8月中旬にあった新学期応援セールで注文していた最後のイヤフォンがようやく届きました。めちゃくちゃ届くのが遅かったけど、遅延クーポン150円が発行されたんで俺得ということでなんの問題もなし。

これで7本目かな、これでも我慢したんだけど買いすぎ。

 

てなわけで届いたのはこちら。

 

KZ Pisces

 

ZEX以来の久しぶりのKZ機です。セール中、なにかもう一本お手頃なのがほしいなと探していた時に、「KZ公式に載っていないのですぐなくなるかもしれない」と聞き、すぐさま注文してみたものでした。

 

特徴は2つのダイナミックドライバー搭載とCastorの親戚みたいなものかと思いきや、8mmと6mmというCastorとは違う小型のドライバーが使われさらに、ベント穴(というのかな?)が大きく開けられた半開放型の全く違うものでした。特に開放感ある音質が大好きな私なので楽しみです。

 

 

Amazonでは2025/09/07現在クーポンによる割引がされていてマイク無しモデルが2240円で買える模様。(あぁ、投稿時には値上がっちゃいましたね)先に言っちゃいますがかなりおすすめなので欲しいと思った方はこのクーポンがあるうちにぜひ。では、届いたものを開けていきましょう。

 

・外観はこんな感じ

 

なんだか落ち着くKZいつものサイズの箱で届きました。KZ-双魚座とありますが、魚座ってお魚さん二匹いましたっけ?(検索中・・・)

 

 

ホントだ、いた!(Wikipedia)

 

 

星座に関しては聖闘士星矢で基礎を覚えた世代なのでアフロディーテって一人だったよなぁと疑問に思ったのですがなるほど、もともと2匹の魚がモチーフでありました。(ていうか双子座のサガも二人いないんだから疑問に思うなって話だよな)

 

 

何かが貼ってあった形跡あり。いいよぅ、こういう人間臭いの。

 

 

いやぁ、開けてみて驚いた。マットブラックのかっちょええのが出てきました。

普段はあまりマットブラックは好まず、黒ならばグロスブラックの方が好みな私なんですけど、この凝縮感を感じさせるしまった黒は琴線にぴーんと触れました。

 

 

内容物はいつものに加えてウレタンイヤーピースとsimピンのようなものとチューニングスイッチの説明書が入っていました。そう、どうせだからと今回はチューニングスイッチ付きを選んだのでした。(全部オンにすればスイッチ無しと同等と言いますしね)

 

 

改めて本体をアップでじっくり。AM16にもあった歯車の形の加飾がついていますね。最近出るKZのイヤフォンには皆これがついていますけどコーポレートサインみたいな感じでやっていくつもりなんでしょうか。私こういうの大好きなので「いいぞ、もっとやれ」な気分です。

中が透けて見えるほどのアミアミ具合がエッチ。この形どこかで見たことあるなぁと手もちのイヤフォンを漁ってみたら・・・

 

 

KZ ZAXそっくり。えー、あんなド派手な音がするの?と気がついた時一瞬身構えてしまったのは仕方ない。ちょっと苦手なZAXとほぼ同じ形をしていました。ドライバ構成が全く違うので音質が違うものであることを期待しましょう。

 

 

裏面はいつもの感じでクリアになっていてドライバがよく見えます。今更気がついたんですけど、ドライバから出る音ってもしかして耳側ではなく外側に向けて出して反射した音をノズルに届けてるんですかね?スピーカー(ドライバ)の開口部、よく見たら外側に向いてます。EDX Liteが無茶苦茶透明でわかりやすかったので確認してみたんですけどたしかにそういう作りになっていました。ていうことはそうか、筐体の材質が音質に影響するのは当然ってことですよね。イヤフォンを集め始めて1年、一つ利口になりました。

 

 

ノズルの長さはちょっと短めなタイプで後でも触れますが、NICEHCKP03イヤーピースがバッチリあいました。筐体全体がコンパクトなので装着感も良好。

 

結構気に入った見た目だったので外観紹介が長くなってしまいました。見ていても仕方ないので聴いていきましょう。

 

・どんな音?

チューニングスイッチはデフォルトの全部オンの状態でいつもの曲をいつもの通りで一通り聞いてみましたが第一印象では「開放感」「抜けがいい」「爽やか」「解像度高め」というワードが浮かんできました。先日届いたTRN V10 Proに似た印象ですね。あちらも同じ2DD構成でベント穴大きめな所にBAが追加されたもので基本は一緒のものなので似た感じになったのかな。
シャラシャラ感、サラサラ感はV10 Proに似て爽やかさ全振りって感じなんですが、クラシックを再生しても薄くならずにギリギリ聴ける程度の中音も出ているのでこちらの方が使いやすそう。もう少し高音が抑えめになってくれたらなぁと思ったところで気がついた。そうじゃん、これ、スイッチ付いてるじゃん!
 
 
低音域は減らしたくなく高音だけちょっと減らしたいと思ったのでスイッチ3と4をオフにしてみたところドンピシャ、シャラシャラ感は劇的に減り、私好みの開放感と解像感、程々な歪んでいない低音といい感じに変わりました。
 
今までスイッチ付のモデルを色々買ってきましたが、そんなに必要性を感じず逆に邪魔だとさえ思っていたんですよね。それもこれも全部Casterのせいなんですが、今回はスイッチがあってよかった、そう思う結果に大満足です。
 
この3番4番をオフにした状態ならクラシックからポップスまでバランス良く耳にやさしくそれでいて解像感高めを残した状態で楽しめる開放感あって耳疲れしない音を楽しめる音になりました。
 
 
いいぞこれ!
 
 
PRXみたいな生々しさを感じられるほどの解像感はないですが、ベント穴の効果か開放感がとてもよく、気持ちいいラフマニノフの交響曲2番が聴けました。やっぱり音場が広くて抜けがいいイヤフォンは好きです。
 
筐体の形も似ていて、同じように抜けの良さではとても評判がいいKZ ZAXなんですが、大暴れして耳に刺さりまくったり低音が暴れまくったりするのでこちらPiscesの方が私は好み。値段のことを考えると下剋上。出来が良すぎた弟みたいで面白い。
 
そういうわけでとても気に入り、最近購入した中では上位に入ることが決定したものの、ちょこっとだけ不満点があって標準のフジツボイヤーピースではノズルが短いせいか若干のスカスカ感というか耳にぴったり合っていない感じがするし低音がなんだかそのせいで抜けている感じがして気持ち悪かったのですよ。
 
そんな所にコイツ到着!
 

 

この記事でも触れていましたが、このNICEHCK P03がこのPiscesにバッチリだったんですよ。最近お気に入りの唐三彩も試してみたのですが、断然こちら。フジツボではMを選んでもLを選んでもスカスカに感じたところがバッチリ解消。ちょっとだけ足りないと感じていた低音もしっかりしたものになりベストな組み合わせと感じました。

似たようなノズル形状のDOLCEにもぴったりで付け替えました。(サブベース成分アップでだいぶ聴きやすくなりました)

 

かなりお気に入りの音色がするPiscesを手に入れて若干テンション高めでお送りしましたレビューは以上で終わります。

 

ちなみにタイトルに【12星座全部でる?】と付け加えたのですが、いつの間にかこんなものが発売されていました。

 

 

KZ Taurus、牡牛座きてますね、アルデバラン。もちろん買うとは思います。

こちらも2DD構成ですがおうし座との関連は?ま、購入したら考察してみましょう。

 

魚座、牡牛座と来たので星座シリーズが始まってしまうのか?12本買うのは確定じゃないか(笑)私はバランスのいい天秤座、ライブラを期待します。山羊座のカプリコーンなんかは名前がかっこいいからそれもいいな。

 

KZ、12星座シリーズ1本目(であろう)Piscesのレビューでした。おすすめ!