手術以前に… | 今日も快晴バセット日和

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バセットハウンドたちとの田舎暮らしをつづっていきます。

老バセットハウンド・クーネル姐さんの右横っ腹には、

500円玉より大きな潰瘍化した腫瘍ができています。

 

腫瘍の傷が小さくなるか、または傷がふさがるかするのなら

そのまま様子をみたのですが、

徐々に大きく深くなっていく潰瘍を組織検査にだしましたら

ガンの疑いが高いということだったので、手術に踏み切ることに。

 

傷が身体にずっとあるのはクーネルだってつらいし、

ガンだったらまず傷は塞がらないからね…。

 

7/21

お昼からの手術に備えて、朝から絶飲食です。

 

食べることが生きがいのクネには可哀想ですが、

胃腸に食物があると手術のリスクになるからね、

我慢するしかないわけよ。

 

 

ウヌコを3回もしたというのに、ご褒美のおやつがないなんて!

と、戸惑うクーネル。

 

人間がご飯をたべたら、絶飲食のクネがよけいにつらくなるだろうから、

つうことで、若様は前の日から用意しておいた菓子パンとか

冷蔵庫に保管してあるサラダとか冷えたカフェオレとかを

そっとお盆にのせて、二階でこっそり朝ごはんを食べます。

 

 

メシ係もクネにばれないように隠れてバナナを食べて空腹をしのぎます。

 

車に乗せてもらってご機嫌クーネル。

でも行先はキミの嫌いな病院なんだよー。

 

 

今日も激混雑の病院で、看護師さんにクネを託します。

クーネルはガクガクブルブル震えっぱなしです。

食べてないからもらすおしっこもありません。

 

「術前検査の結果が悪ければ連絡します。

手術ができる状態だったら、夕方様子をお知らせします」

と看護師さんに言われました。

 

手術といっても内臓を開くようなおおがかりなものではありません。

皮膚だけの切除なので、どちらかというと簡単なものです。

だから。

手術ができないなんて事態があるなんて、想像もしませんでした。

 

お昼過ぎに主治医から電話がありました。

「すい臓に炎症があり、貧血状態がひどいので、手術は中止します」

 

電話なので詳しいことは聞きませんでしたが。

クーネルが全身麻酔に耐えられないほどに体調が悪い

ということが明らかになりました。

 

痩せてはいるけれど。

腫瘍はあるけれど。

あんなに元気に走っているのに。

喜んでごはんも食べているのに。

 

そんなに悪かったなんて…。

わたくしは、気づいていなかったのです。

 

「人は現在の状況が

永遠に固定しているものと誤解しがちだ」

by ヤンウェンリー

 

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