Fagus crenata -4ページ目

Fagus crenata

山やら川やら沢やら旅行やら思いつき日記

5/1(木)
家を6時過ぎに出発し、電車を乗り継いで、松阪、三瀬谷。
そこからバスを1時間半強。
6時間の列車の旅を経て着いたところは、関西の秘境、大杉谷。

ずっとずっと念願であった、大台ケ原~大杉谷の開通!!!

皆さんのレポを拝読し、「高さにクラクラ」、「濡れた岩肌での緊張感」etc
一人で歩けるか不安であったが、
『この開通で行かなければ!』と、一日前に山行を決めた。
そんなわけで過去最高の睡眠時間の少なさで臨んだ。


 
写真、Sさんより



ゲートを過ぎて、睡眠不足を忘れさせられるほどの、いきなりの渓谷美!
 





目が覚めた!





 
写真、Yさんより





 
 


濡れた岩肌を、鎖を持ちながら何度もアップダウンの道をしっかりと歩く。
時々、苔むす森や、川の美しさ、滝の清々しさ、高い吊橋から見る蒼さに癒されながら。

バスでご一緒になったYさんやSさんと時々お話させて楽しませて頂く。
Yさんは関東から来られていた。
バリエーションルートをご自分で計画なされながらの山行は、大変興味深いお話だった。
そして、この大杉谷、「山と渓谷」に今回の開通が記事になっていたことを教えて頂いた。
この秘境が全国に知れわたる。
なんだか嬉しいような、少し悔しいようなwww

Sさんは名古屋から。
大きなカメラ、三脚。
夕食時にご一緒になって知ったのだが、素泊り&美味しそうなお野菜までパッキングして35Lザックに納めていた。
雪山へも行かれるようで、今回ご一緒になったお二人は随分山に慣れた山屋さんだった。


初日は5時間ほど。
12時半に出発して、桃の木山の家には17時半頃到着予定。
 




歩き始めで攣った足をかばいながらゆっくり歩く。
日出ヶ岳まで14.1km、 登山口標高292m、日出ヶ岳標高1678m
累積標高(上り)1965m、(下り)609mとのこと。
標高差は、1400m弱ある。
しかも一日目の標高はそんなに変わらない。(桃の木山の家の標高は480m)
二日目、堂倉滝ぐらいから一気に上がるような感じだ。
この一気に日出ヶ岳に駆けあがる感がなんとも気持ちがいい!




 
写真、Yさんより



澄んだ蒼色と新緑を撮らずにはいられない。



    
 


  
 ヤマツツジもちょうど見頃




 
 

 

 
ときどき、苔むす森




 





    
 


 

吊橋を何度渡ったでしょ。




高い所から見おろす蒼色もまた美しい。
    
 





    
 


 
 
 千尋滝(せんぴろたき)
歩いて2時間ほどで大杉谷の最初の滝。



  
 

高所からの迫力ある音に秘境感がますます深くなる。


この大杉谷エリアは、携帯電話は繋がらない。
三重県側からの最後の繋がる場所は、大杉センタ-だったと思う(登山口ではない)。
奈良県側は、日出ヶ岳周辺から。

    
 

    
 
 
この渓谷特有のずっと続くアップダウンが無心にさせ、気づいたらスタコラ歩くだけになってしまっていた。
気づいたら岩と鎖と下ばかり見ていたようなwww
シシ淵でゆっくりしたいのもあったのも理由の一つだった。




    
 

 
 

 
写真、Yさんより




全体的に注意が必要なのだが、このシシ淵辺りのトラバースが特に注意が必要かもしれない。

 





  
写真、Sさんより
 







眠いだるさと闘いながらやっとのことで、シシ淵。
やっとのんびりできる。
    
 
    
 

 
 
 


 

あまりゆっくりしていると眠たくなってきたので歩き始めた。




   
 

 



初日の見どころの最後は、平等嵓。
この手前の吊り橋が長くて高くて最高だった!!!
秘境感が半端ない!!
ここからCT40分ほどで桃の木山の家。


 




お風呂&ご飯&ビールが待ちきれないとばかりに急ぎ、17時前に到着。

   


 
 写真、Yさんより 


 
 


小屋の吊橋の前で写真をYさんに撮って頂いたが顔が半分死んでいたww
身体だけが元気そうで余計に痛々しかったwww



早速お風呂。
ヒノキ風呂!
かなり暑かったので大感謝!
もちろん石鹸は使用できないので♪
このような水が美しい所で石鹸は使いたくない!!

そして、ビール!夕ご飯はアルファ米と中華丼。
Sさんに頂いたおうどん!
YさんとSさんとまったりしながらお山のお話は最高に贅沢だった!!!

部屋に戻ると19時半。
もうすでに眠っておられる登山者の方がいたので、荷物整理は翌朝にして、翌日の山行の確認。





するはずが、途中で就寝・・・





こう見えて繊細なので山小屋では眠れないのだが、この日はよーく眠れた。
寝不足に感謝。





 


  
 
写真、Sさんより


いつの山のことですか?!

秋ですが。。。季節感がまるでないブログになってきましたねー(・∀・)

さて、この山行前日、遅番終わりで帰宅後大峰奥駆装備でパッキングするも、TVを観たりグダグダとしたりで、当日、朝四時半に完了(-.-;)

行き当たりばったり的な今回のプランに不安が隠せず、ここでプラン2に変更。
プラン2とは、久々のユルユル&ガッツリ山ごはん&ビール山行に*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


狼平に一泊か二泊で、弥山と八経ヶ岳と行けたら釈迦ヶ岳に♪
ということで、奥駆はお預け。

前鬼のバスも運行していないし、そこから先のエスケープも随分先になるし。。。
ここは、生半可な計画ではだめですね。。。1

ということで、いつも通り、睡眠時間が2時間ほどで行ってきた。



11/4(月)
下市口8:47バスに乗り、天川川合へ一時間ほど。

睡眠時間2時間はきついので、バスの中で寝ようとしたのだが混雑がすごくて、そして、隣の60代ほどの男性が片方の足を、補助席に座っているこちらの方まで投げ出してきたので、18kgの荷物は私の膝の上。。。足の置き場にも困った。隣の男性は、もちろん悠々と。
おそらく気づいているのだと思うのだが、こういうお行儀の悪い人もいるのだな。。。と。




さて、バス停に着いて身支度をして出発。
あら?天川川合から弥山登山口がわからない。
地図とにらめっこしたが反対方面に向かっていた。
帰ってきて、地図をもう一度見直したが、なぜここで反対方面に歩いたのか不思議で仕方がなかった。
疲れていたとしか言いようがない。

    
 

バス停から登山口まで10分ほど歩き、弥山登山口10:50出発。
杉林の中を歩いて行く。


そのあとは自然林のなかをどんどん歩いて行く。


 

少しすると鉄塔があり、そこからの眺めがいい。

 



カメラの調子がおかしくなり、とうとうレンズの窓が開かなくなった。

時間も気になってきたのでスマホカメラ撮影だけに。
が、このあとかなりの雨になったので、一日目の写真は全く撮らなかった(w_-;


 




栃尾辻まで3時間弱。
着いたのは14:00だった。
小さな避難小屋がある。
ここで泊まるくらいなら、持っているテント泊にしたいという感じの小屋だった。

この時間で出会う人は少なくなってきた。
ここから狼平までは2時間。
何度もトラバースでピークを巻きながら奥まで入って行く。
途中一か所西側に入る辺りにうっすらと踏み跡があってそこで迷いそうなところがある。
何度か広いところに出る所も、落ち葉に道が隠れて不明瞭だった。
ここは初めてなので慎重に進んで行った。

ナベの耳辺りからだろうか、雨が本降りになってきた。
とうとう観念してレインウェアを着用。
途中で霰も降ってきた。
登山口からコースタイム通り、5時間かけて狼平に着いた。
16時過ぎ。


中には、その日弥山泊予定のNさんとWさん、そして、大峰をよく歩いている男性の方がいらっしゃった。
避難小屋は、一人歩きだと、女性ならではの不安がある。→着替えじゃないよ♪
晴れていれば、持参していたテントを張りたかったのだが、なかなか雨が上がらないので避難小屋泊まりにした。

山ごはんを楽しむべく、東京ねぎ、じゃがいも、人参を切って、無印良品の「タッカンマリ」の素で鍋をした。
 
かなりの食材を担ぎあげてきてうれしかったので、Sくんに撮ってもらった。
三人の男前より食欲とビール♡


夜、外に出た。
小雨になっていた。
翌日の天気予報は、曇りのち晴れだったように思う。


11/5(火)
起床は5時半ぐらいだったかと思う。
この日もゆっくり。
翌日は曇りだったので、もう一泊するのも止め、下りることにした。

小屋の近くの小川側で、○ん○を踏んだ。
隠れる所が少ないので仕方がない気持ちもわかるが、せめて、簡易トイレで済ましてほしい。
他のSNSでも同様の感想を述べられていたので、おそらく同感の方々が多数だと思う。
もちろん、私はモンベルの簡易トイレできちんと大の方も持って帰らせて頂きましたよ♪


少し肌寒い、弥山への長い木道を上っていく。
所々凍っているので、ツーと滑る。
ここを下りたくないなあ。
帰りはレンゲ道から下りることにした。

木道終わるとなだらかな道が多かったように思う。記憶がまだら。寝ぼけてた?!

晴れてきたので、やっと出番のスマホのカメラで写真を撮った。
弥山への道は、神さまがいるにふさわしい清々しい道だった。

 



7時半ごろ山頂近くに来ると、大峰らしい立ち枯れ現象の木々。
 



まず先に、天川弁財天奥宮へお参り。

 


 

そして、弥山小屋を経て、八経ヶ岳へ。
この道は、霜が下りていて、所々凍っていた。
もう、大峰も秋と冬の境目。



  

 
 弥山と向こうに大普賢岳 

アップしてみて
 
 
  
釈迦ヶ岳
 
 
 
八経ヶ岳から見る大峰の山々は素晴らしかった。
大昔の人々は、このどこまでも続く稜線が、聖地熊野へ辿りつける橋のように見えていたにちがいない。
畏怖するものが現代の私でさえ感じられる。

8時半に八経ヶ岳を発ち、レンゲ道で下りる。
   
 
 
  
 
 
 


途中、鹿の親子3頭と出会う。
   
 
 
   


「キャー!!」の声に、「あっ!鹿がいる!」と気づく。
初めてこの「キャー!!」を聞いた時、鹿とは思わなかった。
屋久島でヤクシカの声を聞いたのだがびっくりした。

ずっと「キャー!!」の叫び声が止まない。
ふと見ると、バンビちゃんが!!
「きゃー!!かわゆい!!」と声を発したら、今度は威嚇された。
「ごめん。ごめん。」
お互いに間を取りつつ進んでいく。
こちらは、スマホカメラで脅かさないように望遠で写真を撮ろうと必死だ。
結局、スマホカメラの望遠は粒子が荒くはっきりと見えない。
動物に出会えたので満足だった。





   
 


9:20高崎横手出合で、狼平避難小屋に戻り、荷物をピックアップ。
いい天気なのでゆっくりしていた。

10時過ぎに小屋を発ち、ふもとの蕎麦でも頂こうかと。


   
 
 
 

 
 

12時に栃尾辻。

14時過ぎに登山口。

 

洞川温泉へのバスが出た後だった。
その後のバスに乗っていくと帰ることができなかったので、蕎麦も温泉もあきらめ帰ることにした。


次は、前鬼まで、いや、奥駆を熊野まで歩いてみたいなあ。


そして、Nくんは、ただいま奥駆真っ最中だ。うらやましい。がんばって。
お久しぶりです。
最近ずっと疲れ感と眠気が半端ないtantomileです。


さて、やっと昨年の秋の山行が書けましたが、このあと、大峰・岩湧山がまだ残っております。
ですが、関西の登山部門で知らない人はいないという、パワーブロガーさんとご一緒させて頂きましたので、先に書こうと思います。

2014年4月9日(水)
吉野駅~青根ヶ峰~四寸岩山~蜻蛉の滝

カワセミさん とご一緒させて頂きました。

いつかご一緒したいなあとずっと思っていまして、今回ついに実現しました。

カワセミさんは、アルプス日帰りという山の変態さん(!)なので、ご一緒させて頂くのが楽しみでもあり、恐くもありwww
あきつの小野スポーツ公園に車を回して下さって、そこからコースタイム4時間の吉野山駅まで来て下さいましたー。
(本当に山の変態さんだったんだーwww)
かなりの速さで落ち合って下さいましたよ♪

落ち合うまでの下千本はというと。。。 

 


 
どうですか!この桜!
吉野の桜!素敵でしたー!


と、手にはパンを持って頬張りながらwww 


カワセミさんに、こちらまで来て下さるのなんだか悪いなぁ、でも、せっかくこの時期に来られたのだし、この日満開になった下千本を見られないのも。。。とかいろいろ思いながら歩いていると連絡が!

ケーブル駅辺りで落ち合えましたヾ(@^(∞)^@)ノ

カワセミさんは優しそうなお兄さんって感じでした。
お兄さんに甘える妹って感じで、ずっと、甘えさせて頂きました(*^▽^*)
ということで、
もうすでに私はこの30分のアスファルトの上りで疲れていたので、早速甘えること開始ー
「花よりお団子」を提案し20分ほどの休憩♪
美味でございましたー
また、食べてる私www



かなりの観光客の多さと、かなりのアスファルトの坂の道の多さに、もう疲労感が隠せない(汗)

アスファルトの坂があらわれると、「こちらのほうですよね」と平坦な道の方へ行こうとする私。
こんな感じで青根ヶ峰、四寸岩山まで歩けるのかしら?!wwwと思いつつ、カワセミさんの程よいペース配分のおかげで、なんとか歩けることができました。


    
 


しずやしず~の歌で有名な蔵王堂、若い頃その当時付き合ってた彼と行った吉野水分神社・・・・
その彼は、さっさと結婚して子供さんもいらっしゃるとかwww
いい思い出です。



せっかくなのでツーショット写真をお願いしたら、こんな偶然写真を撮って下さって、面白かったので

 

もちろん、ベストショットバージョンでも撮って下さったご親切なお方で、バッチリ、ツーショット写真も撮って頂きました!
が、あまりにも疲れ感が出ていて、いつもより10歳くらい歳いっていたので今回はパスで♪






 


 

 




暑さと、観光客の多さと、アスファルトの坂と、いろいろな思いがでてきて、頭がいっぱいになってきた頃、ちょうどお昼休憩!!
高城山の展望台で1時間ほどカワセミさんとゆっくり山のお話ができて本当に楽しかったです!!
カワセミさんは、いろいろな山へ行っておられるのでそんな山のお話ができるのは、私にとって大変な幸せな時間なのです。
食後のコーヒーまで楽しんだ後、奥千本の桜はまだなので周らず、いざ、青根ヶ峰へ!
やっと、静かな山歩きができました。
青根ヶ峰は有名なのでどんなところだろうかと楽しみにしていたら、あっという間の林の中の山頂でした。


 

時刻は13時前。
コースタイムで青根ヶ峰から四寸岩山まで往復4時間。
それから下山に、あきつの小野スポーツ公園まで1時間半。
到着は18時半か。。。
行きましょ!!ということになり、四寸岩山へ。

やっと、お山歩きになり楽しくなっていたら、また、アスファルト道。
そして、そのアスファルト道での、あれ?これどっちだろう?的な分岐も多くありました。
それを越えると、やっと奥駆らしい道に出会えました。
ここから奥駆のアップダウンの激しい、まさに修行の道。
急登すぎて、途中、ストックを使わないほうが上りやすい道もありました。
下りもまた然りでした。→得意の四点指示!!


カワセミさんは、どんどん歩いて行きます。
疲れがなさそうでした。
私は、ゆっくりゆっくりで、ぼちぼち上って行きました。
途中、「あー、ここ滑ったらどこまで落ちるんでしょwww」と、横目で見ながら上り、「帰りの下りちょっと緊張するな」と帰りの心配www
その急登を越えるとなだらかな道にでて、そして、また急登。
途中、雪が残っていることろもありました。
見晴らしのいいところに出ると。。。

「きゃー!!大峰の山が見えます!!」

 


大迫力で出迎えてくれました。
あれは、山上ヶ岳かなあ。形がそっくりだし、それに、きっとあれは稲村ヶ岳かしら、大日山があるし。
山上ヶ岳と思ったら、大天井ヶ岳だとカワセミさんが教えて下さいました。
山上ヶ岳は見えなかったけど、白く雪をかぶった大峰の山々を見ることができて感動でした。
四寸岩山で写真を撮って、30分弱ほど景色を味わっていました。

 


 



15時出発。
あとは、あの急登を気をつけて下りるだけ!
カワセミさんはあの急登も速い速い!
私はストックを手首にかけて、落ちそうな谷を横目で見ながら、得意の四点指示www

もう夕刻近くだというのに、森の中に入ったせいなのか、頑張って下りているせいなのか、また暑くなり半袖に。


 


青根ヶ峰まで戻り、あきつのスポーツ公園までの道はお花で楽しみ、最後に涼を求めて(→私だけ?!)、蜻蛉の滝(せいれいのたき)に。

 


涼を求めるどころか少し肌寒くなるぐらいの大きな滝でした。


    
 




あきつのスポーツ公園の桜で〆!!

    
 





桜で堪能できた一日でした。

お団子に、桜に、温泉に、そして、カワセミさんにお会いでき、そして、大好きな大峰をご一緒に歩かせて頂いた楽しい春の山行でした^^

カワセミさん、どんくさい私ですが、また、ご一緒して頂ければ幸いです!!

どうもありがとうございました!!
  
 
 
「秘境」や「秘湯」という言葉にかな~り弱い私。

雲の平に続く秘境シリーズ、
行ってきやす(*´∀`)

今日と明日は、久しぶりのぼっち登山です(*´-`)

ぼちぼちとのんびりしよ♪

七色に輝く水と、新緑の渓谷に癒されてきますー(*´ω`*)




まさかヒルはいないよね( ´△`)

2013年10月3日(木) ~ 6日(日)天国の散歩道!裏岩手縦走①
2013年10月3日(木) ~ 6日(日)天国の散歩道!裏岩手縦走②
2013年10月3日(木) ~ 6日(日)天国の散歩道!裏岩手縦走③より続き


10/6(日)
御神坂コースを下りる。
コースタイムは、ちょうど3時間。
急坂を下りるので、ゆっくり行こうと決めた。

和賀山塊
   
 
 翌朝の見晴らしもよく、東北の名だたる名峰が出迎え、そして、見送ってくれた。

これで下りたら、この縦走路とはお別れ。

今回の山行で素晴らしい景色を見せてくれたこと、そして、無事にここまで来させてくれたことを告げるべく、名残惜しむように何度も名峰たちを眺めた。


 
 森吉山
 
 
  
秋田駒ケ岳


 
 早池峰山


 
 姫神山



 
 ふもとの雫石





 

ここからの紅葉も素敵だった。



     
真ん中に見えている白っぽい所まで下りる。




 
 
   
 
    
 



    
 

 
 
 紅葉に囲まれて



    
 

 

 

いやいや、ここのコース、コースタイムで3時間だが、結構、時間がかかった。
ザレザレの下りで神経を使った。
何より、いつもの下りでの足指がとうとう痛くなってきた。
この靴と重量物の登山は限界かな。。。


下山後、網張温泉で疲れを癒し、盛岡から仙台へ。
仙台に着いたら雨。
今夜の宿の、ゲストハウス梅鉢さんへ。

事前の地図をプリントアウトしておらず、携帯で見ればいいかと見たら、ガラケーでは文字化けして、情報がおかしな表示に( ̄Д ̄;;
山では使えるガラケー!下界に下りたら現在は、使えない。。。

駅まで来たのに、迷ってしまった→というより、完璧準備不足!
しかも、もう暗くて、雨も降っていて、人もまばらで、なんとかせねばなるまい!と、
人間こんなときはなんとかするもんですね~。
ガラケーでなんとかたどり着けましたわ(* ̄Oノ ̄*)


しゅてき~:*:・( ̄∀ ̄)・:*: なお宿でしたわ~!!

すみません。山行ですべてが終わったと思い込んでいたのか、写真を撮っていませぬ。。。

晩御飯が絶品で、泊まられている方々も、お宿のご主人&おかみさんも(お二人ともお若い!!)楽しい方々で、盛岡へ行く際は、ここを定宿に決めた。私!!





久しぶりにゆっくり眠れて、翌朝、同じ方面に帰るSちゃんと、空港に向かった。

スタッフさんが、雨にもかかわらず、私たちが曲がり角を曲がるまで、ずっとずっと手を振って下さっていた。


仙台を出た時は雨だったのに、大阪に帰ったら晴れで、それまでのことがなんだか夢みたいに思えた。

次はいつ東北に来れるのだろうかと、車窓から見える地元を山を眺めて、今回の山行を思いかえした。


 


憧れの東北の縦走路は、皆さまにご紹介したいような、したくないような、そんなところだった。

素敵だからご紹介したい半面、このまま静かなひっそりとしたところでおいておきたいという複雑な気持ち。

お山が本当に大好きな方々に行って頂きたいなあというのが本当の気持ちだ。

 


 

2013年10月3日(木) ~ 6日(日)天国の散歩道!裏岩手縦走①
2013年10月3日(木) ~ 6日(日)天国の散歩道!裏岩手縦走② より続き

みなさま、ご無沙汰しております。
えー。12月末からの風邪が2月中旬にやっと完治しスッキリした生活を送っていたのですが、
3月中旬にまた同じような風邪をひき、只今、まだぐずっている次第であります(;^_^A
今回も長い。。。
こんな長い風邪の時は、寝るに限りますね。。。
ということで。。。
いつの話?というぐらい前の話ですが、備忘録も兼ねて。。。


10/5(土)
この日もゆっくりの7時前出発。
6時間半ぐらいの行程。
この日の天気予報は曇り。


 


 
    
  
 

 
 

実際には、朝7時半まで雲は出ていたが多少晴れていた。


    
 
 
 
   
 

みるみるうちに岩手山には雲が覆いかぶさり、登山道はガス、稜線に出ると風が強かった。
岩手山に登る鬼ヶ城コースは断念した方がよさそうだな。。。と。
大松倉山に上るとここから下の斜面の紅葉が見事だった。
なかなか進まない。
このコースは、アップダウンが少なくて歩きやすいが、見どころが多くなかなか進まなかった。
もし、この時期に歩かれるのなら、コースタイムの何割増しかは多く見積もる方がよいかと思う。


稜線に出て歩くと、そのあと斜面を下り、紅葉のトンネルの中を歩き、ひたすら田んぼ状になった樹林帯の中の道を歩いていく。

ひたすら歩いていたのか、極端にここの写真がない。
このあたりでやっと登山者と出会う。
2組ぐらいだろうか。
またまた、連なった熊鈴と大ボリュームのラジオを付けた男女ペア1組、普通の熊鈴付けた男女ペア1組。
時間も8時ぐらいだったのでここまでクマよけは必要かしら?と思っていた。
なぜなら、ここまで一番静かな道を歩いてきて動物に全く会わなかったからである。

網張温泉と三ツ石方面への分岐の三ツ石方面側に下りること10分ぐらいのところで、大きな段差があり「よいこらせっ!」と足を置いた瞬間。。。


黒い物影が、笹藪の方にすたこらさっさ~!!
まるで私が怪獣で、それから逃げるように藪の中へ入って行ったのだ。

 

「えぇっ?!」

 

瞬間的にカメラカメラと手を伸ばしたが、あまりの速さに間に合わず、
何事が起ったか、物体は何だったのか、イノシシなのか、子ぐまちゃんだろうか、
ほんの数秒のことだろうが、脳内処理が終わるまで時間がかかったように思えた。
そして、本能的に立ち止まっていた。
少し様子を見て、声を出しながら歩み始めた。
ここを大音量の登山者が歩いたのは、ほんのさっきなのにな。
5分ぐらいすると10人ほどの登山者がいらっしゃった。
子ぐまちゃんを見たので様子をうかがっていたらしい。
笹藪の方に逃げていったことを伝えた。

 



三ツ石山荘側へ行く方々が圧倒的に多かった。
犬倉山と姥倉山の間辺りの水場でお水を汲む必要があった。
この時、三ツ石山荘の水場は涸れていると情報を得ていたので、大深山荘から水を汲んでいなかったのだ。
ここから不動平避難小屋まではコースタイムで4時間半ぐらい。
斜面を下って水場へ着くと、豊富な量が湧き出ていた。

 


姥倉山分岐まで森の中を歩いていく。
分岐の稜線に出ると、かなりの強い風。
倒れるぐらいではないが、耳の中に水が入るぐらいでさすがに寒かった。
 

少し歩くとすぐに森の中に入る。
そしてまた森から外れ、黒倉山に上る道との分岐に着く。
何も見えないのでここもスルーし歩いて行くと、切通。
ここは、お花畑コースと鬼ヶ城コースの分岐に当たる。
そして、ここから見る岩手山の斜面の紅葉が見事だった。
ここに来て、地元岩手の登山者さんに晴れ男がいらしたおかげで、ガスがなくなってきたのだ。
見る見るうちに、もこもこ紅葉を見ることができた。
 


ここからの進みが、半端なく進まず、どうしようかと思うぐらいだった。
「これが東北の紅葉か・・・」と、またまた東北が大好きになってしまった。

 

      
 
     
 
 
 
 
 

あと、一日でこの山行が終わってしまうのも寂しくなってきた。

と、感傷に浸っているのもこの時だけで、この紅葉を楽しんだ後は、思ったよりきつかった岩手山の上りが待っていた。

     
 

標高400mを上るだけなのだが急峻だった。
この山行できつかったのは、ここからの上りと、岩手山からの下りだけだと思う。
あとは気持ちいいくらいの縦走路だった。
1時間強上れば不動平避難小屋に着くので少しの辛抱だった。



不動平に着いたら、異空間!!


   
信仰の山として名高い岩手山。
畏怖するものが感じられる。
 


 
不動平避難小屋


不動平には水場がないので、八合目の水場まで汲みに行く必要がある。
片道15分。
通信情報として、au電話では、何の規則性かわからないが、繋がる所と時間があるようだ。
天気も悪いし、ガスガスだし、山小屋のお掃除をして下さってうれしいのだが、
一部の方が煙草を吸ったり唾を吐いたりする行為に残念な気持ちになったり、
小屋ですることもなく、もやもやとしていたら。。。。



ガスが明けてきたので山頂へ。




 
御苗代湖



 
森吉山


 
秋田駒ケ岳
 
 
 鬼ヶ城コースは雲の中。
まさに鬼チック!!
その後ろには秋田駒ケ岳。秋田駒の左奥にはうっすらと鳥海山。




山頂に着いて、東北の山々の山座同定♪
これがなくっちゃ楽しくないでしょ!!
曇っているにもかかわらず、かえってよく見えたー!!奇跡!!


  
 岩木山


 
 真ん中からちょい右の双耳峰チックなのが八甲田山。


 
 森吉山と歩いてきた縦走路

 


大阪の山歩きの会の方々、東北の登山者の方々と同宿で、楽しい夜を過ごせた。

最近



食べっぷりがすごすぎて(いつも以上に!!)


そして、動かないでいるので(こちらもいつも以上に!!!)






だらしなボディになってきたー(/TДT)/



浮き輪ができてきたざんす♪




えらいこっちゃー(°Д°;≡°Д°;)



こんなことでは、今年の夏山でテント背負って歩けまい( ̄ー ̄;




ということで、ひさしぶりにガッツリ明日歩いてきます!!!!!



めざせ!体脂肪18%!!!

こうやって言っておけば、誘惑に負けんやろ。。。
2013年10月3日(木) ~ 6日(日)天国の散歩道!裏岩手縦走① より続き


10/4(金)

4時に起きるつもりが、5時起き。
2時間ごとに目を覚ましながらなので、寝た気はしないがなんとか休めた。
あわてて支度。
昨晩の不快感は忘れてこの日の行程を楽しもうと。
朝ごはん中、窓から入る日の光が素敵だったので外に出てみた。
朝の八幡沼が美しかった。



   
 
 
 


この日は晴れ予報とラジオで確認。
霜が降りていた。
盛岡でも最低気温8℃になるとのことだったので、ここではマイナスになっていただろう。
写真撮影の方お二人が朝早くから来られていた。
結局日の出までゆっくりしてしまった。
この日の行程は7時間半ぐらい。大丈夫。

6:20出発。
途中、写真撮影の男性とご一緒させて頂いた。
お話をさせて頂いているとわかる。山が本当に好きな方なんだろう。
朝からこういう方と出会えたのは気持ちがいい。
昨晩の残念なことは一気に吹き飛んだ。
八幡平山頂付近で熊が木に登ってたのを見たことがあるから熊に注意とアドバイス頂いた。



 


6:47 気温1℃。
 



八幡平山頂レストハウスで水確保。
当然閉まっている。トイレはどこかとうろうろ。近くに水道があったので水を頂いた。

日頃ここを歩いている方に水場情報(大深山荘の水場は大丈夫と。)を得ていたのだが、稜雲荘の若い男性二人組曰く、そこは涸れている、その情報を誰に確認したのか知らないが信じていいものかと。
彼らが前にここへ来たのは5月。
どちらかというと私が得た情報のほうが正確であろう。
だが、ここで、信じている、信じていないという論争は建設的でない。
ここで水を確保することを、重量とこの日の行程を考えると躊躇したが、この日泊まる三ツ石山荘の水場は期待できないし、それ以降確保できる水場までの行程を考えると念の為確保しておいた。
もちろん、この時、大深山荘の水場で情報を証明しようと意気込んでいた。





   
 

 



畚岳登山口に入ると、さらに童話の森に紛れ込んだかのような感覚。





   
 



人は誰もいない。
岩手山と森のみ。




 



男性の新しい足跡が一人分あった。朝早かったのか。もう気配はない。
この調子じゃ、きっと、三ツ石まで誰にも会わないだろう。
諸桧から姥倉まではクマに注意と言われていたので熊鈴を鳴らす。
紅葉までもが可愛らしい。
もしかしたら、ここでは、熊さんも可愛らしいかもしれない。
いやいや、そんなことはない。近くには森吉山というマタギの里の秋田の山もあるぐらいだ。

熊のことも忘れさせてくれるぐらいの周りの景色に圧倒されていた。
どこまでも続く広い眺め。斜面にあるモコモコ紅葉。ひっそりとした沼。





   
 
   
 
 


緩やかな傾斜の道なので歩きやすい。→私は、道草してしまう、のんびりしすぎてしまう感あり。
1、2時間があっという間。
見どころ、写真の撮りどころが多すぎて、なかなか進まないでいた。




    
 

    
 
    
 
 
 

この5日間、盛岡と山行で撮った写真の数は、1500枚ぐらい。
大雪と札幌の7日間で700枚弱。南アルプス5日間で450枚。
日数と数量からでも、大変感激していたのがわかる。






 
あっという間に、大深山荘。






さて、水場へ。
豊富な量の水が出ていた。



 





山の恵み、自然の恵みを目にした時、証明することも忘れて、山の神さまと、安比さん、Sさんのご親切に感謝感謝しかなかった。
自然と手を合わせていた。
これほど、水がありがたかったことはない。
もしかしたら、気づこうとしないだけで、たくさんの恵みを頂いているんだなあと思った。
必要な量だけ頂いて山荘へ戻ろうとした時、ふと、そのままの恵みを頂くのが礼儀だとなぜか感じて、手から一口頂いた。
美味しかった。
この時見た景色も忘れられないものとなった。





   
 



山荘に戻って、泊りの山行の時はしないランチタイムをとった。
素敵なところで、のんびりできる幸せ。

ここから3時間半ぐらいで三ツ石山荘。
そんなに焦ることもない。





 
空には、南部方富士。





ここから何人かの登山者と出会った。
お会いしたのは10組ぐらい。皆さんの熊鈴の音の方が賑やかだった。
賑やかな北アルプスなどではチリンチリン程度で、
必要のないと思われる所では消せるようにしているのが一般的だが、
ここでは三連になったもの、カウベルのようなもの、
そして、それに加えて音量を上げたラジオが普通なのだろうか。

一応、普通のコロンコロンタイプと高音のチリ~ンチリ~ンタイプ、
山ラジオを持参していたが、
やっぱり慣れない私は普通のコロンコロンタイプだけにした。
さすがに、大雪の時は高音タイプと両方を使用したが。。。






   

 
 
    
 
  
 

この辺りからは、見晴らしの良い道を歩いていく。
滝沢村在住の登山者さんとご一緒させて頂いた。
見える山々を教えて頂き、ますます楽しくなった。




   
 


   
 

    
 
  


大深岳からジグザグ状にかなり下って、小畚岳の急坂を上がるところがこの日の少し頑張るところか。
この斜面の紅葉がまたまた見事だった。
小畚岳でゆっくり眺望を楽しんだ。




   
秋田駒


 
 奥のが森吉山



   
 

  
 うっすらと美しい三角形の鳥海山





三ツ石山荘側から単独女性登山者が来られた。
東京在住のSさん。
同じく裏岩手縦走路を松川温泉から八幡平に向けて歩いているのだそうだ。
なんでも、北アルプスの天候がいまいちだったのでこちらへ来られたのだそうだ。
ここで初めて、縦走をされている方に出会ってなんだか嬉しくなった。


  
 
 
   


これからが天国の散歩道。
ゆっくり歩くことにした。
右手には秋田駒、左手には岩手山、行く道には三ツ石山、振り返ると小畚岳。
そして周りはどこまでも広がる錦の絨毯。
そして、わたしひとり。
まさに天国だと錯覚しそうだった。




   
 

 
    
 

 


   
 
  
 

 
 
 

 

     
 
 
  

 

なかなか三ツ石山に着かない。
あれが三ツ石山だろうから、これくらいのペースで大丈夫だろうと歩んでいたら
まだまだで、三つのピークを経て三ツ石山だった。
思惑違いで三ツ石山に16時になってしまっていた。


 
     
 
 

 
 

ここから30分ぐらいで三ツ石山荘。
ここで夕焼けを待つのもいいと安比の山人さんからアドバイス頂いたが、
空もぼやけてきたので夕焼けは期待できないかもしれないし、少し疲れていたので、
三ツ石山荘に下りることにした。


   
 

 




この日は、さすがにひとりだろうと思っていたが、沼の横に可愛らしい木造の建物に入ると、
男前が先にいらっしゃったwww

岩手の方で同じく裏岩手を縦走していらっしゃった。
今回二人目。
この日の朝、藤七温泉から入られたとのこと。
新しい男性の足跡は男前さん(Tさん)でした。
話していると、外が紫色に変わってきて、「しまった!」と思い、少し上り返してきたがもう遅かった。
美しいものは儚かった。。。
三ツ石山で待っていたら。。。と頭によぎったが、小屋から眺めた刻々と変化する夕焼けも美しかったので満足。



   
 

 
 
    
 
 

 
 

頂いたウイスキーで、山のことやらいろいろお話し、楽しい時間を過ごせた。
ありがとうございました!Tさん!

美味しいウイスキーと、Tさんが汲んで下さった美味しいお水と、Tさんの穏やかな雰囲気で、ほろ酔い気分で眠りについてしまった。
なかなか寝付けない寝袋のなかで、ここにこうしていることも、この日の出来事も、すべて夢うつつに思えてきた。
天国の散歩道を歩いたせいだろうか。
それとも、Tさんが父上そっくりだったのもそう思わせたのだろうか。





昨年2013年10月の山行です。


9月の上旬、10月初めの休みの日だけキープして、行き先を決めかねていた。

大雪でお世話になったSさん、立山でお世話になった安比の山人さんにお会いしたいとかねてから思っていた。
お二人とも岩手。
いつか東北の紅葉を見たいと思っていた。
そして、雑誌で何気に開いたほんの2ページに、それは載っていた。

安比高原~八幡平~岩手山。

早速でヤマレコで調べる。
これらすべてはあまり出てこない。
あってもトレランさんの記録が多し。
トレッキングでは、裏岩手縦走路コースや、三ツ石山馬蹄縦走路コースが多かった。

八幡平観光協会で50kmコースがあることを知った。
安比高原ブナの駅~岩手山~焼走りコース。

ブナの駅・焼走り共に、公共機関の交通手段がない。
公共機関の交通手段があってこの縦走路に近いものは、茶臼岳登山口から入り、岩手山の御神坂コースが最長。

三ツ石山の紅葉も近いこともあり、このコースに決めた。

 


まず気になったのは、

①避難小屋での宿泊。
女性一人なので少し不安がある。
しかもアルプスと違って人は少ないだろう。アルプスでも場所を選ぶようにしているぐらいだ。
ひとりきりも恐いが、他に人がいるのも恐い。

②水場はどうだろうかと。


この2点と道状況を、日頃この山一帯をガイドしておられる安比の山人さんにうか
がった。
明確なご回答を下さってこれなら大丈夫そうだと安心。

岩手の山をずっと歩いてこられた岩手のSさんにも、再会したいこともあったので、山の状況もうかがった。
Sさんも明確なご回答。さらに確信。

確信してから、毎度のことGOをかけずに10日間迷っていた。
予算やこれからのことを考えると、山に行っていいものかと。
飛行機チケットのクリックをまだ押せなかった。
大雪の時に、チケット代が間際になると上がる痛い思いをした。
上高地に行くより安価だ。
避難小屋は無料。
今度はいつ行けるかわからない!よし!行こう!

クリックした手には、もう、迷いはなかった。
これが9/20頃。

このあとは、健康診断(これをすると一気に疲れ体調を崩す。)、9/28の沢登りなどで忙しかったので、コースの再チェックする間もなかったが、ある程度計画を練っていたので大丈夫だった。
10/1の仕事の日、後ろの人の風邪菌のシャワーで、のどの痛みがでた。
疲れも相まったのだろう。
風邪薬を服用し体調はなんとかキープ。

 


10/2(水)
始発で空港に行ったが混雑していた為、ゆっくりできなかった。
同じくゆっくりしようと来られていたKevinも、「ゆっくりできないね」と。
出発の少し前に二人でやっとコーヒー。
紳士の国生まれのKevinに助けられ仙台駅までスムーズに行けた。
終始レディファーストのKevin。
また会いたいな。
仙台駅でお別れしたのに、ロッカーを見つけてくれ戻ってきてくれた。
なんて優しいの!!

バスセンターまでの道で距離感が分かりづらく地図とにらめっこしていたら、同じくバスセンターに向かう東北の男性が道案内して下さった。
ご親切に恐縮。
モンベル仙台店でガス缶を購入し、スタッフさんも山の情報を教えてくださった。またまた恐縮。
東北だなあと実感。
盛岡まで2時間半のバス旅。
お昼を大幅に過ぎ、お昼はSさんと再会。夜は安比の山人さんと再会で、安比さんの山友Kさんとはじめまして。
楽しい時間を過ごさせて頂いた。

   
 

 

 

10/3(木)
のどの痛みはずっと治らない。
昨晩少し飲み過ぎたせいか、夜中何度も起きて眠れなかった。
寝不足が続く。4時間は眠れただろうからいつもと同じ。大丈夫。
風邪薬を飲んで頭もずっとぼ~っとして、あまりはっきりしない。身体も重たい。
この日のコースタイムは3時間ほどだし大丈夫だろう。
朝の出発もゆっくりだったので、朝食を取ってからものんびり。

   
歩きながら、二日後には、あの岩手山に行けてるのかしら、壬生義士伝やら思い出しながら、駅に向かった。


9:35出発のバスより、9:47発のバスのほうが早く到着するらしくそちらで乗車。
2時間のバス旅。
途中の物産館でトイレ休憩を取ってくれたので助かった。
茶臼岳登山口にはトイレがない。
ずっと岩手山が見える。岩手山をぐるりと周りながら八幡平に。

   
 

茶臼岳登山口のバス停を下りたら強風。

 
こんなに晴れ空なのにね。
登山者の方々は、ダウンジャケットを羽織っておられた。


八幡平側に歩くと登山口がある。
 

穏やかな坂で始まる。

後ろを振り向くと岩手山。
   
 
ずっと支えられて歩くのだろう。


時間もあることだし茶臼岳山頂へ。
展望がよく、これから歩く道が見えた。
   
  
 

広いなあ。
どこまでも続く稜線。
私好みだ。

穏やかな道がずっと続く。

アルプスに行くとムーミンやハイジといった感じがするのだが、ここは賢治の童話の道だった。
 





途中、黒い影が!!

裏岩手縦走路ではクマに注意と言われていたのだが、まさかここで?!と様子をうかがうと、



黒いシャツを着た大きな人だった。
営林署の方で登山道を整えて下さっていた。稜雲荘へはもうすぐだよと教えて下さった。
大雪に行ったおかげか、無駄にクマへの恐怖心は少なくなっていた。
黒谷地湿原からバス停側に少し歩くと熊の泉。荷物をデポし、水を調達。水量豊富だった。せっかくなのでバス停まで散策。
   
 


源太森で展望を楽しんだ。
やはりここも強風だった。
あまりにもまぶしい景色だったので、思ったより長居してしまった。
静かな山だ。
もう誰にも会わなかった。
私には、これぐらいがちょうどいい。ゆっくり時間が流れ、のんびり山と会話できる東北のお山。


   
 


何もかもが気持ちよかった。


 


   
 

   
 
 

日が傾きかけ、太陽に照らされた風にたなびく草紅葉の木道を歩き、途中の八幡沼でゆっくりしながら、稜雲荘に着いた。


   


 
   
 

思った通り、私ひとりだった。
女ひとりも恐かったが、他の人がいるよりましだろう。
恐い思いを打ち消すように、まるで自分の部屋のごとく荷物をひろげた。


百名山を目指していないが、一応、八幡平がすぐ近くなので散策。
16時なのにツアー登山者、旅行者など人がいることにびっくり。
そうか、駐車場からすぐに来れるんだ。

17時ぐらいに東北出身の若い男性二人組が稜雲荘にやってきた。
同宿となった。
写真撮影が目的のようだ。
夜中、何度も起きて撮影をされていたようだ。
撮影は許そう。ガタゴト、おしゃべり、大きな音の戸の開け閉め。これだけは勘弁してほしかった。
話す内容を聞いていると山岳部出身らしかったが、マナーは知らないのか。
非常に残念だった。





 

 


 

 
さて、昨年の9月頃から全く書いていなかったこのブログ。。。
どうやら疲れていたらしく、ネタはたまる一方(;^_^A
ついに昨年末に風邪をひき、なんとか市販の風邪薬で押さえたものの、お正月からまたぶり返し、熱でフラフラになりながら、解熱剤と余っていた抗生剤と気力で乗り切ったものの、声だけは正直で、カルーセル麻紀声→高校球児声になり、自宅で療養し、6日にやっと診察に行けた次第でありました~ヽ(;´Д`)ノ

しかし、その抗生剤は効かず、またまた38℃越えの熱が何日も続き、抗生剤を替えたもののまたまた効かず、またまた38℃越えの熱の毎日。。。
17日にやっと熱も下がり抗生剤も効いてほっとしたところですが、喉の痛みと咳は続いたまま( ̄_ ̄ i)
 まあ、大丈夫そうです。


やっと、山ベスト書けます~ヾ(@^(∞)^@)ノ


2013年の山行は・・・

①2013年1月5日金剛山・モミジ谷=氷爆を求めて=
②2013年2月16日モミジ谷から紀見峠=リベンジ氷爆モミジ谷=
③2013年3月6日稲村ヶ岳=初めての雪の稲村ヶ岳=
④2013年3月7と8日金剛山=百万ドルの夜景と日の出と=
⑤2013年3月14日伊吹山=残雪の伊吹山で滋賀の山男ツリキチさんとコラボ&
そんちゃんとばったり!=

⑥2013年4月15日葛城山=スーパーボルダリング女さんとスプリングエフェメラル=
⑦2013年5月8日大普賢岳=初の大普賢岳縦走=
⑧2013年5月14日伊勢山上=岩岩ランドでお楽しみ=
⑨2013年5月22日大和葛城ツツジ=2013年も真っ赤なルビーに!=
⑩2013年6月6日水分道からカトラ=金剛山で標高差1000mを!=
⑪2013年6月12日伊吹山=一足お先に高山植物を=
⑫2013年7月2日から3日富士山=馬返(一合目)~山頂~八合目~再び山頂~富士山駅の距離32km、累積標高(上り) 2826m 累積標高(下り)3489m はきつかったー!=
⑬2013年7月24日から26日大雪山縦走(銀泉台~トムラウシ温泉口)=憧れのお山へ♪=
⑭2013年8月19日から23日北岳~塩見岳=南アルプス=
⑮2013年9月28日台高 絵馬小屋谷=YU☆さん、かかしさんとせんぱいとコラボ=
⑯2013年10月3日から6日裏岩手縦走(茶臼岳~岩手山)=初!東北のお山でSさんと再会=
⑰2013年11月4日から5日大峰弥山八経ヶ岳=初!狼平泊の弥山と八経ヶ岳=




いつもは行ったお山に順位をつけられない私でして、アルバム形式で書いていたのですが、2013年は『私自身のお山に対しての転機』としたテーマで山ベストを書いてみたいと思います!!!










~ベスト1~

⑬2013年7月24日から26日大雪山縦走(銀泉台~トムラウシ温泉口)
    
   
   
 

大雪山は私の経験では、一人では到底無理に近いお山でしたので、当初、同行者を探しておりましたが結局見つからず、これは一人で行きなさいってことかと覚悟し、そして、あれよあれよというまにLCCの価格が上がってきたことで、おひとり登山を決めました。
勇気を振り絞って航空チケットを購入し、GPSも清水の舞台からダイブする勢いで購入し、あとは、お金も山行も、なんとかなるだろう精神でwww
(悪い意味ではないです!行く前にトムラウシ温泉口で出没したヒグマや、今年は多く残っていた雪渓でのガス時の道迷い、数年前の遭難事故等々考えたら不安で、あとはなんとかなるだろう、いや、なんとかする!精神で行かないと、私にとっては、到底ひとりでは行けないところでしたー!)

途中、道が分からずGPSも正確な位置を指し示さない。。。といった状況を経験できたことは、山の恐さを改めて感じ、そして、今後の課題ができたことにも有意義な山行でした。

そして、なんといっても、ここで素敵な出会いがあったことです。

Aさん、Sさん、yamatakeさん。。。

この山行のおかげで、北海道のお山は私にとって大きなウェイトを占めることになりそうです。

そして、2013年夏の大雪は、私の人生にとっても、ベストに入るものになりました。

過去記事
7月24日~26日大雪山縦走①
7月24日~26日大雪山縦走②
7月24日~26日大雪山縦走③のⅠ
7月24日~26日大雪山縦走③のⅡ
7月24日~26日大雪山縦走④
7月27日~29日完結






~ベスト2~
⑭2013年8月19日から23日北岳~塩見岳=南アルプス=
   
 
   
  
   
  
 2013年は、一週間を二度、休暇を頂けましたので(職場の皆さま、ありがとうございますー!!)、これは行かんといかんばい!とばかりに、当初、北岳から聖岳を目指し入山しましたが、いろいろあり予定通り進めず、塩見岳止まりで終わってしまった南アルプス縦走でした。
テント泊指定場所間が長いのでほんと難しいです。(計画性のあるビバークならもう少し楽かも?!www)→良い子は真似しないように。。。


過去記事
2013年8月19日~23日北岳~塩見岳縦走<移動日>
2013年8月19日~23日北岳~塩見岳縦走①
2013年8月19日~23日北岳~塩見岳縦走②
2013年8月19日~23日北岳~塩見岳縦走③
2013年8月19日~23日北岳~塩見岳縦走④のⅠ
2013年8月19日~23日北岳~塩見岳縦走④のⅡ
2013年8月19日~23日北岳~塩見岳縦走⑤完結

   
  
 
 ~ベスト3~
⑯2013年10月3日から6日裏岩手縦走(茶臼岳~岩手山)=初!東北のお山でSさんと再会=

岩手山がずっと見える縦走路。
登山道で私の足音におびえて、逃走する小熊ちゃんのちっちゃなかわいい黒いお尻が見えて、こちらも大慌て∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

もこもこ紅葉も♡

静かな山歩きができた素敵な東北のお山でしたー!!!

   
 
   
 
   
 
   
 
    
 
 頑張ってブログに書きます(^O^)/ 


 
 
 
 ~コラボ編~
⑤2013年3月14日伊吹山=残雪の伊吹山で滋賀の山男ツリキチさんとコラボ&
そんちゃんとばったり!=

  

   


 過去記事
雪はまた来年で、アメブロブロガーさんとの伊吹山 



⑮2013年9月28日台高 絵馬小屋谷=ゆぅ☆さん、かかしさんとせんぱいとコラボ=
    
 
   
  
 
   
 
    
 
頑張ってブログ書きますー!!!





~日本一編~
 ⑫2013年7月2日から3日富士山=馬返(一合目)~山頂~八合目~再び山頂~富士山駅の距離32km、累積標高(上り) 2826m 累積標高(下り)3489m はきつかったー!=

   
 
   
 

  
 
   
 
   
 
 昨年は、富士山が文化世界遺産になりましたねー!!

今まで、「富士山は見る山だ!!」なんて、ほざいていた私も、昨年とうとう登ってきました。
でも、普通の富士登山はしたくなかったので、「文化遺産ということで、一合目から登ろうじゃないか!!」と、馬返しの標高1450mから一気に吉田口山頂3720mまで登り、下って本八合目標高3350mで仮眠を取り、ご来光の為また山頂標高3776mへ行き、そこから一気に富士山駅標高808mまで下って、富士山をいやというほど堪能してきましたー!!! →たんなるアホ!

立ち寄った先で、地元のボランティアの方々のお漬物とお茶がもうおいしくて♡
ちなみに、化粧道具とヘッドランプを忘れ、日本橋から歩かれていたTさんにヘッドランプを手配して頂く始末。。。

いや~、行く前の荷物チェックは明るいところでしましょうね~ヾ(@^(∞)^@)ノ  

過去記事 
初めての富士山は暑くて熱くて美しかった! 





 

~雪山編~
③2013年3月6日稲村ヶ岳=初めての雪の稲村ヶ岳=
   
 
   
 
   
 
過去記事
稲村ヶ岳で7年ぶりの雪山 

 

~大峰編~
いやいや、この大峰は外せないでしょ!!!
⑦2013年5月8日大普賢岳=初の大普賢岳縦走=
     

    
 
    
 


過去記事
山といえば・・・前編
山といえば・・・後編




⑰2013年11月4日から5日大峰弥山八経ヶ岳=初!狼平泊の弥山と八経ヶ岳=
   
 
   
 
   
 
   
 
頑張ってブログ書きます!!!





と、こんなところでしょうか。。。


今年も、いいお山に出会えると思います。


皆さまも、いいお山に出会えますように。




今年もよろしくお願いいたしますヾ(@^(∞)^@)ノ