感覚が繊細になってきた結果でしょうか。
そのように感じる出来事がありました。
何気ない日常での発想の変化です。
それはとあるお店でのことでした。
ペットボトルのお水を買おうと立ち寄ったのです。
個人的にはそれなりに頻度の高い行動です。
ちなみにこの時はそれなりに通い慣れた場所でした。
普段であればそんなに立ち止まることもありません。
しかし棚の前でどれにするか悩んでしまいました。
そこにはそれなりの種類のお水が置いてあります。
とはいえ特段ラインナップが変わったわけでもありません。
この瞬間にあることに気づきました。
これまでは一番お気に入りか安いかという選択だったのです。
それ以外は目に入っていないのも同然でした。
もちろん視覚的にはキャッチしているものの選択肢には上がっていませんでした。
ということで実質的には2択だったわけです。
美味しいものを飲みたければお気に入りのもので何でもよければ安いものという具合です。
あえていうなら真新しいものがあればそれを試そうかというくらいです。
といってもそれも興味があればというくらいで必ずということもありません。
結果的に随分固定化されていたものだと自覚させられました。
そんなわけで気をあらためて選ぶことにしました。
当然ながらそのためには軸が必要です。
以前は経験上の好みか値段かだったわけです。
なのでひとまず新たな指針を意識してみました。
すると今一番飲みたいという視点が出てきました。
思えば至極当たり前のことです。
ただそうなると決めるのは容易ではありません。
より自分の感覚をキャッチしないといけないわけです。
結局のところお気に入りのものと安価だけど一番ではないものになりました。
もともと数本買おうと思っていましたがこの組み合わせというのは初めてでした。
バランスがあるのでしょう。
飲み合わせでしょうか。
加えてもう1本そのお店にはないものが欲しくなりました。
近くのコンビニに売っているのでそれも買いに行きました。
といっても動線上ではありません。
水のためだけにここまでの行動も初めてでした。
よりその時の状態に合ったものが知覚できるようになったのかもしれません。
もちろんというのか飲んだ時の満足感はそれまでよりもあったのでした。
丁寧に選択するという基本を徹底していこうと思ったのでした。
谷 孝祐
2018.1.25 15:48