自分でできるスピーキングの練習法 | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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英語が苦手だ、よくわからないという中学生・高校生のみなさんに学校の授業よりもわかりやすくポイントを説明したり、英語が得意になるような勉強法を紹介したり、スラングなど英語の雑学を教えるブログです。英語についての相談にも応じますよ!

このブログでは、リーディングとか文法、リスニングなどなど、いろんなことの勉強法を紹介してきました。
でも、ほとんど紹介してこなかった勉強法がありました。
スピーキングです。

「読む、書く、聞く、話す」の4つの能力をちゃんと伸ばすように指導していきましょうね、っていうのは、文部科学省が決めてる学習指導要領に書いてあることです。
そのうちの「話す」ことについて、ほとんど取り上げていなかったですね。
英語が話せたら、たしかにいいですよね?

「でも英語を話す練習、英語を話す勉強って、絶対相手がいないとできひんやん?」って思いましたか?
うーん、もちろんそうなんですけど、だからといって絶対そうだとは限らない部分もありますよ。
自分ひとりでもスピーキングの練習や勉強でできることはあります。
今日は、その「できること」って何かということを説明していきますね。

まずファースト・ステップとしてできるのが瞬間英作文というやつです。
日本語の文章を見て、それをすぐに英語に直して口にするという訓練です。
題材にする日本語は、教科書や参考書とかで出てくる基本文でOKだと思います。
これを英語になおすということについては、今までに文法の勉強法として何度もこのブログで取り上げてきましたから、ここではもういいですよね?

こういう訓練をすることで、英語の型・パターンをできるだけ身につけていくことができます。
人と話をするうえで、まず自分が何を言いたいのかがはっきりしないと話したくても話せないですし、それを英語でどう表現するのかわからなければ伝えるのにかなりの時間をかけないといけなくなります。
瞬間英作文は、その英語の型を身につけてすぐに口にするわけですから効果的なわけですね。

しかも、これが効果的なのは、けっこう濃密な訓練になるということです。
たとえば、英会話スクールに行ってネイティブの先生の授業を受けたとして、その間に自分がどれだけの英語を口にし、どれだけの時間、英語を話したでしょうか?
それと同じぐらいの時間を瞬間英作文にあてたとして、どれだけの時間、どれだけの回数、英語を口にしたかを比較してみると、どれだけ濃密かがわかると思います。

そして、スピーキングを意識したときにやってみるといいのが、自分の声の録音です。
それをお手本の音声と比較して、「ここがちがうな」という部分があったら、そのお手本にできるだけ近づくように修正していくわけです。

これをある程度やったら、自分で英語の独り言を言ってみるということをおススメしたいです。
そんな難しいことをつぶやこうとしなくてけっこうですよ(^_^;)
思いついたこと、「なんとなくこれって英語にしやすいかな」って思ったことでいいんです。
それを自分で英語になおして口にするというわけです。

ただ、ここで注意しておきたいのが、単なる英単語の羅列だけで終わらせるのではダメということです。
さっき説明した瞬間英作文で身につけた型・パターンを使ってちゃんとした文にして口にしてください。
そうじゃないと、さっきの瞬間英作文の意味がなくなります。

そして、ここでもやってほしいのが、自分の声の録音です。
ここでは、アクセントやリズムを重点的にチェックしてほしいなと思います。

英語では、強弱のつけ方がはっきりした感じで話されています。
日本人が話す英語は、その強弱の区別があんまりないように感じます。
特にここでは自分の独り言としてでしか話してないんで、強弱なんかなおさらないはずです。
強弱をはっきりつけて話せば、それでかなり英語らしさは上がりますし、伝わりやすさもその分アップしますよ!