紹介したがゆえの読書から | 3年前のしこうの楽しみ

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『新型コロナが本当にこわくなくなる本』を読みました。
井上正康さんと松田学さんの共著で方丈社から出版されたものです
注目度が高く発売日前重版とのことで少し手に入りにく印象でした
 

それに乗じたのかネット上では定価の6割増しくらいで売られていたでしょうか。
ただ書店ではそれなりに在庫もあったようです。
ともかく思ったよりは早く手に入りました。
 

今までもしかしたらこのブログで書名をあげることはなかったかもしれません。
勉強会以外で具体的に勧めるものもないことが一つの理由です。
読んだ内容に触れても本の名前は伏せることが通常だったと思います。
 

これは基本的に本は出会いであり個人的には拡散する志向があまりないためです。
多様な考えの源泉にもそれはなる目論見です。
とはいえ今回は必要性から合唱団の人に紹介したのでした。
 

そんなこともあって読破していないとというのもありました。
以前の発信内容からある程度は推測がついていたから勧めたわけです。
なので通常であれば流し読みだったことでしょう。
 

実際に自分にとってはイメージ通りでした。
しかしちゃんと読むとお勧めしたことの納得感が強まりました。
最低限知っておくべきことというのでしょうか。
 

時代が変わっていることを理解してここからの生き方を考えるベースになるわけです。
ここに書かれていることを分かった上で世間とどう付き合っていくかは新たな課題かもしれません。
すでに温室的な社会ではないわけです。
 

自分の頭で考えて道を定めていく必要があるわけです。
ある意味で既存のパラダイムから出ることになるのかもしれません
それはともかく自分にとってはもう少しデータが明示されていると有難かったです。
 

一方でそれをすることで難解さが出てしまうのかもしれません。
編集方針としては良い具合だったようにも思います。
でも分野横断的な話題なので思いの外ついていけない人も多い可能性を感じました。
 

それなりに前提を持ち合わせていないと納得感を得られにくいわけです。
その意味において一つのボーダーになるという発想も出てきました
つまりここに書かれていることを理解できる知識レベルになる意味があるということです。
 

いずれにせよ知識とそれをつなぎ合わせて俯瞰的に認識することは重要です。
そんなわけでタイトルに似つかわしくなく教科書的な性質もあったわけです。
まだの方はぜひ熟読いただければと思います。

谷 孝祐
2021.5.21