Sandglass.~砂時計~
りぴです

今日は、遠くにいる大好きな人を想うときの甘く切ないお話。
・・・いつもそれは不意にやってくる。
「逢いたい」
この気持ちを抑えるために、頭を左右に振り払う。
でも、
「逢いたい」
胸が締め付けるこの想い。
体の中のピースがひとつぽっかりと空いているかのよう。
いつも「君」というピースを探してる。
ふとした瞬間、「君」の顔がまぶたの裏側に映る。
いつもバカな話をしては、二人で笑っていたね。
仕事で遅くなって、待ち合わせに遅れたときは顔を赤くして怒ってたね。
照れながら、誕生日に用意してくれたプレゼントを笑顔で渡してくれたね。
別れのとき、手で涙を拭きながら見送ってくれたね。
思い出すたびに涙とともに込み上げてくる、この想い。
「逢いたい」
何もしなくていい。
何も話さなくてもいい。
ただ、側に居てくれるだけで。
月日とともに人の気持ちは無情にも薄れていく。
まるで砂時計のように、少しずつ・・・ゆっくりと。
たとえ、それが手が届かない場所にあったとしても、
気持ちという砂がこぼれていかないように、
僕は、「君」の砂時計を止めにいくよ。
だから、
「逢いたい」
砂時計とともに、またあの二人で笑っていた頃にまた戻ろう。
二人が始めて出会ったあのときのように。

いつも願う。
砂時計が静かに止まっていないことを。
上着のポケットに手を入れながら、手を繋ぐのが好きな、りぴなのでした
