計画的にやりたい人へ!単語学習計画のつくりかた | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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英語が苦手だ、よくわからないという中学生・高校生のみなさんに学校の授業よりもわかりやすくポイントを説明したり、英語が得意になるような勉強法を紹介したり、スラングなど英語の雑学を教えるブログです。英語についての相談にも応じますよ!

勉強にしろ、なんにしろ、何かにとりかかるときは、まず計画をつくってその計画にしたがってやっていきたいと考える人がいますね。

きちっと計画性をもってやるというのは、すばらしいことだと思います!

とくに中学校に多いと思うんですが、定期テスト前になると、試験勉強のスケジュールを考えさせるなんてことがホームルームにあったりしないですかね?(自分の中学時代には、そんなのがありましたアセアセ

 

定期テストの勉強とか受験勉強とかのような、けっこうビッグなことだけでなく、単語の勉強でもスケジュールをつくってやりたいということがあるかもしれません。

とくに新しい単語帳を手にした(買った)ときは、「よし、がんばろう!」と一番やる気になっている状態なので、めちゃめちゃ意気込んでいて、きちんと最後のページまでやり終えたいと考えているはずです。

そのためには、無理な計画をせず、着実にこなしていける計画をしておかないと、途中で投げ出して「もうこの単語帳使うの、やーめた」ってことになりがちです。

今回は、単語帳を使って勉強するうえでの「計画」について、どうやったら長続きできるような計画をつくれるかということを書いていきたいと思います。

 

まず、「計画」とひとくちに言っていますが、つくるべき計画は2つあります。

1日のうちでいつ勉強するかという計画と、どれだけの期間でどれぐらいの分量こなして1冊の単語帳の単語を覚えていくかという計画です。

 

どれだけの期間でどれぐらいの分量をこなすかという計画については、「え?1年で1冊終える計画で作ったらいいんじゃないの?」と思われたかもしれませんが、それではダメというのが自分の意見です。

このブログでたびたび書きましたが、単語というのは1回覚えただけでそのままずっと忘れずにいるというのはありえず、たいていは忘れてしまうものだからです。

同じ単語帳を2周、3周と繰り返しやる必要があるため、そこのことも考えて計画をつくりましょう。

 

計画をつくるときには、「●カ月間で単語帳を1周させて、その次の●カ月間で単語帳の2周目をやって…」と考えることになるかと思いますが、それだけでなく、「復習・覚えたかどうかのテスト」の計画もたてるようにしておくことをおすすめします。

単語帳を1周している間にも、日が経つにつれて、最初のページのほうにあった単語は忘れている可能性は高いです。

たとえば、「●カ月間で単語帳を1周するときに、1週間ごとに、それまで覚えた単語について、忘れてないかチェックする」とか「●カ月間で単語帳を覚えているときは、2週間たったらまた単語帳のはじめから見ていく(ただし、一回目を通したページはできるだけ時間をかけずに)」とかのように、計画に組み入れるように考えておきましょう。

 

次に、1日のうちでいつ勉強するかの計画です。

中学生・高校生のみなさんにとっては、英語だけじゃなく、勉強しないといけない科目はいっぱいあります。

しかも、部活だとか、習い事とか、あるいは趣味の時間など、やることはいっぱいで大忙しですアセアセ

なので、「英単語を覚える」という勉強は、できるだけ時間をかけずに行いたいものです。

 

そこで、英単語を覚えるというのは、「すきま時間」にやることにして、自分の生活にある「すきま時間」をリストアップしましょう。

たとえば、通学のときの電車の中、通学で歩いているとき、お風呂のバスタブでゆっくりつかってるとき、テレビやyoutube動画を見ている間にはさまるCM(広告)のとき、などなど。

 

そして、その「すきま時間」でどうやって覚えていくかを決めていきましょう。

たとえば、電車の中で単語帳に付属しているCDを聞きながら単語帳を目で追って口パクで単語を唱える、その後、学校まで歩いているときはその単語を脳内で繰り返して、単語帳の例文の音声を聞く、夜寝る前にその例文を音読する、などのようにです。

月曜日~金曜日はそのようにして、土曜日は「この時間にきちんと覚えられたかテストする」という時間を設けるなど、ここでも「復習・覚えたかどうかのテスト」の時間をセットするようにしましょう。

 

さて、このような2つの計画をつくって勉強していくとして、これらの計画は1度つくったら終わりというわけではありません。

定期的に、その計画どおりに進んでいるかを見直すようにするのが大事です。

おそらく計画どおりに進んでいないという可能性のほうが高いと思います。

 

意外と自分の単語力がなかったから覚えるのに時間がかかっているとか、「これだけのすきま時間がとれる」と思ってたが、実際はそこまでの時間にならなかったとか、ある教科が気づいたら苦手科目になっていてその勉強に圧迫されるようになったとか。

せっかく計画をつくったのに、そういう理由ができてしまって計画どおりに進まなくなっちゃったので、やる気がなくなっていく、なんて人も多いことでしょう。

 

なので、「計画どおりにいかないほうがむしろ当たり前」という考えに切り換えるとして、その計画どおりにいかなかった理由を考え、どう改善したらいいかを考えましょう。

「最近、ちょっと数学の勉強に時間がかかるようになっちゃったから、英単語の勉強で寝る前にやっていたアレを休み時間にやるようにしようかな」とか、「最近、知らない単語が多くなっちゃったから、日曜日のこの時間にも英単語のことをやるようにしよっかな」とかのように、考えていけばいいんです。

場合によっては、計画じたいを修正してしまうのもOKです!

「ちょっとこういう状況でこっちのほうに時間がどうしてもかかるから、●カ月で1周と決めた計画をちょっと引き延ばそうかな」のようにしてもいいと思います(ただし、むやみにこの方法を使うと、受験までに単語帳を覚えるという最終目標に到達できなくなることもあるので、そこだけはご注意を)。

 

計画をつくるのはいいものの、それにとらわれすぎちゃってモチベーションが落ちてしまったら、意味がありません!

まじめな人ほどこういう状況におちいりがちなんですが、「計画」→「実行」→「見直し」→「改善」→「実行」→「見直し」→「改善」→…というサイクルこそが、まさに結果を出せるものなんですよウインク