あけましておめでとうございます(^0^)
去年はこのブログを読んでくださり、ありがとうございます。
今年もみなさんにとって役に立つブログを提供させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしますm(_ _)m
さて、2016年一発目の記事は高校英語のサクッと演習です。
高校英語ともなれば、たかが形容詞とはいってもあなどれないものです。
文法の知識から考えて、どんな形容詞を入れたらいいかという問題があったりします。
たとえばこんな問題です。
チェック問題
次の文の( )に入れるのに適したものを選んでください。
1.She's very upset. We should leave her ( ).
ア alone イ lone ウ lonely エ only
2.He is the greatest ( ) expert on Japanese literature.
ア alive イ lived ウ to live エ living
解説・日本語訳
1.( )を含んだ文をよく見てみましょう。
この文ではWeがSでshould leaveがVであり、herがOですね。
そして、( )には形容詞が入るはずなので「~を」と訳すのは不可能なので、この部分がOになるはずがありません。
なので、その文はSVOCの文となるはずなので、( )の部分は補語ということになります。
このように、補語の役割をさせているのを叙述用法といいます。
そして、選択肢のなかで叙述用法で用いることができる形容詞はアのaloneだけなんです。
aloneは「ひとりだけで」という意味で、lonely(孤独な)と意味が似ていますが、lonelyは叙述用法として使うことができません。
つまり、何が孤独なのかを続けないと使えないというわけです。
ちなみに、onlyは「唯一の」という意味で、後ろに何が唯一なのかを続けないとダメですし、loneも「孤独の」ということで何が孤独なのかを続けないといけません。
lonelyと一緒だということですね。
問題文の日本語訳は
「彼女はとてもうろたえています。彼女をひとりだけにするべきです」
です。
ポイント
aloneは補語として使うことができる
lonelyは後ろに何が孤独なのかを続けないといけない
2.選択肢を見ていると、どうやら「生きている」という意味の単語が入るということがわかります。
そして、( )の直後にはexpert(専門家)という単語があります。
ということは、「生きている専門家」というふうに、後ろにある単語を修飾しているわけですね。
後ろに何が生きているのかが続いているわけです。
このように、後ろにある単語を修飾しているのを限定用法といいます。
aliveとlivingはどちらも「生きている」という意味ですが、限定用法で使える形容詞はlivingです。
aliveは叙述用法でしか使うことができません。
ちなみに、livedは「生きていた」という過去の意味になっちゃいますから適しません。
to liveという不定詞を使った形も、「~すること」「~するため」など不定詞の訳し方で訳しても文としての意味が通じません。
この2問が参考になるように、aで始まっている形容詞は叙述用法でしか使えないというのが多いです。
ほかにもasleep(眠っている)、awake(起きている)、alike(似ている)も叙述用法でしか使えませんが、試験問題でよくねらわれますよ。
問題文の日本語訳は
「彼は日本文学についての、偉大な生きている専門家です」
です。
ポイント
aliveは補語として使うことができる
(aで始まる形容詞は叙述用法でしか使えないのが多い)
livingは後ろに何が生きているのかを続けないといけない