人の性格をあらわすスラング | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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英語が苦手だ、よくわからないという中学生・高校生のみなさんに学校の授業よりもわかりやすくポイントを説明したり、英語が得意になるような勉強法を紹介したり、スラングなど英語の雑学を教えるブログです。英語についての相談にも応じますよ!

中学校や高校に入学すると、今まで会ったことがない新しい人たちにいっぱい会うことになります。

そんな新しい人たちに囲まれて1年間同じクラスの仲間として過ごすことになるわけですから、入学したときはドキドキすることがいっぱいですよね。

自分にもそんなころがあったなあ(笑)

 

入学というわけじゃなく、進級する(学年が1つ上がる)という人でもクラス替えがありますよね?

「あの子と同じクラスになれたらいいな~」「あいつとは違うクラスがいいんやけど」みたいなことを考えながら登校し、その新クラスの発表を見たら、「やった~!」と喜んだり、「おお!」とびっくりしたり、「あ~、またあの人と同じクラスか」とガッカリしたり、というのは新学期ならではのものでしょう。

いずれにしても、新しい人たちに囲まれてという環境に切り替わるということには変わりません。

 

そんな状況でまわりを見渡すと、本当にいろんな性格の人たちに囲まれてるということを実感できることでしょう。

自分と相性が合う性格の人、真逆の性格の人などなど。

ということで、今回は、人の性格をあらわすスラングを紹介したいと思います!

新しい環境下でできた新しい友だちと話すときに、「あ~、あいつはこんな人だから」って話すときに使ってみてはいかがでしょうか?(笑)

 

・sweetheart

Jポップの曲にもこの単語が使われていたのがあったような気がするんですが、どうでしょうかねえ?(ただの自分のかんちがいかもしれないですがアセアセ

この単語ですが、sweetとheartだったら意味がわかるかと思います。

sweetは「甘い」でheartは「心」という意味です。

 

なので、単純に考えれば「甘い心」ということになるわけですから、なんかプラスなイメージがしますね?

実際、そのとおりで、このスラングは「親切」という意味なんです。

なんとなく納得できる意味ですよね?

 

ちなみに、もっと簡単にsweetieという言い方もあるようです。

sweetのほうをいじってつくったといったところでしょうか。

 

・wallflower

「ウォールフラワー」と読みます。

この読み方から推測すると、wall(壁)とflower(花)が組み合わさったものだといえますよね。

「壁の花」とだけ聞くとイメージがわきにくいですが、「壁ぎわの花」というとどうでしょうか?

 

正解を言うと、これは「恥ずかしがりや」という意味のスラングです。

スラングを使わないでいうと、extremely shy(ものすごい恥ずかしがりや)というところです。

外国のドラマとか映画で、舞踏会やダンスパーティーのシーンを見たことはありませんか?

その部屋の真ん中で踊ることなく、壁ぎわとか部屋のはしっこで目立たないようにしながらひっそりとしている人を指して使われたのが語源と言われています。

 

flowerというのが使われているから、「恥ずかしがりやだけど見た目はいい人ってことかな?」と思われたかもしれませんが、そういう意味でのflowerではないようです。

舞踏会やダンスパーティーですから、服装としてはかっこいい感じ、素敵な感じに着飾るものです。

でも、そんな感じで着飾っても、かんじんのダンスはしないで、すみっこにいてるということをあらわすためにflowerが使われているにすぎません。

 

・social butterfly

socialという単語がわかれば、なんとなく意味の推測がつくかと思います。

socialは「社会の、社会的な、社交的な」という意味なので、「社交的、人付き合いのいい人」という意味のスラングです。

スラングを使わずとも、outgoingという言い方もあるんですけどねウインク

 

butterflyは「蝶」という意味ですが、蝶は花から花へと飛んでいきますよね。

そんな感じでいろんな人のもとに行ってしゃべりかけたりして打ち解けるさまをあらわしているわけですから、うまい言い方をしたスラングですねニコニコ

 

もちろん、このようなプラスなイメージで通常は使われるんですが、前後の文脈によっては「浮気者」というマイナスなイメージで使われることもあります。

複数の異性のところへ飛びついているさまを蝶のようだと言ってけなすということなので、文脈に注意ですね。

 

・mother hen

henというのは、なじみがない単語かと思いますが、これは「めんどり(雌鶏)」という意味です。

つまり、mother henの本来の意味は「お母さん鶏」ということになります。

自分の子ども(ひよこ)がいて、それのお世話をしているニワトリということですね。

 

そこから、「世話を焼く人、おせっかいな人」という意味をあらわすスラングとなったわけです。

いろいろと「●●くん、これやった?」と聞いてきたりだとか、学校行事のときにクラスで何かやるときにあちこちのグループに首をつっこんで状況を確認して指示したりだとかをする、なんかお母さんみたいな人ってクラスにいてたりしませんでしょうか?

そういう人のことです。

おそらく女子にこういうタイプの人が多いような気がしますが、どうなんでしょうね?

 

・slave driver

slaveは「奴隷」という意味です。

高校英語では、ぜひとも覚えておくべき単語じゃないかなと自分は思っています。

 

よって、slave driverは「奴隷を操る人」ということになるわけですが、人の性格をあらわすスラングとしては、「人づかいがあらい人」ということをあらわします。

こっちの状況も考えずに、いろいろとムチャなお願いをしてきたりとか、仕事を丸投げしてきたりして、しんどい思いをさせてくるような人ってことです。

まるでこっちのことをslave(奴隷)としてしか見ていないんじゃないか?というような怒りみたいなニュアンスが感じ取られますね。

 

ちなみに、これと似たような意味をもつスラングとしてcrack the whipというのがあります。

直訳すると「ムチを鳴らす」ということなので、そこから自分の権力などによって相手を脅してコントロールするというような意味をあらわしています。

slave driverとかcrack the whipするような人にならないように、みなさんもご注意を!