お家での音読練習マンネリしてませんか? | 海外で楽しく日本語育児/教育

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日本の学校でも補習校でも必ずと言っていいほど出る宿題…

 

そう、その名も「音読」。

 

みんなで仲良く『大きなかぶ』とか『おむすびころりん』とか、中学年くらいまでは楽しく取り組んでいた音読も、4年生くらいになるといつしか「 めんどくせー」となってしまうお子さんが多いです。(音読カードとか、3年生ぐらいまではしっかりと取り組んでくれるのですが…。)

 

読めない漢字や意味のわからない言葉がたくさん文章に出てくるので、教科書の音読が億劫になる気持ち、よくわかります。

 

でも補習校では教科書を事前に呼んでこないと授業に参加できないというのが現状です。

全ての漢字に読み仮名を振って授業でなんとか音読はできたとしてきても、全く意味のわからない文章を読んでいては何のための音読練習だかわかりません…。

 

とにかく海外での日本語学習では音読は必須。内容を理解するためだけでなく、言葉の使われ方や意味、リズムやイントネーションなど、日本語らしい発音で日本語が話せるようになるためにも音読に意欲的に取り組ませて欲しいと思います。

 

そこで 音読を楽しくするための工夫を3つご紹介します。

これで音読マンネリ化を解消しようウシシ

 

1.ストップウォッチで時間を計る。

1回読むのにどのくらいかかるか時間を計って、自分の記録を更新させる。2回目の記録が例えば、1分10秒だとしたら3分間で3回読めるかチャレンジさせるなど、時間を決めて自分の記録にチャレンジさせる。メラメラ

 

2.歩きながら読み。二宮尊徳(金次郎) 読み。

家の中を自由に歩き回りながら音読したり、音声が聞けるのであれば、音声を聞きながらシャドーイングのように、聞こえた日本語をそのまま 聞こえた通りに小声で声に出しながら読むとグット。正しい日本語の発音も覚えることができます。ただし、教科書を持ちながら移動すると足元が見えなくて危険ですので気をつけましょう!あせる

 

3.なりきり読み。

ある程度スラスラ読めるようになったら、おじいさん、おばあさんになったり、ドラえもんになったり、日本語を学び始めたばかりの外国人になったりして音読させてみましょう。特に男子は面白がって色々なバージョンで音読をしてくれます。(ロボットや宇宙人など)

 

こちらはどちらかといえば、音読が苦痛になっている高学年を受け持っている補習校の先生たちに時々取り組んで欲しい音読活動ではありますが...。(下手に読んでもごまかせる?笑

 

そんなわけで今回は、マンネリ化しがちなお家や補習校での音読練習に変化をつける方法をご紹介してみました。

 

実践された方、是非うまくいったかどうかお聞かせください〜アップダウン