初めてYACHIのブログに
いらした、あなたには、
パリに来る前の
日本での就職の悪戦苦闘、
今までの歩み 仕事編①―㉑
を読んでいただきたいのですが、
長いので.......
時間のない方は、
プロフィ－ルをどうぞ！
そして、
今は、パリでの就職の日々を
今までの歩みと パリ編として主に綴っています。
興味のある、あなたは、
今までの右往左往しながら
就職活動、正社員採用、仕事の日々、
こちらを順番にご覧ください。
分かりにくかったので、
番号を順番にふりました。
パリで就職活動するのに必要なフランス語レベルとは ? 今までの歩みパリ編③
パリで面接!! ;グル－プ面接後の個人面接 今までの歩み パリ編⑤
パリで5★ホテルデビュ－！！ フロントに立ち働く喜び、そして不安
試用期間延長、そして、英語厳禁の通達！！今までの歩み パリ編⑪
日常を打破したくてチャレンジしたものは？ 今までの歩み パリ編⑬ ⇒今日はここです！
仕事を始めた当初からすると、
同僚にも慣れて、
少しホテルのフロントの仕事にも
慣れてはきていました。
お客様のホテルでの対応も
通常の仕事だと問題なく
できるようになり、
対処しきれないお客様などは、
上司にお願いしたりもしながら
何とか毎日を過ごしていました。
パリで就職を果たす夢を叶えたものの・・
そんな、簡単にフランス語が
上達するわけもなく、
気が合うフンラス人の友達と
出会えるわけもなく、
日々、勉強、
そして、日々お仕事。
パリを楽しむ暇もなく、
毎日、ホテルと自宅の往復の生活
ハ－ドスケジュ－ルの中、
お休みの日は体力を温存していました。
唯一の楽しみは、
フランス映画をみること！！
こちらでは、メンバ－になると、
確か当時毎月20ユ－ロくらいだったでしょうか。
映画が見放題なのです。
映画の会社が色々あるのですが、
UGCという会社のメンバ-になり、
フランス語が分からなくても、
フランス語の音を聞くのが
大好きな私は、時間があると
映画館に通っていました。
ロマンティックなパリでのクリスマス、
お正月、そして、季節は冬になっていました。
サ－ビス業なので、もちろん仕事。
逆に、特別予定もないので、
仕事で助かった部分もありました。
当時付き合っていた日本人の彼氏は
日本から会いに来てもくれず寂しい
冬を過ごしていました。
会いにも来てくれず...なんて
自分勝手ですよね？！
私が、自分の夢をおしきって
彼を日本において、
パリに来たのですから。
そんな相手に非があるような
言い方をしたらいけませんが....
当時の私は、
「なぜ会いに来てくれないのだろうか？」
私の事は、どうでもよくなったのか。
など思っていました。
だんだん彼からの連絡の
回数も減ってきて、
もう忘れられたと思っていました。
パリでの慣れない生活、
仕事のプレッシャ－、
からの辛い気持ち、
そして、どんよりしたパリの
冬が寂しい気持ちを倍増させ、
私の心を占領していました。
そんな時でした。
日本から知り合いだった
カナダ人、クレア－さん。
彼女は両親がフランス人で
トロントで育ちました。
丁度、私が渡仏する半年ほど前に
フランス人と住む場所を
日本からフランスへと
引っ越してきたのでした。
クレアさんと、時々一緒に過ごす中、
ブロ－ニュの森にある、
池の周りをジョギングしたりも
していました。
そして、彼女から、
「パリ、ハ－フマラソンに出場するけど、
一緒にどう？」
と声をかけられたのです。
その当時、
自分の夢、
海外での就職を叶えたものの、
まもなく32歳になる私。
彼氏からは、連絡もなくなるし・・
私のワ－キングホリデ－ビザは
一年間有効、9月まで。
その後の将来の道が、
全く見えない中、
何かスッキリしない、
不安な気持ちでいました。
何か、日常を打破したい
気持ちもあり、
ハ－フマラソンに
出場することにしたのです！
東京で生活している時に
テリ－フォックスランという
チャリティ大会がありました。
10キロですが、そのイベントに
何度か参加したことがあっただけです。
参考までに、
決めてから、
時間もあまりありませんでした。
近所に住んでいた日本人の友達も誘い、
時間があると、パリの寒い冬、
2月、3月は、セ－ヌ川のほとりを
走り、練習をしたのでした。
これが、新たな目標となり、
パリで働くという日常になった
マンネリ生活に少し彩りが出てきたのでした。
やはり、
なにか目標があるというのは、
大事ですね。
それがあることにより、
他の日常にも張りが出てきて
エネルギ－が再び出てきたのでした。
頑張り続けていると、
何だか中だるみします。
これでいいのか？
不安になり、やる気が失せる。
そんな時には、
全く違うことをやる。
他のまた、達成しにくい
目標をみつけてチャレンジする！
ただ新しいことを始める！
そんなことをするのが、
日々の悶々と、
スッキリしない生活には、
刺激になりいいのかもしれません。
リフレッシュすることで、
元々目指していた目標を
再度見直したり、
チャレンジする力が
湧いてきたりします。
練習する時でさえも、
10キロ以上も走ることもなく、
結局本場を迎えたのでした。
パリの街並みを走る中、
沿道の応援、
仮装した人たちが、
バンドを作り、
音楽で私たちの
背中を押してくれます。
走りながら、今までの
辛かった道。
念願叶ってパリでの就職、
ここで、頑張って
続けなければ、その先の
道は開けない。
私は、このフランスの生活の
後、何がしたいのか？
何の為に、海外に来たのか？
何だか色んな思いが
頭の中を巡っていました。
スピ－ドは、ゆっくりでしたが、
絶対完走するぞ！！と意気込み、
その何時間もの道、
色んな思いを巡らせて、
自分と戦っていました。
パリの素敵な街並みを
見ながら走れたのが、
エネルギ－になりました。
こんな、経験をできることはないと
嬉しい気持ちもありました。
自分を励ましながら、
やっぱり、
《 努力すればできる！！》
ずっと信じていた言葉を
自分で証明したかったのでしょう。
マラソンの最後は、
自分の足という感覚は
なくなっていました。
自転車をこいでいる感覚。
もう、止まろうと思っても、
止まれず、足が前に、前に
と走っているのでした。
そして、
タイムは全然自慢できるものでは
ありませんでしたが、
何とか、完走したのでした。
一回も足を止まることなく・・・
完走した満足感、
努力して勝ち取ったゴ－ル。
何とも爽やかな、表現できない
充実感があったのでした。
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