【サクッと演習】中学英語・比較1 | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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英語が苦手だ、よくわからないという中学生・高校生のみなさんに学校の授業よりもわかりやすくポイントを説明したり、英語が得意になるような勉強法を紹介したり、スラングなど英語の雑学を教えるブログです。英語についての相談にも応じますよ!

いつもの中学英語の「サクッと演習」シリーズでは、英文の一部が空所になっていて、その空所の穴埋めをするという問題が多かったですよね。

今回の問題はちょっとちがって英作文です。

 

日本語が与えられますから、その日本語をあらわす英文を書いていただきます。

1問については、英文すべてを書かせるんじゃなくて一部だけ書けばいいという問題なので、気軽に解いてみてくださいね(^_-)

 

チェック問題
次の日本文を英文になおしてください。
1.(大分県)
野球はテニスよりも人気がありました。
(               )
2.(大分県)
新しい温泉と古くからある温泉のどちらが好きですか。
(               ), new hot springs or old hot springs?
 
解説
1.この文の主語は「野球は」で、述語は「人気がありました」です。

「野球」はbaseballで、「人気がある」はpopularといいますが、だからといって、Baseball popularと書いてはいけません。

この文では「野球=人気がありました」という関係が成り立っていますが、このように、イコールの関係が成り立っているときは必ずbe動詞が使われます。 

さらに、「人気がありました」と過去の言い方をしていますから、使うbe動詞は過去形にしないとダメですので、Baseball was popularとしないといけませんね。

 

あとは「テニスよりも」という部分を訳せばいいだけですが、「テニスよりも」といって比べていますよね?

比べているということは比較級を使わないといけません。

ふつう、比較級をつくるときはerをつければいいんですが、popularやdifficult、beautifulなどのような少し長めの単語について比較級をつくるときは直前にmoreという単語をおきます。

 

なので、Baseball was more popularとする必要があります。

そして、さっきふれた「テニスよりも」という部分ですが、「~よりも」はthanという単語になりますので、than tennisを後につけます。

よって、正解の文は、

Baseball was more popular than tennis.

です。

 

ポイント
少し長めの単語で比較級をつくるときは、直前にmoreをおく

 

2.この文では、もう英語に訳されている部分がありますね。

new(新しい)とold(古い)の単語からわかったかと思いますが、「新しい温泉と古くからある温泉の」の部分がすでに訳されています。

なので、あと訳したらいいのは「どちらが好きですか」という部分ですね。

 

「どちら」はwhich、「好き」はlikeですが、この文は見てわかるとおり疑問文です。

likeはもちろんbe動詞じゃないですから、疑問文ではdo youを使います。

そして、whichは「どちら」と尋ねている単語なわけですから、これを一番前にもってこないといけませんので、Which do you likeと書けますね。

 

これで終わりとしたいところですが、この「どちらが好きですか」というのは、「片方だけ好きで、もう片方は嫌いか」ということを意味せず、「両方とも好きなんだろうが、どちらのほうがより好きか」と2つを比べてより好きなほうを答えさせたいという意図があります。

比べているということで、この文でも比較級があったほうがいいというわけです。

 

like(~が好きだ)を使っている文では、比較級としてbetterを使います。

もともとbetterはgood(良い)やwell(上手に)の比較級で「よりよく」という意味になりますが、「~のほうがより好きだ」の「より」という意味をあらわすときにも使われます。

なので、このbetterを後ろにおき、

Which do you like better

と書けばいいとなります。

 

ポイント
「~のほうがより好きだ」=like ~ better