自己信頼の不足からくる完璧主義 | 3年前のしこうの楽しみ

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本来はうまくいかないことの方が通常であることへの認識からの展開です。
思い通りにいかないという方が正確かもしれません。
もしくは理想通りには進まないというところでしょうか。
 

もちろん絶対にそうということでもありません。
しかし計算通りにいかないことが多いことも事実です。
それなのになぜ認識が改まらなかったのでしょうか。
 

思考レベルでは受け入れていたのにズレたままでいたのはなぜでしょうか。
事実を認めつつも感覚的には拒否していたようなものです。
ということでその原因に意識を向けてみました。
 

するとすぐに明らかになったことがありました。
スムーズであることに価値を見出していたのです。
当たり前といえばそうかもしれません。
 

きっと多くの人が同様なのでしょう。
そこで肯定感が得られるようです。
これは自己有用感とも言えます。
 

要するに存在価値の証明が付随してくるわけです。
ただここが明らかになると不思議な気分になりました。
自分にとってそれは重要なものに思えません。
 

本心では思った通りいくかどうかにそれを重ね合わせているわけでもないようです。
正直なところどちらでも良い感覚です。
ということでこちらの方がさらに不一致である気がしてきました。
 

重視していないのに求めていたわけです。
同時にこれが過去の遺物のようなものであることが自覚できました
確かに昔はその立ち位置だったかもしれません。
 

うまく事が運ぶように努力したものです。
でも自己肯定を進めてきたプロセスの中でいつの間にかバランスが変わっていたのでしょう。
だから抜け殻のようにこれが残っていたのだと推測します。
 

集合無意識的な同調がそこに重なってきて維持されていた気がします。
こうやって状況の整理が進むとその影響も外れていったのかもしれません。
どことなく体感が変わったのでした。
 

そしてそもそも理想通りいかせようとする事自体がうまくいかない前提の上にあることに気づきました。
うまくいくことが当たり前になっていたらそこにわざわざ力をかけないわけです。
そんなわけで自己信頼の不足を自覚したのでした。
 

自分に対してより緻密な承認を目指すことにします。

谷 孝祐
2020.10.15