今年はゴールデンウィークの終盤から山籠りの予定があります。
名目は縦走登山ですが実質的には修行のようになるのかもしれません。
実際はそもそも覚醒を目的とした山行なので両者の間に位置付けられる気はします。
とはいえ今までと様相が異なることは確かです。
修験道のメインとなるようなエリアです。
神社に参籠させてもらう日もあるため日が近くなるにつれて居住まいを正して臨む心持ちになってきました。
これもこの地の影響でしょうか。
いわゆる聖地に部外者が足を踏み入れるようなものです。
その文化に対する畏敬の念もあります。
なので失礼のないようにという想いにもなります。
そこで特に気になっていたのが服装でした。
一般登山客のようでは格好がつかないだろうということです。
ただいくら調べても本格的なスタイルか単なる登山のいずれかしか情報が出てきません。
自分が思っている以上にこれらは切り離された世界なのでしょう。
そんな中で修験道用品の専門店を見つけました。
こういう分野にしては親切なホームページでよくある質問も載っていました。
その様子から門外漢でも受け入れてもらえそうだと判断しました。
それでも気楽に電話する気にはなれません。
落ち着いて話す時間がなかなか取れずにおそらく2週間くらい経ってしまいました。
ここ最近になってやっとこの準備に向き合える余裕が出てきて連絡してみました。
すると丁寧に対応してくれてどうするのが妥当なのか見極めることができました。
必要な道具も在庫さえあればすぐに送ってくれるとのことでした。
当然ながら簡単に手に入れられないものもありますが通常の通販とあまり変わらない印象でした。
閉ざされたイメージのある世界でしたが随分と門戸を開いてきているのだと感じました。
その歴史から本来はオープンな世界だったのかもしれません。
この分野の本を読むと神仏習合の時代には山伏の存在は身近だったようにも感じられます。
ひとまずサイズの問題もあるので合いそうな大きさを試験的に購入しました。
こうなると実感も強まるものです。
勢いでというのか持っていく食事も調べました。
今回は8食は準備しなければなりません。
まともに持って行ったら相当な重さになります。
歩くスピードに影響を与えて予定通りに進めなくなることが想定されます。
ということで軽くて無添加のものを探しました。
すると完璧とは言えないものの案外あるものです。
随分と世の中も変わってきたものだと実感させられたのでした。
ちなみに5/5~9がその日程になります。
この間は連絡が取れなくなるのでご了承ください。
単に登山というだけでもこの日数と距離は未体験ゾーンへの突入を意味しますが着実に歩んでいきたいものです。
谷 孝祐
2018.4.25 10:00