まずは、一番最近の出来事から。

詩ちゃん、右手の親指が何がしかに感染ドクロ、腫れ、水疱、かゆみ、痛みで既に3週間。

腋の下のリンパまで腫れちゃって、左手で暮らしてます。

今日から抗生剤からヘルペスをやっつける薬にシフトして様子をみるみたい。

快方には向かっているものの・・・まだまだ時間はかかりそう。

爪の間からの感染、原因は特定できないけれど免疫力低下は本当に危険なんだと実感、皆さまもお気をつけくださいカゼ


そして私、ひろこは落ちました。2日前の夜中、

シャワー浴に入る直前、ベットの脇で車椅子式のシャワーキャリーに座っていた時、

ふわ~~~っとお辞儀した瞬間!ごつん!どかっ!思わず「うっダウン」と声まで出た!(失語症なのに・・・)

かのちゃんの「落ちた~!」という声に詩ちゃんもぴゅ~っとやって来た。

詩ちゃんが「どんな風に落ちたの?!」かのちゃんが「おでこ!まっさかさまショック!、わたしのせいだ~~叫び

そうゆうことだったのかぁ~ひらめき電球ガーンと思っていたら、目を無理やり開けられて

「あ~、目が行っちゃってる叫びどっかいっちゃってるよ~ドクロどうしよ~~~」

って詩ちゃん、かのちゃん、のうしんとう、のうしんとう そっとしておいて欲しいけど無理だろうなぁしょぼん

案の定、「起こして、チョコレートを食べさせよう!DASH!えったしかに美味しいから嬉しかったけどね目

大きなたんこぶが出来ちゃったけど、それをみてようやく安心したみたい。

外に出っ張ってヨカッタということらしい。あせる

やっぱりクッションフロアーは柔らかいから、落っこちても怪我が最小限、良かった~。

かのちゃん、気にしないで大丈夫よアップもう痛くないよ。


それから今月はじめに、栄養失調になっていたことが判明。

塩分不足、その他もろもろ不足・・・血液検査で判明したんだけど、これで一日中眠り続けてた謎が解けたひらめき電球

というわけ。王子様のキスキスマークではなくてご飯おにぎりで目覚めたのです目

詩ちゃんが買ってきたハンドプロセッサーがペーストご飯をささっと作ってくれるので今はニコニコ元気です。


でも、そもそもどうして急に栄養失調???というと、

じつは1ヶ月ほど前の夜中の歯磨き中に前歯が折れてしまい、

その後も1~2週間のあいだに次々と、全部で5本の歯がご臨終です。

いずれも詩ちゃんが人形作家の根性を見せ!!応急処置をしてくれましたが

歯医者さんに行く、行かないとあわただしい最中、色んな理由で(発熱とか口の中をそっとしておこうとか)

食事量がちょっとづつ減ってしまっていたのでした。

前歯はストッパー役、汁気の多いお食事は滝のように流れてしまうのです汗

急に今までの食事では上手に食べれなくて、みんながてんやわんや。

そういう事情が重なって栄養失調・・・。 気がついて良かった良かった。


みなさんお疲れ様。栄養が足りてきたらみんなの質問にお口を開けて合図が出来るようになりました。

ではでは健康第一、安全第一で梅雨を乗り切りましょ~~グッド!



一昨日、初めてあぜりあ歯科診療所に行き、歯の治療をしてもらいました。

ここは豊島区歯科医師会の先生方が運営されている保健所の建物の中にある診療所です。

高齢者や障害者の歯科治療のために行き届いた設備のようです。

休日診療や訪問診療もしてくださいます。ニコニコ

歯が折れてしまったのと、ぐらぐらしている奥歯を抜いてもらうためです。叫び

急遽前日に無理を言ってお願いしてしまったので

夕方介護タクシーを大急ぎで予約して詩ちゃんはバタバタしてます。DASH!

当日はあいにくの雨模様・・・雨

詩ちゃんが大急ぎで何やらチョキチョキしています。

「出来た~」ビニール製のレインコートを改造して雨用前掛けを作ってくれました。


穴が開いていた歯はあっというまにふさがったのだけどぐらぐらが3本に増えていたので、

大きな病院に入院して一度に抜いてもらいましょうということになったみたい。あせる

ともかく無事に帰って来ました。

その疲れが今日になって出たみたいで眠くて眠くて眠くてぐぅぐぅ終始夢の中の一日です。


そうれから、この間の日曜日に詩ちゃんは素敵な出会いがあったようです。

関西大学の先生とお話してきたみたいです。

住宅改修に「建築士」が関わる事でコストも下がり、内容は充実し、介護状態がぐ~んと良くなる。

という研究成果を発表されました。ベル


建て替えもリフォームも建築家の方にかかわっていただいてこそ「使える家」が出来る

というのは詩ちゃんの結論でもあります。得意げ

詳しくはまた次回のブログでご報告しますね。




またまた我が家は間取り変更です。

先週あたりは詩ちゃんがガタゴトガタゴトと

私が寝ているベットの周りを色んなものが移動しているようです。

そしてあれよあれよという間に今まで2部屋だったはずの寝室が1.5部屋に

変身です。

お部屋の中に通路ができてつながってしまいました!

なんだかとっても素敵なお部屋。

これからはこのお部屋を行ったりきたりして

暮らします。

今まではかのちゃんの寝室だったお部屋に

小さな隠れ家カフェのようなテーブルが置かれて

そこでお食事したり、お茶を飲みます。

私の寝室にある窓からは

ちいさな庭でゆれる薔薇の葉が見えます。

その風景も、お茶をしながら楽しめるようになったし、

窓を開ければ風がす~っと通り抜けるからお散歩している時みたい。

とっても素敵。

みんながニコニコ幸せそう、私も気持ちよ~く眠ってます。


たのしいおうちかいごの物語・廣ちゃんの介護日記

今回も「無くても良いものは処分」の賜物のようです。


かのちゃんがとっても心配して詩ちゃんに相談しました。

「ひろちゃんが眠れないの。

唾液がいっぱい出てしまって、首が冷えて困ってるみたい。

タオルを首に巻いたんだけど・・・何か対策を考えないと」


かのちゃんはどうやら老化のせいだと思ったようです。


改めてかのちゃんから相談を受けた詩ちゃんは「そうか!」

何かひらめくものがあったみたい。


そして、歯磨きセットを持って私のところにやってきました。


実はご飯の途中でとて~も眠くなってしまった私、

「とりあえず寝かしてあげよう」ということでお布団に横になったので

お口の中にはご飯のかけらがいっぱいはいったままでした。


詩ちゃんがゆっくり、じっくり、ていねいに歯磨きをしてくれました。

本当は歯磨き嫌いだし、怖いけど頑張りました。

そのおかげで唾液はぴたりと収まって

トロンと眠くなって来てしまいました。

ではまた明日。

おやすみなさい。

以下、本日の詩ちゃん。


神戸大学名誉教授 早川和男氏(日本居住福祉学会会長)の居住貧困についての記事を読む。


イギリスのある調査の一つの結論、

「子どもの情緒問題に関して、ひどい住宅事情の中では何をやっても

水中で人工呼吸をするようなものだ」


世界で町や住宅が自然に良くなった国は一つもない。

住宅大国といわれる北欧諸国や英国にしても20世紀初頭は悲惨であった。


等々。



住宅は人生において、生きることにおいて本当に貴重で大切な価値の高いもの。

そういう真実、価値の高いもの、すなわちプライスレスなモノは

リッチになって手に入れるものではなく、

(プライスレスならどんなにリッチになっても手に入らないものね~)

基本的人権として、生存権として国の社会保障の柱でなければとの主旨であったように思う。


そんなの当たり前?

いえいえそんな風に思っている日本人は少ないはず。

単にマイホームを所有しているか否かというレベルの話ではなくて

クオリティの問題。

しょうがないと諦め、受け入れ、流されている日常のトラブルのほとんどが

住居のレベルに応じて起こっていると説いているのだから。

例えば、子どもが情緒不安定であること、身体機能の後退、いじめ、登校拒否、

校内・家庭内暴力、犯罪被害、加害、家庭内での怪我等々。


幸せに生きたいと願うなら 少なくとも

この 「豊かな住居を得る権利」に深い熱意をもって勝ち取らないと!


私も介護を通して本当に実感を込めて思います。

優れた家へのこだわりは本当に幸せを運んできてくれます。

幸せになるために必要なことは

お金の使い道、に賢明であること。

人生で手に入れることの出来る資産と時間は思うより少ないのだから

知恵をフル稼働して挑まねば!

貯めるのは良いこと。でも、貯め続けるのは考えることから逃げているのかも知れない。




今日はケアマネージャーのレイコサンが来てくださいました。

ちょうど朝ごはんの時、これ全部食べるんですか~?

と驚きの声。

今朝はネギトロ丼、といってもネギは無し。

美味しいから全部食べちゃいますよ~

作り方は簡単。

おかゆのようにぐつぐつ煮込んでもっちりしたところで火を止めて

ご飯にお酢とお砂糖とめんつゆを入れて混ぜれば

寿司飯風味に。

平らなお皿に広げます。

めんつゆとお醤油で味付けをしたネギトロを

ご飯の熱が冷めたところでのせてハイ、出来上がり♪


昨日から車椅子を卒業して

お食事の時は普通のお椅子に腰掛けて食べています。

このほうがやっぱり食べやすいですね~。


詩ちゃんは6月から何やら会議に出るんですって。

豊島区在宅医療連携推進会議という何だか難しそうな名前・・・

おうちで介護をする時にもっともっとスムーズに色々な事が行われるには

どうしたらいいのかな?

ってことを話し合って決めていくみたいです。


確かに、入院先の病院で患者の家族が最初に困ることは

「誰に相談すれば解決するの?」ってことだもんね。

同じ日本語なのに意味がわかんないよ~!って

家族は大パニック、分かんないからお任せしますになって

あとで後悔・・・なんて悲しすぎる。

そこでつまづく必要はないはず。って詩ちゃんは言ってます。


Q:在宅医療を成功させるために一番必要なことは?

A:家族の医療スキルがアップすること。


そのために役立つことを実現できたらいいなぁ~と詩ちゃんは考えているようです。


「正しい口コミをしてくれるお助けマンがいてくれたらそれでいいのよね~」ですって。




詩ちゃんが発見してくれたのはパットの中にあるチクチクの正体。


パットの端っこのプレスしてあるところの中に


吸収剤の小さな小さな一粒が紛れ込んでいるのです。


それがとってもチクリ!特にお肌が乾燥していると、チクッ+かゆい!


眼に見えないけど触ると分かる、たしかにゴロッと触る小さな硬いものがあるんです。


使ってる人にしかわからない・・・


「だから取り替えるときおしり掻いたりしてたのね~、これは痛いわ・・・気がつかなくてごめんね」と詩ちゃん。


そもそもパットやシートは吸収体の種類によってはごわっとしてゴロッとして、


寝たり座った時には痛かったり、かゆくなったりするんです。


消臭効果が高いものはそうなのかなぁ・・・もちろん全部試したことはないから分からないけど。


私が今使っているのはふわっとしてるから気持ちいい。


もちろん何も付けない方が良いに決まってるけれど


ずっと着けたまま寝てる私にとって、痛くない、かゆくない、端っこがペタッと肌に張り付いたりしないもの


を選んでくれていて嬉しい。だから普段はおしりのこと気にならないんだ。


今回の些細なことに気づいてもらえたことは大きい。


「そんなことしちゃダメでしょ!」って怒る前に、理由を聞いて欲しいって思う。


でも、その理由すら上手く説明できない・・・だから理由を探し出して解決して欲しいって思う。


それが、「助けてくれる」ってことだと思う。


だから、時々テレビの介護番組の中で、怒られている人の姿に触れると


悲しくなる。悔しいって思う。 せめて1度で良いから私達が寝ているベッドに寝て、


私達が着ているものを着てみてよ。って思う。


そしたらすぐに「そんなことをする理由」が分かるから。











たのしいおうちかいごの物語・廣ちゃんの介護日記-10-03-15_002.jpg

今日はホワイトデー、新潟の美味しいパンのお店、シエールのオーナーから
特製のパウンドケーキが届きました。
詩ちゃんがお仕事でお世話になった方の奥様がパン作りのプロなんですって♪
美味しい時間でした。

羽毛のお布団を顔にかぶせて寝ています。
鼻も冷えないし、包まれている安心感で超熟睡。
数日前から実験中、良さそうです♪



たのしいおうちかいごの物語・廣ちゃんの介護日記


たのしいおうちかいごの物語・廣ちゃんの介護日記


ネギトロ丼を食べて、ジンジャーエールを飲んで、夜更かししています

たのしいおうちかいごの物語・廣ちゃんの介護日記

キャンディの隣で記念撮影してるのは私の分身。


たのしいおうちかいごの物語・廣ちゃんの介護日記

詩ちゃん特製のヒロコドールです。