今日は英単語の覚え方について一つ「こんなのはどうですか?」ということについて書きたいと思います。
ただ、今回は自分の思い出話も交えてのお話しになる気がしますね。
このブログでちょこちょこ触れるのですが、自分は高校で英語を教えていたことがあります。
兵庫県内の公立高校で3年間英語を教えていました。
とっても楽しかった思い出です。
英語教師をしていたものですから、外国人の先生(ALTですね)とペアで授業をやることも多かったです。
やっぱり英語を勉強するには、ネイティブの先生の発音に勝るものはないですからね。
自分が教えていた当時は、オーラルコミュニケーションという、どちらかというとリスニングやスピーキングに重点を置いていた科目で、ALTの先生と授業をしていました。
そのオーラルコミュニケーションという授業でのこと。
単語を教える場面がありました。
ふつうの授業では、先生が単語を発音して、生徒がその発音を繰り返して、そして意味を確認して、という流れがふつうですね。
もちろんそのオーラルコミュニケーションでも「基本的には」そんな流れで教えていました。
ただ、自分が一緒に教えていた外国人の先生はそこに一工夫加えていました。
発音をしたあとに「動きを加える」ように言ったんですね。
たとえば、gargleは「うがいをする」という意味ですが、gargleと発音したあとに「ガラガラ」とうがいをする演技をするように言ったわけです。
ほかにもsneeze(「くしゃみをする」という単語)と発音したあとに「ハクション」と演技をさせたりとか。
自分やALTの先生はそんな演技を加えて単語を発音してました。
残念ながら、肝心の生徒のほうはというと、やっぱり恥ずかしさもあってか、発音はしたものの演技まではさほどしてませんでした^^;
(ただ、自分やALTの先生の演技を見て、少しおもしろがっていたようではありました)
でも、自分としてはけっこういい覚え方じゃないかな、って思っています。
このブログができたてのころに書きましたが、英単語はインプットが多ければ覚えやすくなるもの。
単に目で見て単語を覚えるだけじゃなく、口について発音すれば、目と口によるインプットで2つのインプットができます。
そこに体を動かすというのが加われば、さらにインプットが増えますよね?
オーバーなアクションをすれば、「感情」なんてのも入るでしょう。
感情は脳に直接訴えるようなものですから、記憶にもその分定着がしやすくなります。
「演技を入れる」ということはとても合理的な方法じゃないかなと思います。
ALTの先生がこういう効果をねらっていたのかどうかはわかりませんが、「ほぉ~」となんか勉強になったな、と思っていたことは今でもはっきり覚えてます。
動詞だと動作を伴いますから、動詞を勉強するときに使えそうですね。
いかがでしょう?