【サクッと演習】中学英語・文型2 | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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今回の「サクッと演習」シリーズは中学英語(なので、高校入試問題)についてです。

今回は英作文問題、つまり日本文を英文にするという問題を出したいと思います。

 

チェック問題
次の日本文を英文になおしてください。(  )内の語がある場合はそれも用いてください。
1.(滋賀県)
私に1通のEメールを送ってください。(e-mail)
2.(群馬県)
その日記を私に見せてくれませんか。(diary)

 

解説

1.「~してください」という表現は〈Please+動詞の原形 ~〉という形になります。

この問題では、Pleaseにつづくことになる動詞は「送る」になりますから、その英語であるsendがきます。

 

このsend(送る)ということについて、まず「誰に」送るのかという送り先がないと、その動作をすることができませんね?

そして、送り先がわかったとしても、「何を」送るのかという、かんじんの品物がないと、これも「送る」という動作をすることができません。

つまり、sendという語については、「誰に」「何を」送るのかという、この2つのことを言わないといけないということになります。

 

その語順というのは、「誰に」「何を」送るという順番でないといけないと決まっています。

この問題では、「誰に」というのは「私に」、「何を」というのは「1通のEメールを」とあるので、その順番に英語にしていきましょう。

「私に」の英語はmeで、「1通のEメール」というのは「1つのEメール」というわけですから、an e-mailとか、one e-mailと書けます。

(ここで、(  )内の語が使えるというわけだったんですね

 

ほかに英語にすべき箇所はありませんから、Please send me an e-mail.とかPlease send me one e-mail.と書けばOKということになりますね。

ちなみに、「誰に」「何を」という語順がいやという場合は、「何を」というのを先にもってきても大丈夫です。

ただし、そのときは「誰に」の前にtoというのを必ず入れるようにしないといけません。

この問題の場合でしたら、たとえばPlease send an e-mail to me.と書いても正解です(an e-mailのほうが先にきてますが、ちゃんとmeの前にtoがありますね)。

 

あ、ちなみに、pleaseは文頭でなく、文末にきても正解です。

なので、たとえばSend me an e-mail, please.としても大丈夫です(当然、Send an e-mail to me, please.もOK)。

ただし、pleaseを文末にもってきた場合は、その直前にコンマを置くのを忘れてはいけません

an e-mailでもone e-mailでも、「誰に」「何を」という語順でも「何を」to「誰に」という語順でも、pleaseは文頭でも文末でも正解ですので、けっこういろんなパターンのが正解となります。

 

ポイント
「AにBを送る」=send A B またはsend B to A

 

2.「~してくれませんか」という表現は〈Will you+動詞の原形 ~?〉という形になり、Will youにつづく動詞は、この問題では「見せる」なのでshowとなります。

このshow(見せる)というのも、見せる相手がいないとできませんし(「誰に」見せるのかということ)、見せる品物がないとできません(「何を」見せるのかということ)。

ということは、さっきの1.と同じように「誰に」「何を」見せるかということを言わないといけないわけです。

 

語順は1.で解説したとおり、「誰に」「何を」という順番でないといけません。

この問題では「誰に」というのは「私に」ということなのでme、「何を」というのは「その日記を」ということなのでthe diaryと書けます。

 

ほかに英語にすべき箇所はないので、Will you show me the diary?と書けば正解となります。

そして、この問題でも「何を」というのを先にもってきてもいいですが、その場合は「誰に」の部分の直前にtoが必要なことに注意です。

つまり、Will you show the diary to me?と書いても、もちろん大丈夫ですよってことです(toを書き忘れたということでしたらアウトです)。

 

ポイント
「AにBを見せる」=show A B またはshow B to A