前回のブログで、補習校の宿題の量について書きましたが、
補習校の宿題、やっぱり量は多い? | 海外で楽しく日本語育児/教育 (ameblo.jp)
やはり補習校の宿題を一週間分いっぺんにもらうと、なんとなくやる気が失せますよね…。そう、日本の夏休みの宿題のように、やれ、ドリルだ、ワークだ、読書感想文だ…と一か月分の宿題をもらうと、もうそれだけで拒絶反応が…で、全く手を付けずにいつも最後の一週間で泣く泣く仕上げなければなかったという状況を体験した人も多いのではないでしょうか?(ここだけの話、私がまさにそうでした。 なので、お子さんの気持ち、とってもよくわかります。)
補習校にお子さんを通わせていると(特に高学年の男子のお子さんをお持ちの親御さん)、週に1度(たいてい金曜日の夜)、親子喧嘩の時間がやってきます。
華金でゲーム三昧の息子と母親の会話
親:明日の補習校の準備した?
子:まだ~。
親:宿題はやったの?
子:まだ~。
親:漢字テストの勉強は?
子:まだ~。
親:ゲームなんかやめて早くしなさい!!
しっかりとやらせたい親御さん(特にお母さん)は、いらっとしますよね。そして、子どもは「うるさいなー」と思いながらしぶしぶ始める。でも、なかなか進まず、結局投げやり、殴り書き状態…。親はますますいらいら
高学年になると、現地校の勉強や宿題も忙しくなってきて、習い事やお友達との予定も入ってくるので、平日の午後はあまり時間が取れません。また、自我が出てきて、自分のやりたいことは優先させるけど、やりたくないことは後回しにしがち。現地校のテストがあったりしたら、それだけでストレスMAX。さらに日本語の勉強まで…。
やりたくないことを自ら進んでやれるお子さんは、私の経験上少ないです。しかもわからないものをたくさん一気にやれと言われても、できるわけありません。
親御さんもお仕事をしていたり、小さなお子さんも抱えていたりしていたら、その子ばかりに力を注ぐわけにもいきませんよね。でも、そうこうして平日のお子さんのサポートをできないまま、嫌な気持ちで補習校のある週末を迎えてしまうと、親もお子さんも補習校に行かせる/行くことが負担になってしまいます。
そして喧嘩がエスカレートして、「補習校なんか行きたくない! ドイツに住んでいるのに、なんで日本語勉強しなくちゃいけないの!」とか、言い出されたりすることになります。
家庭でのサポートは大変だとは思いますが、宿題をもらったら、「いつ、どの宿題をやるのか」1週間の計画を立てさせましょう。(親が実行可能か、最初は見てあげましょう) プリント1枚、漢字の練習5分程度の時間なら、どこかで取れるのではないかと思います。月はプリント、火はドリル、水はなし、木は作文、金は漢字テストの練習…など、同じような宿題が毎回でるのであれば、決められるものは決めてしまうと楽だと思います。
あるご家庭では、朝食の時間を漢字学習の時間に充てていました(動画で目と耳で学習)。必ず行う何かと結び付けて行うのは習慣化に有効ですよね。繰り返しの必要なものは、毎日ちょこっとでも触れる案外楽に覚えられるかと思います。
私は以前、トイレのドアに漢字テストを貼っておく勉強法(自分が中学校の頃に行ったー当時は英語の単語や、社会の年号や出来事などをまとめたものを貼っておいた)を教えたところ、実際に実行して、漢字テストでよい点が取れるようになったお子さんもいました。 要は、できるだけ触れる場を多くする工夫ですよね。
前日に大量の宿題をいやいやながらやるのではなく、毎日少しずつ、ゲームを攻略するように、取り組んでいかせましょう~。
その際、できたらカレンダーなどを用いて、作業を見える化するのもいいです。
低学年のうちは、宿題やったらご褒美シールを貼らせたりすると、がぜんやる気がでます。
高学年の男の子で、すでに宿題に対してやる気を失っている場合などは、タイムウォッチで10分だけ集中して取り組もうなど、時間を決めて取り組ませると、案外時間内に終わらせたりすることができるので、タイムリミットを設けてみてくださいね。
それでは皆様のご健闘をお祈りいたします。