鳩尾への知覚はいかがだったでしょうか。
意外に押したことがなかった人もいたことでしょう。
そのため居心地の悪さを感じたかもしれません。
もしくは痛みがあったかもしれません。
場合によっては咳き込むようなこともあったのではないかと想像し
触ることに慣れていなければそういうこともあるものです。
ここは心理的にエゴと関係しやすい部分です。
だから反応が出やすいエリアだとも推測されます。
加えて固まりやすさもあるかもしれません。
指はある程度入ったでしょうか。
弾力はあったでしょうか。
もしそうでないのであれば適宜マッサージしたいものです。
また後ろに反る動きでここを認識しながら伸ばしたいものです。
身体レベルから過剰な防衛反応にも働きけられるポイントでもあり
長期的視野で心身両面から働きかけたいものです。
さて次は肋骨の下側のラインを意識しましょう。
いつもながらそこを押してみます。
基本的には人差し指から小指がやりやすいと思われます。
体の中央部から側面に向かっていきます。
ただそれにこだわる必要はありません。
どこであれ肋骨の一番下の骨の内臓側に指を入れるように押してみ
もちろん健全な柔軟性があれば少しは骨の裏側に指が届くことでし
しかし無理は禁物です。
この部分が固まっている人も多いものです。
限度を超えた負荷を与えても良いことはありません。
反作用で余計に固くなることも想定されます。
そんなわけで可能な範囲で刺激していきましょう。
人によってはさする程度でも構いません。
現状よりも少しでも良い状態にしていければ進歩なわけです。
とはいえここは鳩尾以上に柔らかくしたいものです。
それは腹式呼吸や深い呼吸に直接的に影響を与えます。
つまり固まっていればそれだけ緊張状態になりやすくリラックスし
もちろん姿勢にも関係します。
ということで気になる人は一定期間は意識的にマッサージしたいも
谷 孝祐
2020.2.2