【大学入試英単語語呂合わせ】つづりから意味を勘違いしやすい単語 | 苦手を克服!得意をもっと得意に!中学・高校英語がわかる講座

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英語が苦手だ、よくわからないという中学生・高校生のみなさんに学校の授業よりもわかりやすくポイントを説明したり、英語が得意になるような勉強法を紹介したり、スラングなど英語の雑学を教えるブログです。英語についての相談にも応じますよ!

ふつう英語の派生語というのは、つづり(スペル)が似ているものです。
たとえば、invite(~を招く)という単語から派生してできたから、「招待」という名詞はinvitationとなります。
beautifulは「美しい」という意味だから、「美しく」という単語はbeautifullyとなるわけです。

1個単語を覚えてしまえば、派生語は「その単語をこう変化させたらいいんだから…」という理屈をつけて覚えることができ、とってもラクです。
たくさんの英語の先生が派生語をそんなふうに覚えろというのはこのためです。

かりにその単語を知らなかったとしても、もともと何から派生してできたのかを判断できれば、だいたいの意味がわかるというのもいいところですね。
派生語の便利なところはそこなんですが、ただ、すべての単語がそんなノリでいけるわけじゃありません。

「なんとなくあの単語と似てるからこんな意味なのかな」なんて判断すると、実は全然違う意味だったなんて英単語も実はあるんですよ。
具体的にどういうことなのかを語呂合わせといっしょに見てみましょう。
個数は5個です。この英語は要注意ですよ!

1.hardly ほとんど~ない
語呂合わせ…はどり(羽鳥)アナ、ニュースをほとんどかまない

例文…I can hardly believe that he did such a thing.
    (彼がそんなことをしたとは私はほとんど信じられない。)
※「羽鳥アナ」とはフリーアナウンサーの羽鳥慎一さんのことです。
hardは「固い」という意味ですが、hardlyには「固い」というようなニュアンスはありません。

2.lately 最近
語呂合わせ…最近れいとう(冷凍)んご食べた

例文…I haven't seen her lately.
    (私は最近彼女に会っていない。)
※lateは「遅い」という意味ですが、latelyは「遅く」という意味ではありません。

3.successive 連続の、連続的な
語呂合わせ…さーくせえ(臭え)しぶがき(渋柿)で連続の攻撃

例文…He had five children by two successive marriage.
    (彼は2度の連続の結婚で5人の子どもを持った。)
※succeedには「成功する」という意味と「継承する、あとに続く」という意味があります。
「成功する」から派生してできたのはsuccessful「成功した、好結果の」です。

4.sensible 賢明な、分別のある
語呂合わせ…「賭博せん!」しぶる(渋る)とは賢明な人だなあ!

例文…It was sensible of you not to follow his advice.
    (彼の忠告に従わなかったとは、君は賢明だったね。)
※senseには「感覚」のほかに「分別」という意味があります。
「感覚」から派生してできたのはsensitive「敏感な」です。

5.industrious 勤勉な
語呂合わせ…「今日やったほうがいいんだ!」すとー(ストーリー)あす(明日)に持ち越さずに考える勤勉な

例文…He is the most industrious student in my class.
    (彼は私のクラスで一番勤勉な生徒だ。)
※industryには「産業、工業」のほかに「勤勉」という意味があります。
「産業、工業」から派生してできたのはindustrial「産業の、工業の」です。