基本文を何度も唱えたりして覚えることは、英文法の勉強にとっても有効です。
これは今までのブログでも言ってきたことですから、今さらここでグダグダ言わなくてもいいでしょう。
その基本文を利用して、もっと深みがあるようにやれば、基本文に出ているその文法をより身につけることができると思いますよ。
その方法とは、ズバリ「言い換え」です。
もっといろんな方法もあるんですが、英語の得意不得意関係なくできて、なおかつ手軽にできる方法は、と考えるとこれに行きつきました。
基本文に出てくる英文の一部を自分で勝手に変えてしまうわけです。
たとえば、現在完了の継続用法(「ずっと~している」)を覚えるための基本文として、こんなのがあったとしましょう。
I have lived in Tokyo for ten years.
(私は10年間ずっと東京に住んでいます)
この文を覚えたとして、これをどんどん変えていくわけです。
「この文ってそんなに変える場所、あるかなあ?」と思いましたか?
いーっぱいありますよ。たとえばこんな感じに。
・主語を言い換える
We have lived in Tokyo for ten years.
(私たちは10年間ずっと東京に住んでいます)
He has lived in Tokyo for ten years.
(彼は10年間ずっと東京に住んでいます)
My uncle has lived in Tokyo for ten years.
(私のおじは10年間ずっと東京に住んでいます)
・住んでいる場所を言い換える
I have lived in Sapporo for ten years.
(私は10年間ずっと札幌に住んでいます)
I have lived in China for ten years.
(私は10年間ずっと中国に住んでいます)
・期間を言い換える
I have lived in Tokyo for three years.
(私は3年間ずっと東京に住んでいます)
I have lived in Tokyo since 2000.
(私は2000年からずっと東京に住んでいます)
これらを組み合わせて、主語と住んでいる場所両方を言い換えるなどのこともできますよね?
そう考えると、たった1つの短文から無限ともいえるほどの文がいっぱいできてきます。
それぐらい練習していくと、もう当たり前にというぐらいに、その文法がしみついてくるはずです。
さらに気づきましたか?
今回の現在完了だったら、主語を言い換えると、場合によってはhaveをhasにしないといけませんよね?
言い換えるのは、単に単語を変えればすむというわけではありません。
きちんと正しい言い換えをすることで、初歩的なミスを防ぐ訓練をすることができるわけです。
これは参考書を読んでるだけでは決してできない練習だと思いますよ(^_^)