自分は大型の本屋さんに行くことがたまにあるんです。
本棚を見て回るだけでも、けっこう楽しいものですよ。
「ふ~ん、こんな本があるんだ」とか「あ~、そういえばこの話題ってなんかよく聞くよなあ」とか「へえ、おもしろそうな本やなあ。いいなあ、お金や時間があったら買って読めるのに(>_<)」とか、いろんなことを考えます。
英語について言うと、たまに英語教育についての本棚を見てみることがあるんです。
英語教育についての評論のものが置いてあったりするんですが、ほかにも英語を学校で教える先生のための授業アイディア集や授業案とか授業教材にできるような本とかもあったりします。
やっぱり昔、学校で英語を教えただけあって、興味があるのは、そういう英語の先生が授業にすぐ役立てることができそうな本のほうになっちゃいます。
ある日、その本棚で『授業を100倍面白くする!中学校英文法パズル&クイズ』という名前の本を見つけました。
タイトルを見てわかるとおり、これは中学校で英語を教えている先生が授業の中で生徒にプリントとかで渡す教材として使うための本です。
ただ、これを手に取って中を見たとき、「ほ~、これはおもしろい!」と思ったんです。
この本は中学校で習う英語の文法を扱っているんですが、中1~中3で習うほとんどの文法項目をカバーしています。
中2の半分ぐらいのところまでしかカバーできてないとか、中3のはじめのほうまでしか収録されていないというようなことがあったりする本もあるんですが、その部分がきちんとしているのはいいですね。
その中学3年間で習う主要な文法項目をパズル感覚の問題で勉強できるわけです。
しかも、そんなに深く考えこまなくてもいいような、手軽なパズルばかりでした。
手軽なんだけども、そのパズルで学ばせたい文法のポイントはしっかり学べるというものがいっぱいでしたよ!(一部、「う~ん、文法のポイントが身につくとはちょっと…」というのもありましたが)
「これだけやってれば、文法の復習は完璧!」というわけではありませんが、たとえば、勉強のあいまの休憩がてら、ちょっとお遊び感覚でやってみると、すごいいい教材だろうなって思いました。
あるいは、部活とかで忙しくて、勉強時間がとりづらい日に、サクッと復習したいときにも使えそうだなって思いました。
そういうような、ちょっとした時間での復習という感じには、うってつけの教材で、中学生が買って自分で使うというのでもよさそうだなって思ったんです。
それから、パズルというのは、とっかかりがいいですよね。
勉強というと抵抗があるという人でも、パズルってなると遊び感覚ですんなりと取り組めると思います。
そう考えると、勉強嫌いな中学生の人は、まずはじめにこの教材からやってみて、そしてふつうのワークとかに移るってしてみるといいんじゃないでしょうか(さっき書いたとおり、文法の勉強としてこの教材だけやればいいというわけじゃないですから)。
こういう遊び感覚でできる教材は、ネットで探すともっといろいろあるかもしれないですよね。
まずはこういう敷居が低いところから始めてみて勉強をはじめていくというやり方も、学年が下であればあるほど有効な勉強法かもしれません。
あ、1個大切なことを思い出したんで、最後に注意だけ。
さっきも書いたとおり、『授業を100倍面白くする!中学校英文法パズル&クイズ』は、生徒の人が自分で使っても問題ないですが、もともとは先生が授業で使うためのものです。
なので、この本には模範解答はまったくついていません。
もし中学生の人がこの本にとりかかりましたっていう場合は、その答えが合ってるかどうかは、先生とか英語が得意なまわりの人に見てもらうようにしてください!