先週末のことです。
ご存知の方も多いかと思いますが合唱の練習がありました。
小ホールで本番を見据えた形です。
そんなこともあり公開で行いました。
一応誰でも見学できるスタイルです。
ということでホールの案内にも載りました。
こうなると予想外のことも起こるものです。
準備が始まると全く知らない人が席に座ったのでした。
何か期待があったのでしょうか。
確かにエジプトに行く合唱団という物珍しさはあるでしょう。
とにかく他の公演のチラシを見ながら開始を待っているようでした。
そんなこともありひとまず入退場を確認して本番形式で通しました。
実際にはこれがウォームアップになった雰囲気でした。
どうであれこれでそのお客さんは帰っていきました。
情報を出しておけばこんなこともあるのだと面白く感じました。
もしかしたら何かのメッセージ性があるのかもしれません。
ひとまず新奇なこととして受け止めておくことにしました。
そこから本格的な練習がスタートしました。
いよいよ佳境でもあります。
少し要求レベルを上げた指摘もありました。
音楽作りに足を踏み入れたイメージです。
この集団では初めてのことでした。
そのあたりだったでしょうか。
気づくともう1人想定外の人がやってきていました。
客席最後方中央によく知った顔が座っているのです。
自分の結婚式で乾杯の挨拶をお願いした方です。
そしてプロの音楽家です。
何を思って来てくれたのでしょうか。
どうであれ有難いことではありました。
ちゃんとしたフィードバックが客席からもらえるのは助かります。
当然ながら指揮台の上と聴こえ方は異なります。
なのでそれがあることで練習効率が上がるわけです。
そのおかげもあっていくつか重要なポイントも見つかりました。
加えて残りの期間の課題も明確になりました。
ちなみに終了後感想を尋ねるとなかなか面白かったとのことです。
ここまで素直に指導内容を受け取れる集団は見たことがないというお褒めの言葉もいただきました。
確かにそれは自分も感じていましたが本当にそうなのだと理解できました。
やはり自己成長を指向する人の集まりは通常とは異なる良さがあるものだと実感したのでした。
長期的に経験を積んだらかなりのレベルまで行けるのかもしれないと思ったのでした。
谷 孝祐
2018.2.22 10:57