いよいよこの連載も本題というところでしょうか。
多少の紆余曲折を経て健康の基礎から積み上げていくベクトルになりました。
それにあたるものが食事と運動に加えて仕事と睡眠であると定義しました。
その中でもまずは睡眠から触れていきたいと思います。
特に深い意味はありません。
単純にこの4項目の中で一番取り扱いやすいだけです。
つまり比べると改善を目論みやすいのではないかと考えられます。
シンプルであり意識しやすい気がするわけです。
自己評価や判断が実態と乖離しにくいという性質もありそうです。
もちろん他の要素と絡んでいる部分があってうまくいかないこともあるでしょう。
そうだとしても対象となる範疇が狭くまだ向き合いやすいと想像します。
そんなわけで生活改善の入り口とも言えるのかもしれません。
ということで理想の睡眠をイメージしてみましょう。
ぐっすり眠れるということでしょうか。
寝起きがスッキリしているというところでしょうか。
問題がある人からすればそれがなくなった状態でしょう。
単純に長く眠れれば良いという観点もあるかもしれません。
早寝早起きという価値観もあるでしょう。
一方で短時間で効率よく済ませたい人もいそうです。
忙しければそう思うのも無理ないかもしれません。
寝る時間が短縮できればどれだけ余裕があるかと考える可能性もあります。
もしくはそもそも仕事に追われて短くなっているけれど不足気味ということもありそうです。
このように意識を向けてみると様々な視点がありそうです。
ただその中でも確実なことがあります。
ほぼ全ての人にとって睡眠は欠かせないものであることです。
実際に1日の4分の1から3分の1くらいはそうして過ごしていることでしょう。
どんなに少なくとも8分の1でしょうか。
いずれにせよそれなりのウェイトを占めているわけです。
なのでその質が日々の生活の質を表している部分であることは確かでしょう。
とはいえこのことを真剣に向き合ったことのある人は案外少ないのかもしれません。
自分にとっての適切な睡眠を探求したことがある人はそこまで多くなさそうです。
何が良いのか答えを外に求めても内面から掘り起こすことは稀でしょう。
しかしこれは重要なことかもしれません。
適度さはケースバイケースであり個人差があるわけです。
当然ながら疲労度や年齢とともに変わってくることでしょう。
そのように考えると定期的に見直したいものだと感じます。
谷 孝祐
2017.11.19 18:11