脊柱起立筋のストレッチはいかがだったでしょうか。
捻る方はそこまで難しくもなかったでしょう。
ただこれで伸びているのかどうかを知覚できるかは問題です。
もちろん分からなくても意味はあります。
とはいえ的確に認識できれば効果的に刺激を入れられることも事実
なのでしっかり意識を向けて行いたいところです。
背骨の横が痛くなることがあるならなおさらです。
とにかく姿勢全体に影響する部分なので重要度も一際でしょう。
その意味で優先的に取り扱いたい場所かもしれません。
いずれにせよ定期的にケアしておきたいものです。
さて今回はより細かく確認してみることにします。
前にも触れていますが脊柱起立筋は多くの筋肉から構成されます。
要するにそれらをひとまとめにして呼んでいるわけです。
この点が僧帽筋や広背筋と少し違うところです。
それらも部分を分けることができますが同じ筋肉です。
ちなみにここは3グループに分けられそれぞれが3種類の筋肉から
グループは以前も話題に出た腸肋筋と最長筋と棘(きょく)筋です
これらそれぞれが3つの筋肉のまとまりということです。
順番は外側から内側になります。
まずはその中で最も外側の腸肋筋からです。
腰腸肋筋と頸腸肋筋と胸腸肋筋からなります。
仙骨のあたりから肩甲骨の下くらいまでにあるイメージです。
今までの説明からすると想像以上に背骨から離れているかもしれま
雑にとらえるなら腰の真ん中あたりから肩甲骨の最下部をつないで
感覚的にこの方が知覚しやすい可能性はあります。
そして面白いことにここに意識が合うと背中の広がりを実感しやす
背骨以外の軸が感じられるのかもしれません。
注意したいことは長時間のドライブで負荷がかかる点です。
微妙に左右に振られるのを支えていると考えられます。
またどちらか一方のお尻のポケットにスマートフォンや財布を入れ
それが癖になっていると意外にこういった些細なことが不調の原因
ということで固くなっているのが常態化している人もいることでし
場所さえ分かれば比較的セルフマッサージをしやすいところでもあ
親指で押して筋肉を左右にコロコロ移動させる方法です。
案外これが呼吸にも関係したりします。
谷 孝祐
2021.6.27