裏山感覚の北アルプスに | 3年前のしこうの楽しみ

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バックカントリースキーは脳裏に焼き付くのでしょうか。
どことなくそんな雰囲気です。
まだ3回なのにすでに随分と経験したような気分です。
 

これは今までに感じたことのない密度とも言えそうです。
そのくらいひきこまれる何かがあるのかもしれません。
とはいえこれは誰にでも言えることではないでしょう。
 

山に登ることや滑ることに不安があると受け取りにくいと想像します。
もちろん一定の体力やスキルも必要です。
加えて人里離れた雪の中に抵抗があればなおさらです。
 

個人的にはそれらの障壁が少ないからこそすぐに楽しめているとも考えまれます。
そうだとしたら幸いなことです。
振り返ってもやはりそこで見た一瞬の景色が潜在意識にインプットされている感覚です。
 

それは永遠に自分の中に刻まれたかのような体感です。
一般的には衝撃的なものなのかもしれません。
テンションが上がるとかそういうことはなくとも深く染み入る印象です。
 

でもそれが本来のこの星の輝きとも言えます。
大袈裟に言うなら前人未到の場所に足を置いている瞬間があってもおかしくありません。
自己責任はつきまといますがそのくらい自由なのです。
 

まさに一期一会です。
時空の一点にしか存在し得ないことを認識させられるようでもあります。
ちなみに個々の力量においてリスクマネジメントできる範囲が制約です。
 

面白いもので雪の上は環境保護に関係ないらしいです。
夏山のように登山道の外には出られないのとは大きく異なります。
当然ながら入山者も多くはありません。
 

だからこそありのままの自然と共鳴できるわけです。
しかしこれは体験しないとなかなか分からないものでしょう。
一昔前までは自分もわざわざ登って滑ることの意味が理解できませんでした。
 

滑ることに主眼を置くとやはりゲレンデが優れています。
この価値観に変化はありません。
その意味において全く別のアクティビティです。
 

こうしてやっとバックカントリーへの扉が完全に開かれたのかもしれません。
少なくとも山に対する視野が大きく変わった感じがします。
結果的にこれは自己認識にも影響することでしょう。
 

どれだけの内面的変化になっているのか意識していくことにします

谷 孝祐
2021.3.19