たわごと87(走るな欽ちゃん) | 単車の虎ブログ  さらばモバゲー単車の虎 度々たわごと

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単車の虎ブログ第二章。配信停止のその日まで。新たな気持ちで再開したつもりが、今はただの課金ゲームになり下がり、惰性で続けることに・・・ブログはもはや「たわごと」のみとなっております。

昨日のブログで、北朝鮮のことを書くと宣言しましたが、あっさりと


撤回して、別の話を書くことにします。


別の興味ある話を思い付きましたので・・北朝鮮の話は、又、どこか


でチャンスがあれば書かせていただきます。




さて、本日の副題の「走るな欽ちゃん」の「欽ちゃん」とは誰なのか・・・


そうです!。コメディアンの「萩本欽一」さんです。


大昔にはコント55号。最近は、SMAPの香取慎吾さんと司会をして


いる、全日本仮装大賞で有名ですね。




その欽ちゃんが、先日、落語家の林家たい平さんが走った、24時間


チャリティーマラソンを走ったことがあるのですが、知っている方は


いますかね。




2007年のことだそうです。当時は六十六歳です。・・・この番組でマラ


ソンと言えば、最後に視聴率がグーッっと取れるヶ所なのですが、


ユーチューブで見てもらうと分かるのですが、欽ちゃんは最後では


バテバテのフラフラで、死にそうな顔になって、見ていられない虐待


を受けているような映像でした。




「もう良いから、棄権したら・・・」もう、「走るな欽ちゃん」と、


言ってしまいたくなるほどのボロボロで、最後まで苦しみながらも


ゴールしました。




視聴率はどうだったか知りませんが、あれは、走らせてはいけない


人だったと思います。


ウワサでは出演料が過去最高の2,000万円だったとか言われていて、


テレビ局は走らせずに、そのまま2,000万円を寄付した方が良かった


などと言われていますが、タレントが出るとギャラが発生するのは


当然のことです。


それなら最初からチャリティー番組などやらなければ良いです。




・・・さて、長々と書きましたが、ここからが本番です。


24時間テレビで、欽ちゃんは何キロ走ったか?


距離は70kmだそうです。




普通の人の歩く速度は、どれくらいなのでしょうか?




≪鼻歌を歌いながら歩く速さで、時速3km≫


≪普通に歩く速さで、時速4km≫


≪真剣に歩く速さで、時速5km≫


≪フルマラソン選手で、時速20km≫




よく賃貸マンションなどのチラシに載っている【駅から○○分】と言う


のは、法律で決まっていて、時速4.8kmだそうです。


坂道でも階段でも時速4.8kmなので、不動産屋さんは、かなり歩く


のが達者なようです。




以上のことから分かるのは、欽ちゃんが走った70kmを通常の速度


で歩くと70km÷4km=17.5時間という計算になります。


24時間あれば楽勝の計算になるのですが、欽ちゃんはボロボロに


なって、ギリギリの到着でした。


あまりに痛々しくて、最後は「走るな欽ちゃん!」棄権しろと、応援


しました。


(走るな!・・・と言うまでも無く、フラフラで歩いていましたが・・・)




ナゼこんなことになったのか?




それは前半で欽ちゃんを走らせてしまったからです。最初から最後


まで歩いていたならば、楽々ゴールできたのに、最初に走らせた為に


欽ちゃんは足を痛めてしまって、最後はボロボロだったのです。




欽ちゃんが走り始めた時に戻れるならば「走るな欽ちゃん」


声を掛けることが出来たのに・・・と思います。




・・・・・・・・・・。



上で、ここからが本番と書きましたが、実は、ここからが


裏本番です。




ネットニュースを見ていると【算数・数学の自由研究】作品コンクール


で入賞した、中学二年生の研究結果が、メッチャ面白いです。




「メロスの全力を検証」という題で、「走れメロス」を研究して発表して


います。




「走れメロス」は文豪、太宰治の書いた小説です。国語の教科書にも


載ったりして有名ですね。


去年「火花」で芥川賞をとった、お笑い芸人のピース又吉さんも大の


ファンだそうです。




メロスは自分の身代りになった親友の命を掛けて、王様から言われ


た三日間の内の初日と最終日を使って39kmの距離を往復します。




発表した中学生は、初日の出発は「初夏、満天の星」との記述から、


スタートは、零時と推測します。到着は「陽はすでに高く昇って・・・」


「村人たちは野に出て仕事を始めていた」とあるので、午前十時と


仮定して計算すると・・・39km÷10時間=3.9kmとなります。


(上の人の歩く速度の記述を、思い出して下さい)




つまりメロスは走らずに 歩いていた ことになります。




最終日のメロスは、薄暮の頃目覚めて、悠々と身支度をして出発し


日没ギリギリにゴールの刑場に到着します。


中学生は北緯38度付近にある、イタリア南端の初夏の日の出が、


だいたい午前4時で、日の入りが午後7時ということを調べ、途中、


メロスは川の氾濫や山賊に出会うアクシデントのタイムロスを計算


して、移動速度を算出します。




その結果。野や山を進んだ最終日前半は時速2.7km(鼻歌を歌って


歩く速さ)。アクシデントに会って、頑張って走った後半を時速5.3km


(早歩き程度)と計算。




つまり、メロスは親友が処刑されるかも知れない状況で、歩いていた


と結論付けて、「走れメロスのタイトルは、走れよ!メロス。の方が


合っている」と発表しています。




この中学生。面白過ぎますよね。




更に、評論家は中学生が検証したことの他にも、メロスは身代わりに


なることを、親友に許可をとらずに王様と約束をしたり、自分で自分を


「真の勇者」と呼んでみたり、走る速さは「韋駄天」と言いながら、走ら


ずに歩いていたメロスの【あつかましさ】を指摘しています。




中学生のレポートは、最優秀賞に輝いたそうですが「さもありなん」


将来が楽しみです。




本日は「走るな欽ちゃん」「走れよメロス」という語呂の良いお話でした。




終わり。