fripSide - dawn of infinity[魔法使い黎明期 TV-OP][2022]
ツインボーカルユニットになったfripSideの初弾になるシングル。
初動記録18位。初動売り上げ2475枚。
南條愛乃脱退直前のシングルとほぼ同数。
2020年に南條愛乃時代のベストが出た時点で
南條愛乃の脱退と、新ヴォーカルを迎えての新体制になることは
まず間違いないだろう、と思われました。
ベスト・アルバムを出す場合、レーベルの移籍や解散のケースが多く、
この場合は、南條愛乃の脱退が解散のケースに近いです。
案の定、翌年には、南條愛乃の脱退と、
南條愛乃をヴォーカルとしたfripSideのラストツアーが組まれました。
今年に入り、南條愛乃での最後のシングルとアルバムが発表された時点で
しばらくは動きはないだろうと思いきや、
早速、新体制での初弾の発売が告知され、
タイアップのアニメの開始直後に、配信が開始されました。
それを聴いて、私が驚いたのが、
そう、fripSideがツインボーカルになっていたことです。
fripSideも、実は結成20周年なのです。
その節目に、これまでのfripSideからガラリと変えていこうという
プロデューサーの八木沼悟志の挑戦が始まったのか、と思いました。
楽曲を言えば、八木沼悟志のセンスが光る、
手堅く仕上がった楽曲と言えるでしょう。
ツインヴォーカルの声質に関しては、
南條愛乃を踏襲しているように感じました。
八木沼悟志の作る音色に合う歌声は限られると思います。
その枠に収めるとなると、どうしても、
ヒットを連発し、相性の良さを見せつけた南條愛乃を
意識せざるを得なかったのかな、と思いました。
登録お願いします!!
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)
なんだろう。
南條愛乃を高音と低音に分けた、というか、
南條愛乃から見いだせた要素を、上手く組んでいこうというのが
八木沼悟志の次にやろうとしているのかな。
自分の楽曲と合うヴォーカルの探求。
そして、これまでやってこなかったツインヴォーカルを
最大限活かせる楽曲を作ること。
初弾を聴いただけでは、まだまだ見えてこないことは多いですが、
総じて、南條愛乃の影をまだまだ感じてしまうのが、率直な感想です。
そして、売上の変化がほぼないことから、fripSideもファンも
なかば、同じことを感じてるのではないかな、と思います。
脱退した、南條愛乃も気がつけば37歳。
若返りも必要、ということも含まれているのでしょうね。
12年間、fripSideのヴォーカルという大役、お疲れさまでした。
声優としての高い演技力、歌手としての高い歌唱力。
これからの活躍も、期待しています。