体の調整を受けました。
昨年から概ね月に1度のペースです。
以前にも触れている理学療法士の人のものです。
面白いもので毎月のように課題が出てきます。
これも意識を向けているからこそでしょう。
その中でも今月は象徴的でした。
ちなみに先月で一段絡というイメージでした。
右脚の片足立ちの時に軸がブレるのを改善してもらったのでした。
実際にこれでスキーの滑りも少し変わりました。
厳密な意味での左右均等なターンに近づいたわけです。
そんなわけでしばらくは単にメンテナンス程度の気分でいました。
でも数日前から課題が意識化されました。
ただ元から自覚はあったけれど改善困難と解釈していたアンバラン
やはりホルンをやっていた歪みと推測されます。
腸骨の位置が少しおかしかったのです。
つまり骨盤のセンターが合っていなかったイメージです。
無意識的にどこかで諦めていたのかもしれません。
だから直視していなかったとも言えます。
ともかくここを問題としたのは初めてでした。
しかしタイミングだったのでしょうか。
長年の蓄積はいとも簡単に修正されてしまいました。
どことなく違和感がありつつもしっかりハマった印象です。
骨盤に肋骨と鎖骨がしっかり乗っかっている実感が持てたのです。
結果的に肩甲骨への知覚力も高まりました。
要は体幹がしっかりしたわけです。
胸郭に入る呼吸量も自然に増えた感覚です。
腹式から胸式への呼吸のつながりもスムーズになりました。
おそらく発声にも影響すると推測します。
でもこれは肉体改造に近いインパクトだったのかもしれません。
身体記憶と違った状態にどこか居心地の悪さがあるような雰囲気は
それがささやかながら過去に戻る力をかける体感もあります。
そうならないために意識しているからか少し緊張状態なのかもしれ
いつになく疲れるのです。
新たな正しいバランスに慣れないことが大きいのでしょう。
このせめぎ合いに負けないようにしていくことにします。
ふと物質的身体も新たなフェーズに入ったと感じたのでした。
谷 孝祐
2021.3.20