ZYYG - ぜったいに誰も[SLAM DUNK TV-OP2][1995]
OP1[君が好きだと叫びたい]は、最高位16位ながら、累計売上は40万枚を超え、
異例のロングヒットになりました。
やはり、[SLAM DUNK]というと、この曲になるでしょう。
ただ、BAADは、この曲以降、ヒットを出すことが出来ませんでした。
このヒットが出る前と後では、ほぼほぼ売上は変わりませんでした。
曲は残っても、バンドは残っていないと言ってもいいでしょう。
そのせいでしょう。BAADの最後のアルバム[B-SOUL]は
生産数が少ないこと、廃盤になっていることから一時期プレミアがついていました。
今は価格は落ち着いていますが、それでも、定価よりも高値で取引されています。
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そして、OP1がメジャーすぎるために、影が薄くなりがちなOP2の紹介です。
ZYYGは、ビーイングの作曲家の一角を担う栗林誠一郎が在籍していたバンドです。
[君が欲しくてたまらない]で、70万枚の大ヒットを出しました。
この曲が発表されたときには脱退していますが、
在籍時には、シングル曲を含め、ZYYGの多くの楽曲を手掛けています。
[君が欲しくてたまらない]以降では
ヒットには結びついてはいないものの、なかなかに良い曲が揃っており、
ZYYGというバンド全体の曲を、個人的には勧めたいです。
さて、栗林誠一郎が脱退し、楽曲を手掛けなくなっています。
ですが、この曲はSLAM DUNKの効果もあって、
前作の週間20位から一気に数字を伸ばし、トップ3入りしています。
SLAM DUNKの主題歌に、ヒットしていないものはない、と言えます。
そして、この曲のヒットの理由としては、織田哲郎の作曲にあるとも思われます。
栗林誠一郎でないなら、織田哲郎が書く。ビーイングの王道です。
何気に先程あげた[君が欲しくてたまらない]も、織田哲郎の作曲で
編曲を栗林誠一郎がしています。
やはり、ビーイングと言えば、織田哲郎なんだな、と思わされます。
そして、BAADと同様、この曲がZYYGの最後の花火となります。
直後のシングルでも、トップ30に手が届かず、
1997年に発表した最後のシングル、アルバム共にトップ100圏外。
続けてヒットを出すことの難しさ、
ビーイングでも上手くヒットを操れないことを示すことになります。
SLAM DUNKはエンディングのほうが、売上面では上なんです。
ED1:大黒摩季 - あなただけ見つめてる
ED2:WANDS - 世界が終るまでは
ED4:ZARD - マイフレンド
が、ミリオンセラーになっています。
そして、これらの面々の代表曲にもなっているのです。
通常では、オープニングの方が、ヒットとして目立つものです。
起用されている面々の格の違いはあれど、
SLAM DUNKの曲以降の動向も含めて、
こうも大きく差がついてしまうのは、異例です。
そうそう。この曲について、織田哲郎が言及した言及が、
直近で上がったので、貼っておきます。