合唱で実感した本来の吸収力 | 3年前のしこうの楽しみ

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10日くらい前のことです。
カイロでの本番に向けての合唱練習がありました。
全7回のうちの3回目でした。

下準備と力量を推し量る2回を終えていよいよ本格始動というところでした。
純然たるアマチュア集団なのでどのくらいいけそうか見極めが肝心だったのです。
ほんの数名の経験者以外は学校でとりあえずやったことがあるくらいなわけです。

なので到達目標の設定誤りは致命傷にもなりかねません。
高望みしてしまうと部分にとらわれやすくなるものです。
それは未完成のままに終わる方向になりやすいでしょう。

一方で余裕があるのも問題です。
初舞台の人が多いためそれはあり得ないことです。
これは何か見ないことにしてしまっている可能性が高いわけです。

そんなわけで現状把握を通常よりも大切にしたのでした。
そしてここまででは思っていたよりうまくまとまりそうだという印象でした。
そうして迎えたこの日の目標はひとまず形にするところでした。

とりあえず決められた曲が雰囲気だけでも通せればというところでした。
しかし2時間だけしかなくタイトであることが予想されました。
ということで効率よく進める必要がありました。

ただそこまで気負うこともありませんでした。
割とそれなりに自主練してきてくれた人が多かったのでしょう。
ちょっとの練習でコツを掴んでいく雰囲気でした。

その様子は正直なところ意外でした。
大人では考えられない吸収力に思えたのです。
先入観や各人の音楽観があまりないのも手伝ったのかもしれません。

まるで子どものように素直に受け取っていっているようでした。
囚われが少ないとここまでスムーズなのかと驚くほどです。
なので最終的には予定以上に形になりました。

結果的に良い意味で次回の練習内容の変更を考える必要が出てきました。
少し上方修正できそうだということです。
ちょっとなら音合わせや響きの強化などという本格的な練習に踏み込めそうです。

要するに理想に向けて一歩踏み出せそうだということです。
こうなるとより充実感も出てくるでしょう。
ひとまず4ヶ月後にどうなっているかが楽しみです。

奇跡のような共鳴する演奏が生まれるよう尽力しようと思います。
それにしてもインナーチャイルドなどの改善が大きな違いを生み出すことを実感したのでした。

谷 孝祐
2017.11.21 16:52