2013年10月3日(木) ~ 6日(日)天国の散歩道!裏岩手縦走② より続き
みなさま、ご無沙汰しております。
えー。12月末からの風邪が2月中旬にやっと完治しスッキリした生活を送っていたのですが、
3月中旬にまた同じような風邪をひき、只今、まだぐずっている次第であります(;^_^A
今回も長い。。。
こんな長い風邪の時は、寝るに限りますね。。。
ということで。。。
いつの話?というぐらい前の話ですが、備忘録も兼ねて。。。
10/5(土)
この日もゆっくりの7時前出発。
6時間半ぐらいの行程。
この日の天気予報は曇り。


実際には、朝7時半まで雲は出ていたが多少晴れていた。
みるみるうちに岩手山には雲が覆いかぶさり、登山道はガス、稜線に出ると風が強かった。
岩手山に登る鬼ヶ城コースは断念した方がよさそうだな。。。と。
大松倉山に上るとここから下の斜面の紅葉が見事だった。
なかなか進まない。
このコースは、アップダウンが少なくて歩きやすいが、見どころが多くなかなか進まなかった。
もし、この時期に歩かれるのなら、コースタイムの何割増しかは多く見積もる方がよいかと思う。
稜線に出て歩くと、そのあと斜面を下り、紅葉のトンネルの中を歩き、ひたすら田んぼ状になった樹林帯の中の道を歩いていく。
ひたすら歩いていたのか、極端にここの写真がない。
このあたりでやっと登山者と出会う。
2組ぐらいだろうか。
またまた、連なった熊鈴と大ボリュームのラジオを付けた男女ペア1組、普通の熊鈴付けた男女ペア1組。
時間も8時ぐらいだったのでここまでクマよけは必要かしら?と思っていた。
なぜなら、ここまで一番静かな道を歩いてきて動物に全く会わなかったからである。
網張温泉と三ツ石方面への分岐の三ツ石方面側に下りること10分ぐらいのところで、大きな段差があり「よいこらせっ!」と足を置いた瞬間。。。
黒い物影が、笹藪の方にすたこらさっさ~!!
まるで私が怪獣で、それから逃げるように藪の中へ入って行ったのだ。
「えぇっ?!」
瞬間的にカメラカメラと手を伸ばしたが、あまりの速さに間に合わず、
何事が起ったか、物体は何だったのか、イノシシなのか、子ぐまちゃんだろうか、
ほんの数秒のことだろうが、脳内処理が終わるまで時間がかかったように思えた。
そして、本能的に立ち止まっていた。
少し様子を見て、声を出しながら歩み始めた。
ここを大音量の登山者が歩いたのは、ほんのさっきなのにな。
5分ぐらいすると10人ほどの登山者がいらっしゃった。
子ぐまちゃんを見たので様子をうかがっていたらしい。
笹藪の方に逃げていったことを伝えた。
三ツ石山荘側へ行く方々が圧倒的に多かった。
犬倉山と姥倉山の間辺りの水場でお水を汲む必要があった。
この時、三ツ石山荘の水場は涸れていると情報を得ていたので、大深山荘から水を汲んでいなかったのだ。
ここから不動平避難小屋まではコースタイムで4時間半ぐらい。
斜面を下って水場へ着くと、豊富な量が湧き出ていた。
姥倉山分岐まで森の中を歩いていく。
分岐の稜線に出ると、かなりの強い風。
倒れるぐらいではないが、耳の中に水が入るぐらいでさすがに寒かった。
少し歩くとすぐに森の中に入る。
そしてまた森から外れ、黒倉山に上る道との分岐に着く。
何も見えないのでここもスルーし歩いて行くと、切通。
ここは、お花畑コースと鬼ヶ城コースの分岐に当たる。
そして、ここから見る岩手山の斜面の紅葉が見事だった。
ここに来て、地元岩手の登山者さんに晴れ男がいらしたおかげで、ガスがなくなってきたのだ。
見る見るうちに、もこもこ紅葉を見ることができた。
ここからの進みが、半端なく進まず、どうしようかと思うぐらいだった。
「これが東北の紅葉か・・・」と、またまた東北が大好きになってしまった。
あと、一日でこの山行が終わってしまうのも寂しくなってきた。
と、感傷に浸っているのもこの時だけで、この紅葉を楽しんだ後は、思ったよりきつかった岩手山の上りが待っていた。
標高400mを上るだけなのだが急峻だった。
この山行できつかったのは、ここからの上りと、岩手山からの下りだけだと思う。
あとは気持ちいいくらいの縦走路だった。
1時間強上れば不動平避難小屋に着くので少しの辛抱だった。
不動平に着いたら、異空間!!
信仰の山として名高い岩手山。
畏怖するものが感じられる。
不動平避難小屋
不動平には水場がないので、八合目の水場まで汲みに行く必要がある。
片道15分。
通信情報として、au電話では、何の規則性かわからないが、繋がる所と時間があるようだ。
天気も悪いし、ガスガスだし、山小屋のお掃除をして下さってうれしいのだが、
一部の方が煙草を吸ったり唾を吐いたりする行為に残念な気持ちになったり、
小屋ですることもなく、もやもやとしていたら。。。。
ガスが明けてきたので山頂へ。
御苗代湖
森吉山
秋田駒ケ岳
鬼ヶ城コースは雲の中。
まさに鬼チック!!
その後ろには秋田駒ケ岳。秋田駒の左奥にはうっすらと鳥海山。
山頂に着いて、東北の山々の山座同定♪
これがなくっちゃ楽しくないでしょ!!
曇っているにもかかわらず、かえってよく見えたー!!奇跡!!
岩木山
真ん中からちょい右の双耳峰チックなのが八甲田山。
森吉山と歩いてきた縦走路
大阪の山歩きの会の方々、東北の登山者の方々と同宿で、楽しい夜を過ごせた。