2001年3月7日発売。16枚目のシングル。
最高位3位 登場週23週[自己2番めのロングセラー]
2001年度年間22位[累計売上約65万枚]
前年[永遠に]が、登場週数44週[自己最長]とロングランし、
ヒットの地盤をがっちり築いての大ヒット。
ゴスペラーズ最大ヒットにして、
この曲を起点に、ゴスペラーズはトップ10入りの常連。
そして、時々には自身を代表する曲も出すようになる。
[永遠に][ひとり]を収録した[Love Notes]はミリオンを記録。
2023年5月14日放送[NHKのど自慢]で披露されていました。
通常、[NHKのど自慢]のゲストは、最新曲を歌う傾向にあります。
今回は、もうひとりのゲストだった[小林幸子]とともに、
自身の代表曲を演奏していました。
正直、ほとんどの人がわからない新曲を演奏してもらうよりは、
代表曲にして、大ヒット曲を演奏してもらうほうが、
こちらとしては非常に有り難いです。
メジャーデビューから5年、実力はありながらも、
なかなかチャンスを掴めずにいたゴスペラーズ。
ひとつ、ハグルマが噛み合えば、一気に前へ進める。
[永遠に]よりも前に[はれときどきぶた]の主題歌を担当していたことから、
ゴスペラーズの存在を知り、同時期にでたアルバムを聞いた記憶があります。
私がアルバムを聞いた印象が、上にある[一つチャンスがあれば]だったのです。
そして、そのチャンスが[永遠に]だったのです。
なぜ、[永遠に]が伸びたかは判りません。
いつの間にか、チャートを徐々に駆け上がっていき、
気がつけば、最高位14位を記録していました。
このロングランが[ゴスペラーズの存在]を、
一般に広げたものだと考えています。
そんな実力者[ゴスペラーズ]の認識が進んだ中、
全編アカペラという、これまででは聴くことのなかった、
そして、圧巻のコーラスワークが叩きつけられたのです。
[ゴスペラーズはすごいやつらだ]と
確信を大衆を与えるには十分でした。
飾り気のないラブバラードということもあり、
歌声のみの簡素な構成と非常に相性がよく、
歌詞もまた、耳に残ったものと考えられます。
収録アルバム[Love Notes]のミリオンセラーは、
[永遠に][ひとり]の歌の力の賜であり、
[ゴスペラーズをもっと聴きたい]と思わせる説得力が
あったと言えます。
以降、ゴスペラーズはシングル・アルバムともに安定した成績を上げ、
どのミュージシャンとも同じように、少しずつ軟着陸していきます。
現在は、目立ったヒットは全く見られませんが、
実力は圧巻で、存在感は十分にあります。