5/1(木)
家を6時過ぎに出発し、電車を乗り継いで、松阪、三瀬谷。
そこからバスを1時間半強。
6時間の列車の旅を経て着いたところは、関西の秘境、大杉谷。
ずっとずっと念願であった、大台ケ原~大杉谷の開通!!!
皆さんのレポを拝読し、「高さにクラクラ」、「濡れた岩肌での緊張感」etc
一人で歩けるか不安であったが、
『この開通で行かなければ!』と、一日前に山行を決めた。
そんなわけで過去最高の睡眠時間の少なさで臨んだ。
写真、Sさんより
ゲートを過ぎて、睡眠不足を忘れさせられるほどの、いきなりの渓谷美!
目が覚めた!
写真、Yさんより
濡れた岩肌を、鎖を持ちながら何度もアップダウンの道をしっかりと歩く。
時々、苔むす森や、川の美しさ、滝の清々しさ、高い吊橋から見る蒼さに癒されながら。
バスでご一緒になったYさんやSさんと時々お話させて楽しませて頂く。
Yさんは関東から来られていた。
バリエーションルートをご自分で計画なされながらの山行は、大変興味深いお話だった。
そして、この大杉谷、「山と渓谷」に今回の開通が記事になっていたことを教えて頂いた。
この秘境が全国に知れわたる。
なんだか嬉しいような、少し悔しいようなwww
Sさんは名古屋から。
大きなカメラ、三脚。
夕食時にご一緒になって知ったのだが、素泊り&美味しそうなお野菜までパッキングして35Lザックに納めていた。
雪山へも行かれるようで、今回ご一緒になったお二人は随分山に慣れた山屋さんだった。
初日は5時間ほど。
12時半に出発して、桃の木山の家には17時半頃到着予定。
歩き始めで攣った足をかばいながらゆっくり歩く。
日出ヶ岳まで14.1km、 登山口標高292m、日出ヶ岳標高1678m
累積標高(上り)1965m、(下り)609mとのこと。
標高差は、1400m弱ある。
しかも一日目の標高はそんなに変わらない。(桃の木山の家の標高は480m)
二日目、堂倉滝ぐらいから一気に上がるような感じだ。
この一気に日出ヶ岳に駆けあがる感がなんとも気持ちがいい!
写真、Yさんより
澄んだ蒼色と新緑を撮らずにはいられない。
ヤマツツジもちょうど見頃
ときどき、苔むす森
吊橋を何度渡ったでしょ。
高い所から見おろす蒼色もまた美しい。
千尋滝(せんぴろたき)
歩いて2時間ほどで大杉谷の最初の滝。
高所からの迫力ある音に秘境感がますます深くなる。
この大杉谷エリアは、携帯電話は繋がらない。
三重県側からの最後の繋がる場所は、大杉センタ-だったと思う(登山口ではない)。
奈良県側は、日出ヶ岳周辺から。
この渓谷特有のずっと続くアップダウンが無心にさせ、気づいたらスタコラ歩くだけになってしまっていた。
気づいたら岩と鎖と下ばかり見ていたようなwww
シシ淵でゆっくりしたいのもあったのも理由の一つだった。
写真、Yさんより
全体的に注意が必要なのだが、このシシ淵辺りのトラバースが特に注意が必要かもしれない。
写真、Sさんより
眠いだるさと闘いながらやっとのことで、シシ淵。
やっとのんびりできる。
あまりゆっくりしていると眠たくなってきたので歩き始めた。
初日の見どころの最後は、平等嵓。
この手前の吊り橋が長くて高くて最高だった!!!
秘境感が半端ない!!
ここからCT40分ほどで桃の木山の家。
お風呂&ご飯&ビールが待ちきれないとばかりに急ぎ、17時前に到着。
写真、Yさんより
小屋の吊橋の前で写真をYさんに撮って頂いたが顔が半分死んでいたww
身体だけが元気そうで余計に痛々しかったwww
早速お風呂。
ヒノキ風呂!
かなり暑かったので大感謝!
もちろん石鹸は使用できないので♪
このような水が美しい所で石鹸は使いたくない!!
そして、ビール!夕ご飯はアルファ米と中華丼。
Sさんに頂いたおうどん!
YさんとSさんとまったりしながらお山のお話は最高に贅沢だった!!!
部屋に戻ると19時半。
もうすでに眠っておられる登山者の方がいたので、荷物整理は翌朝にして、翌日の山行の確認。
するはずが、途中で就寝・・・
こう見えて繊細なので山小屋では眠れないのだが、この日はよーく眠れた。
寝不足に感謝。