長い英文を書く簡単な方法 | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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英語が苦手だ、よくわからないという中学生・高校生のみなさんに学校の授業よりもわかりやすくポイントを説明したり、英語が得意になるような勉強法を紹介したり、スラングなど英語の雑学を教えるブログです。英語についての相談にも応じますよ!

今回はライティングについて書いていきたいと思います。

自分の考えなど、なんらかのことを自由に英語で書くというときは、英語がさほど得意というわけではないという人にとって、とまどうものです。

自由に英文を書いていくという問題では、英語があまり得意ではない人を不安にさせることがいろいろあって、そのうちのひとつが短い英文しか書けないということじゃないかと思っています。

「3~4単語しかない短い文しか思いつかない…」というようなあせりですね。

 

よく入試問題などでは「〇語程度で」っていう語数制限がついていますが、「その語数に全然足りない(T_T)」というお悩みは、ちょこちょこ耳にします。

たしかに制限語数を超えてしまう解答は完全にアウトですが、制限語数に全然届いていない解答も減点をくらう可能性は高いです。

そこで、今回はそんなお悩みを解決するための簡単にできそうな方法を提案します!

 

まず、おすすめしたいのが関係代名詞です。

単にThere are many people.(多くの人がいます)というよりも、たとえばThere are many people who visit Japan.(日本を訪れる多くの人がいます)とすると、語数も多くなりますし、文章の内容にもふくらみが出ますね。

 

しかも、関係代名詞は自分が書いた英文をつなげることにも使えることがあります。

たとえば、There are many people. They visit Japan and …というような英文を書いていたとしたら、さっきみたいにThere are many people who visit Japan and …という感じでつなげることができます(こんな感じで関係代名詞を使って1つの文にしなさいっていう問題はワークなどでも見ますよね)。

そうすると、自分の書いた英文を長くするだけでなく、自分が書いた文章の流れもスムーズなものにすることにもつながります。

 

ちなみに、関係代名詞と同じような感じで使えるものに分詞があります。

そのなかでも、現在分詞(~ing)は手軽に使えそうじゃないかと思います。

「~している」という意味だったらとにかく使えるからです。

 

「~している人」「~しているもの」「~している動物」などいろいろありますが、~ing形で修飾して書くと語数を増やすことができます。

おそらくこの表現は、絵に描かれていることの説明をしないといけない問題では大活躍する表現じゃないかと思います。

 

「う~ん、自分は英語が苦手だから、関係代名詞も分詞もちょっと…」とお考えの人は、ほかの修飾語を付け加えていくというのはいかがでしょうか?

たとえば、I go to school.(私は学校に行きます)という文。

これだけだと短いですが、たとえばevery day(毎日)というのをつけくわえることができますね。

ほかにも、by bike(自転車に乗って)というように、交通手段を加えるのもいいですし、after I have breakfast(朝食をとった後に)というのを加えてもいいですよね。

 

こんなふうに、文の一部とか全体について、追加的に情報を加えていくことで、文の語数を多くすることができますし、読み手の人にとって内容をよりイメージしやすくさせることができます。

ただし、修飾語をあまりにいっぱい付け加えると、何を言いたいのか逆にわかりにくいような感じになっちゃいますから、そのあたりは適度にしていくようにお願いします。

 

さて、こんなふうにいろいろ書きましたが、最初から長い英文を書こうとする必要はありません。

野球を始めたばかりの人がいきなりホームランを打つのは難しいように、英語がとても得意というわけでない人がいきなり長い英文をスラスラ書けるというのは珍しいことなんです。

まずは自分のレベルで正しい英文を書くことを心がけ、そこから「もっとボリュームを長くすることはできないかな」と考える手間をちょっとはさんでみるという姿勢でやるようにしましょう。

いくら長い英文を書いたからといって、ミスばかりが目立って減点されるような英文だったら、短い英文を書いているほうがましですからね。