☆Tanjerin's BAR☆ -81ページ目

Sandglass.~砂時計~


りぴですみかん



今日は、遠くにいる大好きな人を想うときの甘く切ないお話。

















・・・いつもそれは不意にやってくる。














「逢いたい」












この気持ちを抑えるために、頭を左右に振り払う。












でも、












「逢いたい」















胸が締め付けるこの想い。




体の中のピースがひとつぽっかりと空いているかのよう。




いつも「君」というピースを探してる。
















ふとした瞬間、「君」の顔がまぶたの裏側に映る。












いつもバカな話をしては、二人で笑っていたね。



仕事で遅くなって、待ち合わせに遅れたときは顔を赤くして怒ってたね。



照れながら、誕生日に用意してくれたプレゼントを笑顔で渡してくれたね。



別れのとき、手で涙を拭きながら見送ってくれたね。

















思い出すたびに涙とともに込み上げてくる、この想い。















「逢いたい」











何もしなくていい。


何も話さなくてもいい。


ただ、側に居てくれるだけで。













月日とともに人の気持ちは無情にも薄れていく。







まるで砂時計のように、少しずつ・・・ゆっくりと。










たとえ、それが手が届かない場所にあったとしても、




気持ちという砂がこぼれていかないように、




僕は、「君」の砂時計を止めにいくよ。














だから、















「逢いたい」





















砂時計とともに、またあの二人で笑っていた頃にまた戻ろう。





二人が始めて出会ったあのときのように。


$☆Tanjerin's  BAR☆









いつも願う。








砂時計が静かに止まっていないことを。










上着のポケットに手を入れながら、手を繋ぐのが好きな、りぴなのでしたみかん