我が家の夏休み・・・
働いている人にとっては、
有給休暇を子供のお休みに合わせられないのは
ツライところです。
今年の夏2週間は、
主人と結婚10周年キュ－バ記念旅行に合わせて
すでに半年前に有給休暇の申請をし、バッチリ
希望時期に許可され準備をしていました。
そのため、日本帰省は春にと考え
3週間ほどお休みをとっていました。
しかし、
何と、娘のパスポ－ト写真を担当の人が、
髪の毛の部分までハサミを入れてしまい・・
そのため、申請書類が送り返され、
再度緊急申請。
それでも、間に合わず、
泣く泣く日本行きを断念したのでした。
本当にフランスは、
物事がスムーズにいきません。
怒りを越えて呆れることは多々。
先進国にすんでいるとは思えません。
来年まで持ち越しは、
せっかく楽しみにしていて、
キャンセルすることになり、
大泣きの子供たちをみて、
可愛そうなので何とか夏に帰省したい、
帰省しよう！！ と思っていました。
ただ、強制的にもらった休みが
７月上旬に5日間のみ。
通常休み７日間を有給休暇に
連続するように申請。
何とか受理され１２日間連続休みを確保.
ありがたいことに、毎月７日間の連続休みが
保証されているのです！！
でも、申請はできますが、
そのお休がどこになるかは保障なし。
連続のお休みが続くと、
必然、フライトとフライトのお休みが
少なくなり、仕事漬けになります。
しかし、もう強行プランしかありません。
ニュ－ヨ－クから朝8時に
シャルルドゴール空港到着。
自宅には帰らず、
主人に荷物を、そして子供を連れてきてもらい、
同日の13時半の関空行に乗るチケットを
手配をしたのでした。
ニュ－ヨ－クから出発の日の朝。
会社からメッセ－ジがはいりました。
そしたら、何と！
フライトがキャンセルになり、一日延泊！
「えっつ！！ 信じられない！」
今務めている会社で12年フライトしていても、
今までキャンセルはたった一度きり。
このタイミングでのキャンセル。
神様の意地悪としか思えませんでした。
こんなタイミングで
キャンセルなんて・・・
途方に暮れてしまい、
悲しくなりました。
子供たちの楽しみにしている
顔が浮かびます。
すでに、２４時間前の関空行、
インタ－ネットチェックイン
もすませています。
少しでも長く帰省したいと
強行プランが仇となりました。
チケット変更も既にチェックインしているし、
フランスまで電話して再度変更依頼と面倒。
それに加えて、夏休みなので、
次の日のフライトは、成田、羽田とも満席。
関空は運行していません。
結局予定より2日遅れの便に
何とか空きがありました。
これ以上滞在が短くなると、
日本帰省自体のキャンセルも
ありかも..
子連れで1週間帰省は
疲れに帰省するようなもの。
神様の意地悪かとも思いましたが・・・
幸い、悪い事ばかりでもなかったのでした。
７月７日の七夕の出発日。
出発ゲ－トには、七夕イベントで
浴衣を着た日本人スタッフがいらして、
願い事を書き、笹の葉に吊るします。
いつも娘は、「歯医者さんになりたい！」と
話していますが、短冊にかくときには、
「HOTESSE DE L’AIR
オテス ド レ－
客室乗務員になりたい！ 」
と話してくれて、一緒に書き吊るしました。
そして、ゲ－トを通ろうとすると、
「ピッ～ 」と音がなるのです。
何だろう？と思い、
地上係員に話をすると、
何とエコノミ－席がオ－バ－ブッキング、
そして、ビジネスクラスに空きがあったようで、
ビジネスクラスのお席を頂けたのです！！
日本滞在は短くなりましたが、
それでも、映画をみて、
横になれてグッスリ眠れたので、
疲れを感じない快適なフライトでした。
そして、子供たちは
プリミエエコノミ－クラスにアップグレイド。
同伴者と子供の座る席のクラスが違うと、
万が一の緊急、酸素マスクの
着用などの場合、同伴者が必要です。
同伴者がいない場合、乗務員が
責任を担う、「お子様一人旅」
扱いになります。
少々不安はありましたが、
折角のビジネスの機会。
チャレンジしてみました。
二人横に座り・・
ちゃんとご飯も食べれて、
途中、様子を伺いにいくと、
「トイレも二人で行けたよ～、ママ！」
隣のビジネスマン風の男性にも
一言お声かけして、
「問題ないですよ！」
という温かい言葉を頂き安心しました。
二人でおとなしく、
そして、映画をみながら、
楽しそうにしている子供達を見て、
感慨深いものもありました。
３人で帰省したのは、一度
３才と１才の時でした。
今は、８才と５才。
さすがに、子供の成長を感じました。
通常は九州まで帰省に、
羽田、関空どちらかでも、
空港近辺に1泊してから
九州いりしていました。
今回は、１２日滞在が、
既に１０泊の日本帰省です。
短い滞在になったので、フランスから実家まで
ホテル滞在なしで直行で向かいました。
パリから関空 12時間ほど
関空から、伊丹空港まで移動1時間半。
そして3時間ほど飛行機を待ち、
国内線2時間近くのフライト
そして、それからバス移動2時間。
どれだけ田舎なのか...と思いますね。
フランス出発してから、
移動の待ち合わせ時間も合わせると、
24時間近くの移動です。
娘が寝てしまったら、
抱っこできないと心配していましたが、
移動中寝ていても、ちゃんと起きて
歩いてくれたのでした。
そしてハプニング旅行からのスタ－ト。
冷や冷やしましたが、
実家では、おじいちゃん、おばあちゃん、
いとこたちと会えて、
海やプ－ル、花火など
一緒に楽しみ、
美味しい日本食を堪能して、
暑い、九州の夏を１週間満喫しました。
そして、東京では、
念願だったキッザニアに行きが実現。
子供の就職体験型のテ－マパ－クです。
実際に、消防士の服を着て、
消防車に乗り、火を消す。
パイロットになり操縦桿を引いたり、
おしたり。
スチュ－ワ－デスになり、
アナウンスをしたり、
カ－トをひいたり。
銀行にいって口座をひらき、
お仕事して頂いたお金を銀行にいれたり、
そのお金で、出店しているデパ－トで買い物。
話には聞いていましたが、
まるで本当に仕事しているような、
就職体験ができて、
また仕事の数も約１００種類。
子供にとって、働くとは？
どういう仕事が存在する。
漠然としている働いてお金を得る。
という仕組みが遊びを通して
少しは感じ取ってもらえたかなと思います。
他にも、お友達、その子供達との再会。
そして、往復に２日は取られてしまうので、
実質８日ほどの短い、
日本滞在はあっという間に終了。
フランスへ飛び。
強行プランだったので
フランス到着した、次の日には
子供達は義理両親宅へ。
私は、トンボ帰りで、
またまた、日本へ、
今度は乗務して戻ったのでした。
