シャ乱Q - 涙の影[1996] | けーの暇つぶしブログ

けーの暇つぶしブログ

私「けー」が特に何をするでもなく、
暇だなー、と感じながらなんか書いていきます。
コメントは解禁しますが、誹謗中傷は消します。
私は粘着する価値もない人なので、やるだけ無駄ですよ。

シャ乱Q - 涙の影[1996]

 

[いいわけ]が、ミリオンセラーに迫るヒットとなり

[シングルベッド][ズルい女]と同格のヒットを手に入れました。

[いいわけ]が、女性に劣等感を持つ、何とも女々しい男性を描く曲なことが、

[ズルい女]と、非常に方向が似ていたことが、バッチリハマったという所でしょう。

シャ乱Qというバンドの曲とは、こういう作品という概念を生んだと思います。

 

その一方では、青春を感じさせる、人間味を感じさせる

爽快感を出してくるのもまた、シャ乱Qの良さとも言えます。

そして、この[いいわけ]の次に出された[涙の影]が最たる曲だと思います。

[いいわけ]と対比させることで、この曲の光がより濃く映ることでしょう。

私は、この苦闘はしていても、絶望はしていない。

晴れた気持ちで、前へ進める気持ちの表現には

非常に感動したのを覚えています。

 

 

シャ乱Qは、この[涙の影]で初のオリコン首位を獲得しています。

そして、この曲が唯一の首位獲得曲となりました。

シャ乱Qの傾向は、ロングランヒットであったことが

相対的に初動記録の低さを示すものでした。

その上、当時のライバルの多さを考えれば、

この曲での首位獲得のみ、と言うのは非常によくわかります。

 

ただ。

この首位獲得が、非常に運が良かったことで起きたこと。

登場週のレベルの低さが生んだ幸運というしかないのが、

かなり残念なものでした。

この曲の初動記録は12万枚強。いいわけの約半分程度。

 

何の前触れもなく、シャ乱Qの人気が一気に落ちていたのです。

[いいわけ]が4月、[涙の影]が7月というスポンの短さで

累計売上も、半分程度に減退しました。

以降、シャ乱Qは、素晴らしい曲を送り出しつつ、

シャ乱Qというバンドの魅力を出している作品が出ていても、

沼にハマったかのように、人気が衰退していきます。

 

首位を取った曲が、まさかの分岐点になってしまった。

[涙の影]は、シャ乱Qの中でも指折りに好きな曲なだけに、

こういうデータで、マイナスの方向の結果が出てしまっているに

悲しみが止まりません。どうしてこうなったのでしょうか。