大会の常識。
市は大会を成功させる為の配慮に欠けていた」と言っています。
(市は、設置場所がぬかるんでいたことは、当日の夕方に業者の
報告で初めて知ったと言っているそうなので、この市の大事業に
誰も現場を見に行っていなかったと、白状しているようなモノです)
業者は提出を求められた顛末書を【内容証明郵便】で市に
送付するそうです。
楽しいな~やれ~やれ~。訂正無しの顛末書の花火が、できるだけ
大きく花開いて欲しいと思います~。
・・・う~ん。それでも、たいてい、誰も責任を取らないのでしょうがね。
おわり。