卒業シーズンですね~。ドイツは全くそんなシーズンではありませんが、補習校は来週あたり卒業式を迎えるところがほとんどだと思います。
私が勤めている補習校では、卒業式の最後に「蛍の光」を歌って卒業生を見送ります。日本では最近は卒業式に「蛍の光」や「仰げば尊し」を歌うことは少なくなっているようですが…。時代と共に歌も変わりますよね。
ところでみなさん、「蛍の光」の歌詞の意味、知ってますか?
卒業式に卒業生が1番を歌うので、補習校で歌の指導をしたのですが、まず、このメロディー聞いたことある?からスタート。数人は反応して、「スーパーとかが閉まるときに流れる歌!」と元気よく答えてくれました。
その後、この歌の題名は「蛍の光」っていうんだけど、「蛍」って知ってる?
これまた数人は知っていたようでしたが、全員が見たことない!
まあ、日本にいる子どもたちだって最近は見たことないかもしれませんよね…。
水のきれいなところに住む昆虫で、お尻が光るやつだよ~などと言ったら、「じゃあ日本にはいないんじゃ?」などと茶々を入れる男子一名。
その後もクイズ形式にしながら、「1行目に蛍の光と窓の雪ってあるけど、この共通点は?」「これで何をすると思う?」「書よむって書いてあるよね。つまり、蛍の光とか雪の明かりで、昔の人たちは本を読んでいたんだねー。電気がなかったんだろうね。」「いつしか時もすぎの戸をってどんな意味だと思う?」「いつの間にか時が過ぎてしまったと杉の戸を掛けてるんだよね」 みなもうお手上げ状態でした
大人だって詳しい意味を知らずにただ歌ってましたよね。 私が子供の頃だって、確か歌ったはずだけど、指導された覚えは全くありません。
そんなこんなで、解説後に一回みんなで歌ってみたものの、音域が高すぎて、声が裏返ってました。
もうそろそろ違う歌で元気よく送り出されてもいいのかも? みなさん、どう思います?