初めての経験は早いほど馴染むのでしょうか。
我が子にとって初の国際線搭乗でそんなことを感じました。
飛行機に乗るのですら2度目です。
しかも初回はまだ生まれて半年にもならないくらいだった気がします。
なのでもちろん親に抱かれての空の旅でした。
ということで本人にとって記憶にあるかどうかすら定かではありません。
ちなみにその時は少し大変でした。
最初はご機嫌だったもののドリンクが配られたところで一変しました。
自分の分がなかったのが不服だった様子でした。
そこから落ち着かず着陸直前になって寝るという状況でした。
そんなこともあったので今回も懸念はありました。
もちろん普通に考えても機内で長時間耐えられるかという心配もあります。
一方で今回は1人前扱いです。
座席もあれば食事もでました。
だからでしょうか。
思った以上にご機嫌で過ごしていました。
まさに一丁前という表現がぴったりな雰囲気です。
機内エンターテインメントのキッズプログラムを楽しんでいました。
さすがに2時間ほどすると飽きてきたのか抱っこを求めてきました。
それでも少し付き合ってあげると自分の席に戻っていきました。
ナイトフライトだったのでそこからは眠りに入りました。
結局のところ着陸直前に起こすまでそのままでした。
過ごし方の様子からまるで乗り慣れているかのようですらありました。
親に手間取らせることもありませんでした。
あえて言うなら声が大きいことでしょうか。
周りが寝ているのにそれに合わせた話し方ができないのです。
とはいえそこまで求めるのも難しいことかもしれません。
ひとまず十分な合格点であったことは確かだと思います。
この様子からふと気づいたことがありました。
幼児期はどのような場所であれ世界が広がっていくのには変わりないでしょう。
その先が近所の買い物だろうと長距離フライトだろうと基本的に同じようなものなのかもしれません。
バーストラウマやインナーチャイルドが多ければそうもいかないのかもしれませんが心理的に外部探索に興味が出てきている時期であればこの視点は意味のあるもののように考えられます。
だから順応が早かったのではないかと推測します。
もしそうであるなら様々な体験を共有していくことは意義あることでしょう。
ちょっとその方向で意識して関わっていこうと思います。
谷 孝祐
2017.11.22 19:57