以下、本日の詩ちゃん。
神戸大学名誉教授 早川和男氏(日本居住福祉学会会長)の居住貧困についての記事を読む。
イギリスのある調査の一つの結論、
「子どもの情緒問題に関して、ひどい住宅事情の中では何をやっても
水中で人工呼吸をするようなものだ」
世界で町や住宅が自然に良くなった国は一つもない。
住宅大国といわれる北欧諸国や英国にしても20世紀初頭は悲惨であった。
等々。
住宅は人生において、生きることにおいて本当に貴重で大切な価値の高いもの。
そういう真実、価値の高いもの、すなわちプライスレスなモノは
リッチになって手に入れるものではなく、
(プライスレスならどんなにリッチになっても手に入らないものね~)
基本的人権として、生存権として国の社会保障の柱でなければとの主旨であったように思う。
そんなの当たり前?
いえいえそんな風に思っている日本人は少ないはず。
単にマイホームを所有しているか否かというレベルの話ではなくて
クオリティの問題。
しょうがないと諦め、受け入れ、流されている日常のトラブルのほとんどが
住居のレベルに応じて起こっていると説いているのだから。
例えば、子どもが情緒不安定であること、身体機能の後退、いじめ、登校拒否、
校内・家庭内暴力、犯罪被害、加害、家庭内での怪我等々。
幸せに生きたいと願うなら 少なくとも
この 「豊かな住居を得る権利」に深い熱意をもって勝ち取らないと!
私も介護を通して本当に実感を込めて思います。
優れた家へのこだわりは本当に幸せを運んできてくれます。
幸せになるために必要なことは
お金の使い道、に賢明であること。
人生で手に入れることの出来る資産と時間は思うより少ないのだから
知恵をフル稼働して挑まねば!
貯めるのは良いこと。でも、貯め続けるのは考えることから逃げているのかも知れない。