久々にお金にまつわる本を読みました。
新聞の宣伝を見ての購入でした。
一年に何度かそういうこともあるものです。
興味をもった理由は教育にまつわるものだったからです。
今まで見たことがなかったからとも言えるでしょう。
子どもにどの時期に何を教えるかというテーマでした。
我が子に関わる指針になればという気持ちもあったのかもしれません。
加えてそこに売れていそうなものをマークしておこうという心理が働いていたのでしょう。
とにかく届いてから読み始めたのでした。
ただこのパターンの購買で成功するのは低いものです。
大概は期待はずれかもしれません。
コンセプトの秀逸さと内容は別物です。
ということで個人的には残念な印象でした。
当たり前のことしか書いていない雰囲気です。
要するに新たな発見がなかったということです。
とはいえ当然のことを確認することにも意味はあるでしょう。
そんなわけで最後まで読みきりました。
その中で感じたことは基本を理解できていない人が一定数いるのだろうということでした。
だからこそ売れているわけです。
また登場する事例からそれがどの程度かが感じ取れました。
とにかく短期的視野しかないのがその原因のようでした。
これは信じられないレベルでした。
結局のところ向き合えていないというところでしょうか。
ただ問題はそれ以上に深いのかもしれません。
お金という概念をキャッチできていないからこそ願わないことが起きるようにも見えました。
日常の中で活用しているのにも関わらずそれが実感にないのです。
だから扱えないわけでしょう。
関わりたくないから見ないようにするのではありません。
分からないことが分からないまま付き合っている様子です。
ここから人類は未だにお金を扱えるほどには進化していないとも考えられるかもしれません。
この視点は大袈裟とも言えますがだからこそ格差ができるとも考えられます。
それが争いやコントロールの元にもなりそうです。
ひとまず自分の子どもにはこの概念をとらえられるようにちゃんと伝えることが重要だと感じました。
同時にこの状況を改善していく方策が必要なのかもしれないと思いました。
谷 孝祐
2018.3.27 20:02