数日前に沖縄で過ごしていて思い出したことがありました。
振り返ればここ数年は訪れる機会が増えたものです。
年に何回かというよりは多いのかもしれません。
ちなみに日帰りしたこともありました。
そのためいつしか慣れた場所になってきている気がします。
少なくとも心理的距離は遠いものではなくなりました。
こういった状況に意識がいったところからでしょう。
そういえば沖縄はあまり好きではなかったということが意識化されました。
もちろん記憶レベルでは分かっていたことです。
ただその実感が持てたようでした。
それは高校の修学旅行で初めて訪れた時の印象です。
とにかくその湿気の多さにやられてしまいました。
空気感も受け入れ難い印象でした。
平和学習中心だったことも影響していたのでしょう。
季節柄か天気もどんよりとして戦時を投影するように見えていたのかもしれません。
そんな第一印象だったわけです。
体が慣れただけでなく実際に気候も変わってきたのでしょうか。
昔より随分と過ごしやすい気はします。
そしてオープンになっている印象があります。
外国人観光客が増えているからでしょう。
旅のスタイルもバリエーションが出てきました。
またこれには移住者の貢献があるのかもしれません。
随分と魅かれるお店も増えたものです。
この土地の良さをうまく切り取って伝えてくれているかのようです。
そこに元からいる人も触発されている要素はありそうです。
この数年でホテルも増えその相場も上がってきました。
まさに活性化してきている雰囲気です。
このように最初の体験とは環境がかなり変わってきているわけです。
それにやっと自分の感覚がついてきたのかもしれません。
特に何をしたということもありませんが今回の滞在でやっと第一印象が拭えたようです。
ここから最初の体験で感じたことの影響度に意識が向きました。
これは想像以上に大きいのかもしれません。
同時にこのプロセスに何か意味があるのかもとも感じます。
ここからどうなるのかは分かりませんがこの地との関わりを素直に受け取っていくことにします。
ひとまずフラットに感覚レベルでもとらえられるようになって良かったと思います。
谷 孝祐
2018.4.17 7:44