fripSide - Two souls -toward the truth-[終わりのセラフ 名古屋決戦編 TV-OP][2015]
2015年12月2日。11枚めのシングル。
最高位12位。登場週数8週。
fripSideというと[とある科学の超電磁砲]が
軒並みヒットしているため、
fripSideのヒット曲を並べていくと、
上位は[とある科学の超電磁砲]だらけになります。
[無印][S][OVA]の5曲が、上位トップ5を占めます。
[とある科学の超電磁砲]以外のヒットになると
[とある科学の超電磁砲S]の次のタイアップとなった
[ブラック・ブレット]が
[とある科学の超電磁砲]の勢いのままに、
トップ10入り、10週を達成、
[とある科学の超電磁砲]じゃなくても
ヒットを飛ばせることを証明してみせました。
「ブラック・ブレット]以降も、
同等のヒットが出せればよかったのですが、
やはり、作品の力が非常に大きく作用しており、
後が続きません。
fripSideが取り出してヒットしたというのは、
[とある科学の超電磁砲][ブラック・ブレット]の6曲で、
以降は、どの曲もそこまでヒットのレベルが変わらなくなります。
fripSideというミュージシャンのブランドは確立され、
楽曲に評価、人気は常に高い位置にありましたが、
大ヒットを出すとなると、どうしても作品の力が必要になります。
正直、引きがなかったと言うしかないでしょう。
緩やかに、成績が悪くなっていく中、
fripSideの曲自体には、何ら変化はなく、
素晴らしいものを続々と送り出しています。
この曲については、
メロディの良さはfripSide随一だと思っています。
fripSideのヒットする楽曲は、
メロディが非常に強く、重い作品が多いです。
きょくの勢いから来る衝撃で、吹き飛ばされます。
アレンジも、非常に鋭い音が使われていて
貫き、切り裂いていくイメージです。
それに対して、この曲のメロディには
暖かや柔らかさなど、fripSideのヒットの王道とは
真逆の方向性を見出すことが出来るのです。
そのメロディと、南條愛乃の歌声の合わさり方も良く、
聴いていて非常に心地が良いのです。
メロディとともに、歌詩にも優しさなり、芯の強さを見出だせ、
終わりのセラフアニメの終結を実感させます。
fripSideの中でも、名曲中の名曲として
並み居る[とある科学の超電磁砲]のヒットの中に、
ねじ込みたいと思います。