タイミングとは面白いものです。
いうならば偶然の妙というところでしょうか。
そのように思うことがありました。
取り立てるほどのことでもないのかもしれません。
ただこんなことも珍しいものです。
それは今週初めの関東での雪にまつわることです。
まるでそれを避けるかのようにちょうど関西に行くことになっていました。
こうなると少し交通機関の心配があります。
航空会社からの案内では帰りがリスクがあるとのことでした。
ということで2時間あとの安全圏に振り替えてもらいました。
これもたまたま1席だけ空いていました。
月曜日に家を出る時にすでに雪は降り始めていました。
しかし車で空港に着くとそこはまだ雨でした。
そんなわけで騒がれているほどではないのかとも感じました。
お昼ちょうどくらいの時間はどの目的地へもほぼ問題なく運行されていました。
もちろん景色はいつもとさほど変わりません。
雪の混乱を感じさせる雰囲気もありませんでした。
そして翌日のお昼過ぎのことです。
出発が予定より30分ほど遅れたものの難なく東京に向かいました。
異様に風が強いのか離陸後しばらくは何かするのをやめるほど揺れました。
ただ伊豆から湘南や南房総まで白くなっている上空からの風景は印象的でした。
よく考えれば初めて見たのかもしれません。
何とも言えない美しさすら感じたのでした。
同時に一夜で様変わりした様相が目に焼き付けやれたのかもしれません。
加えて海の色や波の立ち方も異様です。
いつも通りのはずが違う場所にすら見えてしまうかのようでした。
なので突然大きく変わることもあるものだと感じたのでした。
到着してすぐに車で首都高に乗ると異常なまでにスッキリしています。
車も少なくいつになく快適でした。
夜中でもこれはないかもしれないという空き具合です。
それもそのはずで通行止めだらけでした。
幸い自分の使うルートは早くに除雪されたようでラッキーだったわけです。
それでもレインボーブリッジではまだ1車線は作業をしていました。
こんな光景もなかなか巡り合わないものです。
思わず写真を撮ってしまいました。
それにしても暖かさと雪景色のギャップもありました。
そんなこともあってかどこか大きな変化の始まりを伝えている事象のようにも感じたのでした。
都会に降る大雪は雨以上にクリアリングになる気もしました。
大多数の人の心を同時に非日常に連れて行く作用なのでしょうか。
谷 孝祐
2018.1.22 12:45