つい先日のことです。
ふと足元を見て気づいたことがありました。
靴下が反対だったのです。
もちろん裏表ではありません。
左右が逆だったのです。
その瞬間はアレっという発見でした。
そもそも自分が持っている靴下に左右があると思っていなかったのです。
さりげなくマークがついていますがそれが目印になっているとは考えもしませんでした。
要するに片足づつ両側に合計4箇所付いていると勝手に思っていたわけです。
それが実際は片側だけだったわけでした。
とはいえ形が違うということもないでしょう。
履き心地に全く問題はありません。
そもそも月に片手で数えられる範囲内でしか使わないので目もいかなかったのでしょう。
少し恥ずかしい気分もありつつ誰にも気づかれないことは明らかでした。
そのくらい目立たないロゴなのです。
とはいえこれは面白いことだと思いました。
いつできたか分からない固定観念の影響があったということです。
そんなわけでそのルーツに意識が向いたのでした。
そもそも個人的に靴下は重要度の高くないものです。
あまりこだわりもありません。
それは子どもの頃からのことです。
ということで昔は買い与えられたものを使っていたのでした。
きっとそこまで高価なものでもないでしょう。
何色かあるのせよ無地のものしかなかった気がします。
自主的に買うようになったのもこの10年くらいのことかもしれません。
それも単に洋服に付随するものとしてのことです。
あまり考えずに無地に近いものを選んでいました。
慣れ親しんでいるからか本当に好みなのかは分かりません。
少なくとも他の選択肢はあげないままでした。
このことから自分にとっては随分と枠のあるエリアだったと気づかされました。
ここまで主体性の低い領域も珍しいものです。
そもそも使わないのがベストなので仕方ないのかもしれません。
ただそういった部分も意識していく必要は感じます。
完璧な自立に向けた重箱の隅をつつくような課題なのかもしれません。
裸足を超える靴下の出現に心を開いておくことにします。
呼び水的にちょっと奇抜なものでもチャレンジしてみようかと思います。
谷 孝祐
2018.4.5 10:28